11月28日(日) 関西大学 vs 近畿大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

2021ムロオ関西大学Aリーグ 第7節
2021年11月28日 11:45 K.O.
入場者数:930人 天候:晴れ/弱風
レフリー:飯田 真治(関西協会)
アシスタントレフリー:小出 兼司(関西協会) / 新谷 雄生(関西協会) / 嵯峨 慶二(関西協会)
関西大学 近畿大学
14 FULL TIME 57
7 前半 33
7 後半 24
詳細(PDF)

メンバー表(48時間前)

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関西大学
監督森 拓郎
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮内 慶大1175105つくしヤングラガーズ→東福岡
2HO今井 虎太郎3174100天理中→尾道
3PR細矢 一颯2173102蹉跎中→関大北陽
4LO篠田 昂征118392徳島城東
5LO栗本 勘司418196報徳学園
6FL山本 大輝417190菫中→常翔学園
7FL千原 拓真417688長野市少年少女RS→中部大春日丘
8NO.8池原 自恩318094関大一
9SH溝渕 元気216974蹉跎中→大産大附属
SO高桑 基生416878大阪RS→常翔学園
11WTB垣本 大誠316975枚岡中→石見智翠館
12CTB立石 和馬117585つくしヤングラガーズ→東福岡
13CTB藤原 悠417887伊丹RS→大阪桐蔭
14WTB大坪 勇太317893神奈川DAGSRS→國學院大久我山
15FB石田 航希317175関大一中→関大一
16Re.垣本 大斗217095枚岡中→石見智翠館
17Re.朝倉 貫太4177102國學院久我山中→國學院大久我山
18Re.龍田 恭佑4174105瀬田北中→京都成章
19Re.雨谷 陸椰2180100高槻RS→常翔学園
20Re.雨谷 悠雅417695高槻RS→東海大仰星
21Re.湫 叶太216768東海大仰星中→東海大大阪仰星
22Re.工藤 広和417080原中→東福岡
23Re.池澤 佑尽218079兵庫県RS→東福岡
近畿大学
総監督中島 茂
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR紙森 陽太4172107四条畷RS→大阪桐蔭
2HO宮崎 賢輝317296長与ヤングラガーズ→長崎南山
3PR稲場 巧1175104生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO山本 秀4190100伏見中→京都成章
5LO甲斐 登生3183107石切中→石見智翠館
6FL中村 健志317594英田中→近大附属
7FL宮本 学武4178101東大阪ノーサイドRS→近大附属
8NO.8古寺 直希117193喜連中→石見智翠館
9SH松山 将輝416871大池中→大阪桐蔭
10SO半田 裕己217385四条畷中→天理
11WTB宮宗 翔418387伊丹RS→大阪桐蔭
CTB福山 竜斗416985大池中→天理
13CTB中洲 晴陽417488玄海Jrラグビークラブ→筑紫
14WTB植田 和磨117676明石ジュニアRS→報徳学園
15FB河井 優417381東大阪RS→日本航空石川
16Re.金子 隼417098浜名湖RS→春日丘
17Re.長岡 幸輝417092大正北中→常翔学園
18Re.辻村 翔平4181118長崎RS→長崎南山
19Re.篠原 謙太朗217687帆柱ヤングラガーズ→東海大福岡
20Re.安居 一輝417091上宮太子中→上宮太子
21Re.田原 慶人316271石切中→石見智翠館
22Re.藤岡 竜也118386金岡北中→浪速
23Re.宮﨑 竜司317177ばってんヤングラガーズ→長崎南山

マッチレポート

ここまで、リーグ戦5位の関西大学と2位の近畿大学の最終戦は、近大のK.O.で試合が開始された。
先制したのは近大。3分、ゴール前5m中央ラックから右展開し、⑨-⑩とスキップパスを通してWTB⑭植田和磨が右端へトライ、SO⑩半田裕美己のGも成功(0-7)した。

7分、関大も10mラインアウトから右に展開しSO⑩高桑基生のチップキックをCTB⑫立石和馬が押さえた。⑩高桑のGも決まりすかさずと同点とする。関大のブレークダウン、コンタクトのプレッシャーが相手を上回り近大を苦しめる。

20分過ぎから近大はハイパントキックを仕掛け関大のミスを誘う。
26分に近大はG前30m右中間のこぼれ球をCTB⑫福山太陽宇がピックアップし、デェフェンスの裏からWTB⑭植田につなぎ右端にトライ、G不成功(7-12)。
近大は30分にも22m右中間にハイパントキックからのこぼれ球をゲットしたCTB⑫福山がLO⑤甲斐登生に繋ぎ右端へトライ、G成功し(7-19)と突き離しにかかる。
近大はその後も34分にWTB⑭植田が3本目のトライ、G成功(7-26)、39分に10mライン左中間ラックから右にCTB⑫福山が抜けゴール前でHO②宮崎賢輝に繋いでトライ、Gも成功した。
前半はキャプテンのCTB⑫福山の献身的なアシストプレーで7-33で折り返す。

後半に入って5分、近大はG前5m左ラインアウトからパワープレーでモールを押し込みSH⑨松山将輝が右中間にトライ、G成功(7-40)と後半も先制した。
18分にもG前10m左中間ラックからFB⑮のランプレーで繋ぎ、敵にタップされるもFL⑦宮本学武が好フォローしトライ、G不成功(7-40)とする。

関大も24分、No8⑧池原自恩と入替交代した⑳雨谷悠雅が22mライン左中間から抜け出しトライ、途中出場の㉓池澤佑尽のG成功(14-45)。

近大は27分、10mライン右中間ラックから左展開しFB⑮河井優と入替交替した㉓宮崎竜司がトライ、G不成功(14-50)。
34分、㉓宮崎が相手キックをG前30m右で受け、ライン際を大きくゲインする走りを見せ、G前ラックから抜け出したLO⑤甲斐が押さえた。G成功し14対57で近大の勝利でノーサイドとなった。

この試合結果、最終総得点は関大10点、近大29点となり次週のリーグ戦で順位が確定する。
POMには近畿大学SO⑩半田裕己が選ばれた。

会見レポート

関西大学
森拓郎監督
よく80分間、体を張って関大らしいラグビーを見せてくれたと思う。しかし、近大の強いアタックデェフェンスに対し思うように準備したプレーができず、課題の残るゲームであった。4回生が最後のゲームとなり今シーズンを終わるが、今年出た課題を次年度に後輩たちが繋げてくれると信じている。

高桑基生キャプテン
後輩に何か残せるものがあるかと、勝ちは勿論であるが、自力で入れ替え戦を回避することを目標にやってきた。80分間戦い来年以降の後輩に残せるものがあったと思う。これまでのリーグ戦を通して関大のラグビーを多くの人に知ってもらえ今後の関大にはよかったと思う。今日の反省は多々あるが、来年以降後輩たちがAリーグに戻り課題を克服し新たに戦うことに期待したい。

Q:6シーズンぶりに2勝したが、監督就任1年目を終わって課題と収穫はどの様に考えているか。
森監督
先ず課題は引き続き、Aリーグで戦う練習強度をキャプテン、副キャプテンが厳しく部の雰囲気を作り上げ、今後も継続して課題を克服していきたい。収穫は練習でやったことがゲームプランだったりを理解し身体を張ったところだ。


近畿大学
中島茂総監督
リーグ戦も最終節で、格言にもあるように「終わりよければ、全て良し」の内容で締め括りたいと学生に話をした。今日の試合を振り返ると前半の入りのところで、無理な体勢のパスワークで墓穴をほりリズムが作れなかったが、途中からキャプテンの指示で何とか主導権を呼び寄せることができた。関大は体格的に大きな選手は少ないが、伝統として粘り強さとバックスは小気味良いパスワークで展開し注意をしていた。直近の5年間を見てみても近大の2勝3敗で負け越しているが選手は意識をしていない、経験値として注意をしていた。関大らしいプレーをさせないための接点と強いデェフェンスを指示した。前半はその様な流れになったが、先般と同じでメンバー8人が入れ替わったときにスタートメンバーと同じプレーができるかが課題である。残り10分で3回ほど不用意なプレーがありリズムが作れなかったことが、3週間後の全国大会までに修正点であるかと思う。今年を振り返り大きな怪我も無く、概ね28~9人で乗りきれたのが収穫だと思っている。

福山竜斗キャプテン
前半の入り関大の気持ちのこもったデェフェンスとブレークダウンの激しさが思った以上で、無理なアタックで一気にいこうとし流れがつかまれず、20分過ぎに得意のハイパントの攻めでエリアを取りにいき締まったアタックで改善した。デェフェンスは前後半1本ずつ取られ修正する部分もあるが、ポイントを取ってリーグを終わることができた。最後は運じゃないが結果を待ちたい。

Q:リーグトップの11トライでトップに立ったが感想を聞きたい。
植田和磨選手
自分にとって初めての秋シーズンで、天理戦から始まり緊張もあったが先輩たちのおかげで楽しくラグビーさせてもらい、思い切ったプレーができた結果がトライ数になった。

Q:シーズン中に掴んだことやシーズン中の取り組みを知りたい。
植田選手
ウイングとしてトライを取りきること、裏に抜けたプレーヤに早くコールし自分がトライすることが大切で、ボールをもらうことに貪欲になることを徹していた。

Q:大学選手権で自分の見てほしいところを聞かせてほしい。
植田選手
自分の持ち味としてはランニングスキルとステップで、後はハイパントのジャンプも大学選手権では十分に発揮したい。

Q:植田君の活躍をどのように思っているか。
中島監督
期待にたがわずよく頑張っている。欲を言えば1対1で抜ききる力がまだまだ、滑って転ぶケースも見られた。以前も話したが春に比べると体重も7~8KG増えコンタクトプレーでも強くなり、試合慣れも見え成長の証を大学選手権で期待をしたい。

Q:6勝1敗の評価を知りたい。
中島監督
6勝1敗の成績はH12年のリーグ戦で、最終の同志社に勝てば全勝優勝だったが、同志社に完敗した思い出がある。その時点から打倒同志社と時間がかかったが、久々に6勝できた。キャプテンのリーダーシップと4回生にキャプテン含め5人のリーダーが、高い志しと貪欲な取り組みの成果だと思う。 修正部分は多々あるが、攻守共に安定したチームになればと思っている。

Q:初優勝の望みは少ないが、待つことの気持ちを聞かせてもらいたい。
中島監督
人事を尽くして天命を待つ、ことしかないと思う。優勝するのは他力本願になるが、可能性はあり待つことだと思う。

Q:優勝の可能性はあるがどのように考えているか。
福山キャプテン
京産大に負けもう1度切り替え関学戦に繋げた。今日も5ポイントをあげ29ポイントとし成長したと思っている。

Q:大学選手権に向け改善する部分を聞かせてもらいたい。
中島監督
関東のチームは、ブレークダウンやデェフェンスでもプレッシャーをかけてくるので、練習から見直し、より強度を求め関東のチームに勝利したい。

Q:今日ロックの山本選手が戻ってきたがどのように思ったか。
中島監督
春に体調をくずした。夏辺りから身体を動かし9月までに2・3軍で活躍し全国大会に間に合った。彼は身長があるのでラインアウトマイボール獲得の貴重な戦力になっている。

Q:彼は副キャプテンでもあり、待ち望んでいた気持ちを聞かせてもらいたい。
福山キャプテン
山本の存在はチームにとって大きく、プレー面でフォワードを引っ張る明るい性格でチームのリーダーでもある。大学選手権に向け一緒に成長していきたい。

(文責:大阪府協会 南昌宏)


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