12月13日(土) 2nd・第3節 クボタ　36-11　宗像サニックス

2ndステージ・第3節 グループB クボタ　VS　宗像サニックス

◎マッチ・サマリー
トップリーグもセカンドステージに入って中盤の3節目を迎える。花園での第1試合は、Bグループで2連勝2位のクボタと、2連敗6位のサニックスとの1戦、両チームはファースト・ステージでも対戦があり、その時は42-28とクボタが圧勝している。晴れてこそいるものの、肌を突き刺すような寒風が吹きすさぶ中、試合はサニックスのキックオフでスタート。

開始早々、サニックスが⑩金川のキックパスで攻込むが、攻め切れずに両チームしばし一進一退が続いた後、最初に得点を挙げたのはクボタ。6分、相手ボールを奪い取ってからサニックス陣深く攻め込み、相手がオフサイドを犯したところでタップキック、そして、最後はラックから⑤キャプテン今野に繋いでトライを挙げる(5-0)。

次いで得点を挙げたのもクボタで、18分、ハーフウエイライン付近のラックから左展開して大外の⑪田中にわたると、⑪田中タッチ際を走り、内についた⑬トエアバにパスしてトエアバがそのままトライ、10-0とリードする。しかし、今度はサニックスが23分にPGを決め10-3とした後、34分には⑪屋宜がハーフウエイ付近から抜けだし、最後はフォローした⑨濱里（耕）に繋ぎ、左隅にトライ(10-8)、さらに、39分には、自陣から果敢に展開したクボタがオブストラクションを犯し、サニックス⑬スウィーニーが22mライン付近左中間のPGを決め、10-11と逆転、最少得点差で折り返す。

後半も、前半と同じような競った展開が予想されたが、立て続けに得点したのはクボタで、4分、ゴール前5ｍ中央スクラムから右へ回し⑬トエアバがDFのギャップを衝いてこの日2本目のトライを挙げると(15-11)、6分には⑧ダニエルが相手陣10mライン付近で、パスインターセプトして40ｍを独走してトライ(22-11)、さらに、8分には、トエアバのビッグゲインの後にできた中央ラックから右展開し大外に付けた⑧ダニエルが連続トライ。29-11と大きくリードする。そして、その直後10分にはサニックス、インパクトプレイヤーのヘスケスを投入して流れを変えようとするが、20分間近く得点のない時間が続いた後、今度もクボタが27分、後半右WTBに入っていた○23宮田、ハーフウエイ付近で相手DFの裏に出て、そのまま独走、ダメ押しのトライを挙げ36-11として、ノーサイドを迎えた。

前半こそサニックスはクボタと競り合ったものの、後半はなす術なく無得点に押さえられた。この結果、勝ったクボタは3連勝で首位に進出、サニックスは3連敗で最下位に転落することとなった。MOMは、2トライを挙げて勝利に大きく貢献した、クボタ⑬アイザイア・トエアバに贈られた。

(会見ダイジェスト)
宗像サニックスブルース　藤井雄一郎　部長兼監督
前半からアグレッシブルに行こうと臨んだ、前回の対戦でクボタさんに後半の初めの10分でやられたのでそこを意識しての攻撃と守りが今日の課題だった、今日も小さなミスが続いてズルズルと行ってしまった、この課題を修正して次の試合に臨みたい。

田村衛土キャプテン
監督の言われる通り、前回と同じ試合運びになってしまい、後半の最初のミスから2つ取られて波に乗られてしまった、後半のゲームの入りをしっかり修正していきたい。

クボタスピアーズ　石倉俊二　監督
まずは日本協会、関西協会に方に素晴らしいグランドでゲームをさせていただいてありがとうございます。前半は11－10とリードされて折り返したが、後半は「集中して40分タックルして1対1で激しく止めよう」と修正した。後半は自分たちのラグビーができて、相手を0点に押さえることができた、選手たちが頑張ってくれた。次のNECさんには前半節で負けているので今日のいい流れでいい準備をしていきたいと思っている。

今野達朗ゲームキャプテン
後半は上手くまわって点を取ることができ、また0点に押さえることできた、個人的な話だが、4年ぶりにトライを挙げられてうれしい、ありがとうございました。

(記事：蜷川善夫、村島博、北畑幸二、写真：小巻真司　広報担当：村島博)