11月28日(日) 摂南大学 vs 立命館大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

2021ムロオ関西大学Aリーグ 第7節
2021年11月28日 14:00 K.O.
入場者数:1577人 天候:晴れ/弱風
レフリー:八木 聖也(日本協会)
アシスタントレフリー:下田 紘朗(関西協会) / 小原 淳一(関西協会) / 真鍋 翔太(関西協会)
摂南大学 立命館大学
21 FULL TIME 41
7 前半 29
14 後半 12
詳細(PDF)

メンバー表(48時間前)

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摂南大学
監督瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR梁 起繁1178100東大阪朝鮮中→大阪朝鮮
2HO米川 辰巳417095大庄北中→新田
3PR戸高 寛康4176106市立尼崎
4LO西本 泰樹418093奈良RS→上宮太子
5LO徳永 リオ 吉平3183100東住吉中→上宮
FL隈元 添太417081蹉跎中→京都成章
7FL譲原 匠海417183豊中RS→常翔学園
8NO.8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ3187110トンガカレッジ
9SH藤谷 龍哉316266藤森中→京都成章
10SO大津 直人116875常翔啓光学園中→常翔啓光学園
11WTB前薗 斗真217282東住吉中→東海大大阪仰星
12CTB河波 風太417081岩出RS→和歌山工業
13CTB東 将吾317690淀中→芦屋学園
14WTBテビタ・タイ4185100トゥポウカレッジ
15FBヴィリアミ・ツイドラキ4185100ラトゥナブラ
16Re.大西 翔2173100寝屋川第三中→大産大付属
17Re.仲嶺 夏輝217095北神戸RS→尾道
18Re.原渕 修人2177106摂津
19Re.森山 迅都2182100藤森中→京都工学院
20Re.坂口 竜太郎317090中野中→大産大付属
21Re.守山 虎二朗416467中野中→大産大付属
22Re.松浦 祐希417784大阪RS→常翔学園
23Re.中来田 蓮416670交野第三中→日本航空石川
立命館大学
HC鬼束 竜太
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR百地 龍之介4175103東海大仰星中→東海大仰星
2HO中川 魁316592小阪中→大阪桐蔭
3PR藤野 翼3174105横須賀市RS→関東学院六浦
4LO阿部 孔哉418198高崎RC→東農第二
5LO宮城 雄真2186100瀬田北中→京都成章
6FL中村 壮417890吹田RS→東海大仰星
7FL江木畠 悠加117791中鶴少年RC→大分舞鶴
8NO.8宮下 大輝418198尼崎RS→報徳学園
9SH北村 瞬太郎216873横浜RS→國學院栃木
10SO江良 楓417282枚岡中→大阪桐蔭
WTB木田 晴斗417689関西大倉中→関西大倉
12CTB森 駿太217185かしいヤングラガーズ→東福岡
13CTB江川 剛人218480吹田RS→桐蔭学園
14WTB藤井 健太郎417888洛南中→伏見工業
15FB吉本 匠希218383文の里中→常翔学園
16Re.横尾 太一417295交野第一中→東海大仰星
17Re.前川 和輝216998亀岡中→天理
18Re.金井 慎太郎4173105佐野日大
19Re.畠澤 諭4193112開志国際
20Re.小島 良介418291西陵中→洛北
21Re.諸井 琉哉316674千歳中→流経大柏
22Re.宮嵜 隼人317284明石JRC→報徳学園
23Re.間瀬 陽紀317377熊谷東中→深谷

マッチレポート

9月に開幕した2021ムロオ関西大学ラグビーAリーグもいよいよ最終の第7節。前節まで2勝の立命館大学と1勝の摂南大学との一戦。敗れると共に入替戦の可能性も高まる生き残りを賭けた戦いとなる。風は冷たいものの暖かい日差しの差し込み1,500人を超す熱心な大学ラグビーファンの見守る中、摂南大学CTB⑫河波風太のキックオフで開始された。

先手を取ったのは摂南。ペネトレーターの外国人選手を中心に果敢に立命館陣に攻め込み、開始直後の2分にSO⑩大津直人が中央に飛び込み先制した。

しかし立命館も慌てず、12分に摂南のノット・ロール・アウェイで得た22mL中央のPGをCTB⑫森駿太が落ち着いて決める。
さらに24分にG前10mの摂南のオフサイドによるPKから優位に立つスクラムを選択、持ち出した№8⑧宮下大輝がそのまま右中間に抑え、早くも逆転に成功した。
ここからは立命館ペース、31分、36分、43分にそれぞれCTB⑫森、SH⑨北村瞬太郎、FL⑦江木畑悠加がそれぞれトライを挙げ、前半を7-29と大差で折り返した。

立命館の前に出るディフェンス、FW・BKS一体となった攻めから一方的なペースとなった。摂南はスクラムや接点で反則を繰り返し、逆襲の機会を掴めなかった。

後半に入っても立命館は6分にショートサイドを突いた攻めでWTB⑪キャプテン木田晴斗がトライを挙げ、7-34と摂南を引き離しにかかる。

その後、摂南も13分、21分に№8⑧ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノがパワーで連続トライを挙げ一時は13点差に迫り観客を沸かせたが、時すでに遅し。

逆に立命館が終了近くの33分にWTB⑭藤井健太郎がダメ押しトライを挙げ、21-41と大差で最終戦をものにした。

この結果、立命館は3勝4敗で5位、摂南は1勝止まりでBリーグとの入替戦が確定した。立命館は好素材が多く、毎年上位候補に挙げられるもののなかなか結果が出ない。恵まれた環境でフィジカル強化に努め、来期こそ上位に食い込んでほしい。摂南は外国人選手だけでなく、周辺のプレイヤーもレベルアップを図り、入替戦ではAリーグの意地を見せてほしい。

POMは攻守の要でGKも着実に決めた立命館大学CTB⑫森駿太に贈られた。

会見レポート

摂南大学
瀬川智広監督
関西リーグの最終節ということで、われわれ摂南大学としては勝ち点5をとれば順位を上げるチャンスがあった中で、チーム全体で良い準備をしてきた。ゲームの入りも良かったので、やろうとしたラグビーはできたと思う。ただ相手の立命館大学も結果によって5~7位という中で、ディフェンスを含めて相手の力がわれわれを上回ったのではないかと思う。最終節となったがわれわれはこれから入替戦に臨むが、昨年は行われなかった入替戦はA・Bリーグの活性化として関西リーグの発展に不可欠なもので、学生にとってもとても意味のあるものだと思っており、残り2週間、今のメンバーでラグビーができることを楽しみたい。

隈元添太キャプテン
ゲームとしては前半の入りと後半の途中からは摂南大学らしい良いアタッキング・ラグビーができたと思うが、そこで最終的にトライが取り切れずにターンオーバーされたり、準備していたプレイができなかったことが敗因。最終節を終え7位以下という結果に終わってしまったが、摂南大学ラグビー部としては選手権出場を目標として活動してきた。結果、入替戦出場ということになったが、それをしっかりと受け止めて、入替戦でどう摂南大学らしい試合ができるのか、2週間しっかり準備して試合に臨みたい。

Q:後半はアタックの継続などで素晴らしいところがあり、敗れはしたものの入替戦に向けてこういう点に手ごたえを感じたところは?
隈元キャプテン
先週1週間、摂南らしく前に出るアタッキング・ラグビーを中心に練習してきた。前半の入りと後半に関してはそういったプレイが随所に現れていたと思う。


立命館大学
鬼束竜太ヘッドコーチ
本日を含め関西リーグ開催にあたり、コロナ禍の中、運営いただいたことに感謝する。
今日の試合は勝てば5位、負ければ入替戦という中、先週の関西大学戦で何とか勝ちを拾ったというところで、多くの反省点があったが、選手たちはこの一週間、その反省点を活かして努力してくれた。特に前半はその思いを体現してくれたことが勝因。後半の序盤で少し苦しい点はあったが、リザーブ選手たちがその流れを変え、相手の流れを止めてくれたことでしのぎ切れた。4回生を含めた選手たちがきちんと責任を果たしてくれた。最後は本当に良い形で締めくくれたと思う。

木田晴斗キャプテン
最終節、勝てば5位ということで最後の良い80分、摂南大学との戦いでは接点が最も重要になるということ、接点で前に出られると苦しい、そこで勝てれば絶対に負けないと話しながら1週間取り組んできた。今日の試合でも接点で前に出られると相手に良い流れを持っていかれて苦しい時間帯もあったが、試合を通してはセットプレイで優位に立てたので、そこから接点でも前に出るという良い流れを作れたのが勝因だったと思う。

Q:今シーズンの自己評価をお願いしたい。
鬼束ヘッドコーチ

8月就任ということで選手たちには戸惑いの部分もあったと思うし、コロナ禍で練習も合宿もできない期間が続き、選手も私もいろいろな不安の中で始まったシーズンでこの4カ月はバタバタとしたシーズンだった。強化出来ていなかった点も多く、その結果、上位チームとの対戦においては苦しい点だった。そこはごまかしてもごまかしきれないラグビーの本質的な部分だった。戦いながら強化、修正したかったが、やはり上位との対戦においては厳しかった。来シーズンに向けてはその点を鍛え直して臨みたい。その結果、5位ではなく選手権出場、優勝を争えるチーム作りをしたい。

木田キャプテン
シーズンインに際し、今シーズンは結果にこだわるといい続けてきたが、自分自身も結果を出さなければならないということがプレッシャーになるとキャプテンとして良い結果が出ないとは思っていた。キャプテンとしてはしっかりプレイで引っ張ろうと思っていたが、開幕戦の勝利の後、目標とする大学選手権出場、ベスト8ということがプレッシャーとなり、途中の4連敗中は自分がプレイでチームを引っ張ることができなかった。その後、自分のポジション変更などで肩の力を抜くことはでき本来の力を少しずつ出せるようになったが、それが最初からできていればと思う。それを反省点としてこれからのラグビー人生の糧にして活かしていきたい。

Q:大学選手権出場、ベスト8を目指した上での一番の誤算は?
鬼束ヘッドコーチ

8月の就任時にコーチ陣と確認したところでは、今年の2~3月にコロナ禍で身体づくりができていなかった。春先も思うように試合ができなかったとのことで、いくら良い選手が多くてもラグビーは身体をぶつけることに最近はさらにフォーカスされている中、やはり同志社戦、京産大戦では顕著に表れたと思う。フィジカルは1日2日で強化できるものではなく、それを来シーズンに活かすことができればと思う。

Q:今年1年チームを引っ張ってきて最もきつく、チームをまとめる際に苦労された時期、そこをどう乗り切ったのか?
木田キャプテン
熱くなって元気に引っ張る選手が少なく、FWにも特にそんな選手が必要だと言い続けてきたが、自分は性格的には出せていなかった。しかしキャプテンとしては何とかしないといけない、自分が引っ張らないといけないと考えた時期がきつかった。チームの練習の雰囲気などは自分一人では変えることができないということを学ぶことができた。

Q:4連敗した辺りはどうチームの雰囲気を変えたのか?
木田キャプテン
4連敗目の近畿大学戦で、もう一度本質であるラグビーをしっかり楽しもうということを確認し、このメンバーでラグビーができるのもあと僅かと話し、楽しむことを言い続けることで雰囲気も少しずつ良くなってきたと思う。

Q:後輩たちに一言お願いしたい。
木田キャプテン
このシーズン戦ってきて、フィジカル面で苦しかったことはみんな感じているので、シーズンインから一年間を通じて強化に取り組んでほしい。

(文責:大阪府協会 石川悟)


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■KRPU 萩原康夫

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