レポート
6月29日(土)
西軍学生代表は、関西から24名、九州から2名の計26名の選手とチームスタッフ6名で編成され、試合前日に辰巳の森海浜公園ラグビー練習場に集合しました。この前日練習で全体の戦略、ユニットでのサインプレーまですべての意思統一を行いました。
練習後はホテルに移動し、JAPAN XV対マオリ・オールブラックスの試合を観ながら夕食をいただきました。
6月30日(日)
試合当日、秩父宮ラグビー場は朝から様々な試合が行われており、選手や関係者、お客さんでたいへん賑わっていました。
試合は、前半2分でCTB松本壮馬(関西学院大学、4年)が、カウンターアタックから相手ディフェンスを切り裂き左中間にトライ。5-0と先制しました。スクラムでも黄世邏(関西学院大学、4年)、平生翔大(関西学院大学、4年)、稲葉功(近畿大学、4年)のフロントローが優位に立ち、上々の立ち上がりでした。
しかし、東軍はラインアウトで、211cmのロック、ジュアン・ワーストハイゼン(東洋大学、3年)を軸にモールを押し込むなど、トライを重ねました。両軍とも良くボールを動かし、スリリングなシーンが何度もありましたが、西軍はギリギリのプレーでパスミスがあり、得点機を逃しました。ただ、最後まで攻める姿勢を貫き、WTBマイケルズ・カストン(摂南大学、3年)やCTB上ノ坊駿介(天理大学、3年)がトライを挙げ、ノーサイド寸前にはソロモナ・タイレル(環太平洋大学、4年)の縦突破でチャンスをつくり、最後は石橋隼(立命館大学、3年)がゴール下にトライしました。
最終的に、西軍は24-63で敗れました。この試合は、両軍からプレイヤーオブザマッチの選出があり、東軍からはコンラッド・セブンスター(東海大学、2年)、西軍からは日吉健(京都産業大学、4年)が選ばれました。
学生東西対抗戦は、2009年1月の対戦(瑞穂ラグビー場)を最後に、開催されていませんでしたが、今回、関東協会の発案で実現しました。関東ラグビーフットボール協会の創立100周年に心から御祝申し上げるとともに、その記念試合に学生東西対抗戦を企画・主催していただき、感謝申し上げます。学生たちにとっては、選ばれることによって、自分のチーム以外のジャージを着ることが貴重な経験になったと思います。
最後になりましたが、今回の遠征でご協力いただきました関西協会関係者の皆様、選手・スタッフを派遣くださったチームの皆様にもこの場をお借りして感謝申し上げます。
強化・セレクション委員会
委員長 高見澤 篤
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【特設サイト】
https://www.rugby.or.jp/special/100th/(関東ラグビーフットボール協会HP)