12月9日(土) 摂南大学 vs 龍谷大学


入場者数:2035人 天候:晴れ/無風
レフリー:椿原 歩(関西協会
アシスタントレフリー:米倉 陽平(関西協会) / 松永 達也(関西協会) / 松岡 実(関西協会)
摂南大学
(A7位)
龍谷大学
(B2位)
69 FULL TIME 12
45 前半 0
24 後半 12
詳細(PDF)

メンバー表(48時間前)

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摂南大学
監督瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR今田 伸太4176101真住中→大阪桐蔭
2HO大西 翔4173105寝屋川第三中→大産大附属
3PR原渕 修人4177108原山台中→摂津
LO森山 迅都4182103藤森中→京都工学院
5LOヴェティ・トゥポウ4189114Nausori District School→レリアン・メモリアル
6FL大島 優輝118484鯰江中→大産大附属
7FL河野 秀太郎318092吹田RS→報徳学園
8NO.8ヴィリアミ・サポイ318298Mount Roskill Districts Rugby Club→開志国際
9SH三田村 裕城417177蹉跎中→石見智翠館
10SO川上 凌空117578長吉西中→京都成章
11WTBマイケルズ・カストン216674アウテニクワスクール
12CTB嶋本 大賀317583茨田中→大産大附属
13CTB宮崎 雄輔417078伊丹RS→報徳学園
14WTB木田 匡哉317578枚方第三中→常翔啓光学園
15FB前薗 斗真417286東住吉中→東海大大阪仰星
16Re.中村 太遥316993光明中→創志学園
17Re.栗原 将之2171115西宮ジュニアラグビークラブ→報徳学園
18Re.松田 宗也2179104石切中→仙台育英
19Re.田中 翔馬318092南部中→徳島城南
20Re.三羽 了117086伊丹RS→報徳学園
21Re.村上 剛琉216474蹉跎中→京都成章
22Re.大津 直人316576常翔啓光学園中→常翔啓光学園
23Re.小畑 美嵐318086摂津第四中→淀川工科
龍谷大学
総監督藤谷 徹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR津田 凌汰416588蹉陀中→関大北陽
2HO山本 琉聖116890蹉陀中→東海大大阪仰星
3PR大城 雄大4173100菫中→常翔学園
4LO佐治 太伊志318592報徳学園
LO小林 憲伸417898西陵中→京都成章
6FL岩下 大輝117997音羽中→京都工学院
7FL由井 諒太郎418091中宮中→摂津
8NO.8平野 巧2180106交野第三中→大阪桐蔭
9SH佐賀 誠人216668中宮中→京都成章
10SO志自岐 彩人316167つくしヤングラガーズ→東福岡
11WTB岸田 光太郎417576西宮甲東ジュニアRC→報徳学園
12CTB山添 将輝417484尼崎RS→大阪桐蔭
13CTB三宅 颯馬417983瀬田北中→光泉
14WTB中畑 愛輝418282柴島中→大産大附属
15FB渋谷 勇太118077生駒少年RS→大阪桐蔭
16Re.横山 誇央1181116三田RS→大阪桐蔭
17Re.稲田 竜一317098英田中→大阪桐蔭
18Re.伏井 大志郎1175101天理中→天理
19Re.政田 大輝417898若江中→日新
20Re.吉田 真之助217877中宮中→常翔学園
21Re.亀井 郁弥316370伊丹RS→常翔学園
22Re.森 勇輝117677菫中→常翔学園
23Re.藤野 壮太郎418084相生中→上宮

マッチレポート

Aリーグ最終節で関西大学と引き分けて1ポイントの差で入替戦に回った摂南大学は、その悔しさを今日の勝利で何としても晴らしたい。また、長年チャレンジし続けてAリーグの壁に阻まれてきた龍谷大は、今年こそはAリーグに復帰したい。お互いに強い思いのこもった一戦である。

開始3分、摂南大学がゴール前ラックから5番ヴェティ・トゥポウが左中間にトライ、10番川上凌空のゴールも決まり7点先取。

14分にはゴール前スクラムを起点にラックを形成し左へ展開し、8番ヴィリアミ・サポイがトライ、14-0とする。

20分にもゴール前スクラムから左へ展開し、9番三田村裕城がトライし、10番川上がゴールを決めて21-0、26分にも9番三田村が連続トライをあげ26-0と突き放す。

30分に自陣で龍谷大の形成したラックをめくりターンオーバーしたボールを右へ展開し、最後は2番大西翔が押さえて31-0。

その後も38分に13番宮崎雄輔、40分には10番川上がトライを決め、一方的な摂南大学のペースで45-0と前半を終える。

後半早々の2分に攻撃のテンポが上がった龍谷大がゴール前ラインアウトから1番津田凌汰が抜け出して8番平野巧に渡り左隅にトライ。

21番亀井郁弥がゴールを決めて45-7と反撃ののろしを上げるが、14分に摂南大の9番三田村のトライで再び突き放される。摂南大は21分に23番小畑美嵐、29分に12番嶋本大賀がトライを重ねて62-7と差を広げる。

龍谷大が34分にゴール前ラックから右へ展開し、23番藤野壮太郎が右隅にトライし一矢報いるが、41分に摂南大22番大津直人のトライで龍谷大を突き放した。

摂南大は負ければ降格というプレッシャー下でもフィジカルで圧倒し、相手陣に入って落ち着いて確実に得点していき終始ゲームを支配した。

一方の龍谷大は前半はフィジカルで圧倒されて大差をつけられたが、後半はそれに対応し、攻撃のテンポを上げて2トライを奪うなどゲームの中での進歩が見られ、今後の伸びしろが期待できるゲーム内容だった。

会見レポート

龍谷大学
藤谷徹 総監督

前半の40分の中で、自分たちのやろうとしたアタック、デフェンスに少しずつほころびが出て、結果的に40分間は摂南大学のペースで進んで点差が開きました。後半に何とか立て直そうと選手たちは頑張ってくれましたが、摂南大学のフィジカルの強さを見せつけられ力の差を感じました。しかし、選手は本当に力いっぱい頑張ってくれました。

小林 憲伸キャプテン
摂南大学さんのフィジカルの強さを80分間受け続ける形になって、デフェンスでもブレイクダウンでもプレッシャーをかけ続けられアタックで自分たちのペースをつかむことができませんでした。それが敗因だと思います。

Q.フィジカル面以外にAリーグの差はどんなところに感じるか?
小林キャプテン

メンタル面に大きな差があると思います。フィジカル面に加えて一つのプレーに対して全力でやっているなと感じました。春にAリーグのチームと対戦して少しずつ近づいているなという感触は持っていますが、そこから先に進めないのが龍谷大学が持っている課題で、来年はそこを解消してくれたらと思っています。

Q.来年のチームに望むものは?
小林キャプテン

メンタルの部分に加えて、一つのBセットプレーからアンストラクチャーのプレーなど、すべてにおいて泥臭くプレーすることが各上のチームと対戦するときには必要なので、そういう基礎の部分を磨いていってほしいと思います。

Q.Bリーグを勝ち抜いて上へ行くためには何が必要か?
藤谷総監督

近年は入部してくれる選手のレベルが非常に上がってきています。全国大会へ出た選手もたくさんいます。そこで入部してくれた後でどれだけ真摯に向き合い、レベルの高い練習に取り組むか、今年も小林キャプテンを中心に頑張ってくれましたが、やはりまだ上があったということです。選手の伸びしろを信じて日ごろの練習のレベルを上げるしかないと思っています。

Bリーグのレベルを上げることもそうですが、春のトーナメントを戦って力が付いてきたと思います。1シーズン戦ってチームは熟成されてきます。AリーグでもまれたチームとB戦ってきたチームの試合の感覚の差は大きく、それを凌駕した力を付けなければならないと改めて感じました。


摂南大学
瀬川智広 監督

シーズン最後の試合で学生たちは1年間本当によく頑張ってくれました。今日もひたむきにプレーしてくれました。目標としていた大学選手権に行くことができなくて、課題としてはいろいろありますが、Aリーグに残ってその課題を克服して、来年こそは大学選手権へ行きたいと思います。また、隣にいる森山は1年間苦労してチームを引っ張ってきてくれました。本当に感謝していますし、頑張ってくれたと思います。
新しいチームは火曜日から始動していきますので、また頑張っていきたいと思います。

森山迅都 キャプテン
入替戦に1ポイント差で行くことになったのですが、こういう形で終えられて嬉しく思います。今までやってきた集大成がいくつか見せられたことも、今後の摂南にとって来年につながる良い文化が残せたのかなと思っています。

Q.今シーズンを通しての収穫と課題は?
瀬川監督

型にはまらないと言いますか、ポッドのシステムとか世界の主流になっているラグビーではなく、ボールをどこからでも動かす、オフロードパスであったり、コンタクトの中での接点でボールを動かしていくダイナミックブレイクダウンを掲げて戦ってきました。それが体現できる試合がいくつかあったこと、また学生自身がその魅力を感じ誇りをもってチャレンジしてくれたことが一番の収穫です。課題は接点の部分で優位に立てなくてボールを動かすラグビーができなくなったときに、勝ち星につなげられないことがあったので、ラグビーの本質である接点の強さを来期は鍛えて強くなれればいいと思っています。

Q.龍谷大学に対してどのように分析してゲームプランを立てたか?
瀬川監督

大阪体育大学さんとの試合くらいしか参考になるデータがなかったので、相手にフォーカスするというよりは自分たちにフォーカスした1週間でした。

Q.龍谷大学戦の印象は?
森山キャプテン

前半はそんなに上がってこないデフェンスでしたが、後半に上がってこられたときに戸惑ってミスが起きて、戦術を替えられたという印象ですが、その中でも自分たちにベクトルを向けて自分たちのやろうとしているラグビーを追求しました。


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■KRPU 林美菜子

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