12月8日(日) 入替戦 大阪体育大学 21-43 関西大学

2019関西大学ラグビーA-Bリーグ入替戦

大阪体育大学 対 関西大学

2019年12月8日(日) 12:00キックオフ
グラウンド:宝が池球技場
入場者数:1921人
天候:雨のち曇り
レフリー:加藤真也(日本協会)
アシスタントレフリー:西村純(関西協会) /  新久飛鳥(関西協会) /  小島光明(関西協会)
大阪体育大学 関西大学
21 FULL TIME 43
14 前半 17
7 後半 26
詳細
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マッチレポート

例年同様、この入替戦には沢山の観客が足を運ばれる。緊張感が伝わるなか第1試合、Aリーグ1勝6敗と健闘したものの8位の大阪体育大学とBリーグでは圧倒的強さをみせ全勝1位の関西大学との一戦。

大体大のキックオフでスタートした。
開始から15分間は、大体大が敵陣に攻め込み、それを関大が粘りのタックルで守るという展開が続いた。だが、最初にスコアしたのは関大だった。
16分、大体大が右オープンに飛ばしパスを放ったところ、狙いすましたように関大唯一の1年生スタメンWTB⑪大西俊一郎がインターセプト、そのまま60Mを走り切って中央にトライ、ゴールはFB⑮松本大吾が決め0-7とリード。

25分には、関大がスクラムを押し込みヘッドアップの反則をさそう。ゴール前のラインアウトを選択し、モールからラックへとFWがこだわり、最後はHO②淡野徳蔵が密集から飛び出し押さえる。(ゴールも決まり)0-14とリードを広げる。

少ないチャンスをスコアにつなげ、効率よく得点する関大と、ゴール前に迫るが、あと一歩が届かない大体大。しかし、次のスコアは大体大であった。
30分、キャプテンCTB⑫山下真之介が中央突破、個人技で相手をかわし中央にトライ。WTB⑪田中晴哉がゴールを決め7-14と一本返す。

34分にも、大体大は敵陣22M付近スクラムから右オープンに展開、またもや⑫山下がラインブレーク、ゴールも決まり14-14と振り出しに戻す。

このまま前半が終わるかと思われたが、40分に関大⑮松本がPGを決め、14-17で前半が終わる。

後半、どちらも先にスコアしたいところである。後半も先にスコアしたのは関大であった。
開始早々2分、関大WTB⑭勝又佑介がハイパントをナイスキャッチ、そこから右に展開し、大外の⑪大西までパスが渡り、相手の裏に上げたショートキックを自らキャッチし、右中間に押さえる。ゴールも決まり14-24とリードを広げる。
15分にも、関大はチャージボールに反応したSH⑨吉田義弘がトライ(ゴールも決まり)14-31。

23分にも、関大WTB㉓末廣賢三がトライ、(ゴールも決まり)14-38と勝負を決めにかかる。
38分には、大体大FL⑥助田凌雅が意地のトライ(ゴールも決まる)をするも、40分には、関大NO8⑳福島蒼がダメ押しのトライを決め、21-43。
関大は、見事に1年でのAリーグ返り咲きを決めた。

関西大学のAリーグでの活躍を期待するとともに、大阪体育大学には早い復帰を祈念したい。

監督・主将コメント

関西大学 桑原久佳監督
この1年間は辛かったです。やはりBリーグで150点ゲームとかして僕らは本当に強いのか?とか、これで学生たちはレベルアップしていけるのか?など考えてしまい、すごく不安であった。
正直、今日試合をやるまで、自分たちの実力がわからなかった。相手はフィジカルがかなりあるので、最初はしんどい試合運びになるとわかっていた。前半はビハインドしていても大丈夫、(夏合宿でかなり走りこんだので)後半はフィットネスを活かした攻撃で挽回できると、とりあえずデイフェンス(ダブルタックル)で止めようと話していました。
やっていることは間違いないと思っていたが、今日、結果に繋がってよかった。すごく嬉しい。ほっとしています。

関西大学 小松原柚貴主将
去年悔しい思いをして、1年間苦しい練習に耐えて、今日その集大成を結果で出すことができ、Aリーグ昇格で後輩たちに繋げることができました。この1年間はBリーグでプレッシャーがあまりない試合が多かったが、自分たちで厳しくやってこういう結果が出た。非常に嬉しいです。

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU萩原康夫

■撮影者:KRPU渡辺隆夫