マッチレポート
第1試合から気温が下がり、好天候から一転、曇空の下、鹿児島大学のキックオフでゲームがスタート。初出場の追手門学院大学が溌剌としたプレーで地域を前進する。
前半3分、ペナルティーを獲得するとラインアウトを選択、モールで前進し左隅に⑥大山がトライ、コンバージョンも成功し7-0と先制する。
対する鹿児島大学は、前半7分、ボールを動かし、広くスペースを使って攻撃を継続し、⑧増野に渡り左隅にトライ、5-7と追撃する。
双方1トライずつ獲得し、キックでの地域の争奪にゲームは進行していく。キックの攻防から抜け出したのは、追手門学院大学。
前半17分、鹿児島大学のキック処理のミスに乗じてターンオーバー、右に展開すると⑩吉原に渡り右隅にトライ、コンバージョンも成功し14-5とリードを広げる。
追いかける鹿児島大学は、積極的に攻撃を継続するがラストパスが通らず中盤での攻防となる。その後も目まぐるしい攻守が交代した展開が継続する。均衡を破ったのは追手門学院大学。
前半31分、中盤の攻撃から⑪谷が巧みにラインブレイク、そのまま走り切り中央にトライ、コンバージョンも成功し21-5と突き放し前半が終了した。
天候が回復した後半、勢いを維持する追手門学院大学は相手陣でゲームを進める理想的なスタートをきる。一瞬の隙をついたのは、鹿児島大学。
後半3分、自陣からチャンスを得ると一気に前進、防御を集めると大きく右に展開、最後は⑭成田が右隅に走り切りトライ、コンバージョンも成功し12-21とその差を縮める。
勢いのついた鹿児島大学はさらに攻撃を重ねるが、追手門学院大学は粘り強い防御で対抗、追手門学院大学陣でゲームが進んでいく。それでも追手門学院大学、は鹿児島大学防御の一瞬の隙をついて大きく前進する。
後半19分、ペナルティーを得るとラインアウトモールで前進、②山下が抜け出しトライ、右中間にコンバージョンも成功し28-12とする。
さらに直後の後半21分、今度はバックスがボールを巧みに動かし⑪谷がトライ、コンバージョンも成功し35-12と引き離す。
気持ちが切れない鹿児島大学は、攻撃を仕掛けるも追手門学院大学は冷静に対応しスコアを許さない。鹿児島大学の追撃を許さずノーサード、35-12で追手門学院大学が初勝利を遂げた。
(文責 品野いっせい)