1月11日(日) 2nd・第7節 トヨタ自動車 vs サントリー
2015年1月11日(日) 14:00キックオフ グラウンド:名古屋市瑞穂公園ラグビー場 | ||||
レフリー:麻生彰久 (日本協会A) アシスタントレフリー:立川誠道 / 落田佳宏 / 岡田照明 |
||||
トヨタ自動車 ヴェルブリッツ |
サントリー サンゴリアス |
|||
19 | FULL TIME | 40 | ||
19 | 前半 | 19 | ||
0 | 後半 | 21 | ||
勝点 0 |
詳細(TL公式) | 勝点 5 |
◎レポート
晴天ではあるが強風の中、風上のヴェルブリッツのキックオフでゲームがスタート。試合開始1分、サンゴリアス陣でのヴェルブリッツボールのスクラムからヴェルブリッツのWTB⑪水野がサンゴリアスのDFを切り裂き、ヴェルブリッツが先制トライを取り、ゴールも成功させ7−0とする。
すぐにサンゴリアスがボールを継続し中央に③垣永がトライ、ゴールも成功させ、わずか4分で7−7と同点とする。しかし、その後ヴェルブリッツもわずか3分で再び、⑤北川がトライ(ゴール成功)を返し、ゴールも成功させ14−7と再びリードする展開となる。風下のサンゴリアスは常にボールを継続し、じりじりとトライラインに迫り、前半17分にクイックのテンポから⑭中靍がトライ、12−14の2点差に迫る。その後はお互いにボール動かし、一進一退の攻防が続く。
拮抗した状態を崩したのは裏へのボックスキックをうまく処理し、最後は大きく展開しトライを取ったヴェルブリッツ、ゴールは失敗するも19−12と再び7点差とする。しかし、サンゴリアスはボールの継続、速いテンポを止めず、アタックを続ける。ヴェルブリッツは我慢できずに連続して反則をしてしまい、サンゴリアスはますます勢いづく。その流れをいかし、サンゴリアスが前半38分に、⑬松島がトライ、ゴールも成功させ、19−19とし前半を終了する。風上のヴェルブリッツが自らの反則から流れをつかみきれず、逆に風下のサンゴリアスがボールを継続し、ゲームをコントロールした前半となった。
後半、入りからお互いにテンポの良いアタックを継続するも、たびたびの反則でトライまでむすびつけることは出来ず15分がすぎる。後半最初のトライはボールを継続し続けたサンゴリアスが獲得、ゴールも決めて26−19とする。
このトライを皮切りにサンゴリアスが流れをつかみ、攻撃を連続させ、23分に⑬松島がトライ、ゴールも成功させ7点を追加、33−19とサンゴリアスがヴェルブリッツを突き放す。その後もサンゴリアスが攻め続けてノーサイドのホーンとほぼ同時にだめ押しのトライを奪う、ゴールも成功させ40−19でノーサイドとなる。お互いにテンポの早いチーム同士のエキサイティングなゲームとなった。
(会見ダイジェスト)
○ トヨタ自動車ヴェルブリッツ 広瀬監督
地元で勝って、ワイルドカードへ行こうとチームを送り出した。前半はアタック・ディフェンスともよかったが、後半はだめだった。トップ5との力の差はあまり大きくないと思うが、日本選手権でこのわずかな差を埋めたい。このわずかな差は、戦い方の徹底と細かい所の修正で埋まると思う。
○ 文字キャプテン
地元での最終戦ということで、気持ちを入れて戦ったがサントリーのフィジカルに負けた。ただ、いいところもあったので、その部分を伸ばしながら、この負けを無駄にせず、日本一をとりたい。今後は今までやってきたことを徹底したい。具体的には細かいミスをなくすことと、チームポリシーの徹底を図ることだと思う。
○ サントリーサンゴリアス 大久保監督
自分たちらしさを出せたゲームだった。若手もいいプレーができたので、今後の飛躍に期待したい。日本選手権はどこと対戦しても、さらに前進できるようがんばりたい。プレーオフに進出できなかったのは、監督である私の責任であるが、トップ5はほとんど差がないので悲観することはないと思う。今シーズンは世代交代というのがテーマであり、それが簡単には進まないことがよくわかった。良い才能を今後生かしながら,日本選手権にチャレンジしていきたい。
○ 真壁キャプテン
2日前にやった練習試合でいいファイトができたので、それが今日の試合につながった。次の試合もいい準備をして臨みたい。トップ4に入れなかったのは取りきるところで取りきれなかったためだと思う。
(記事:竹腰浩司 大林直之 写真:清水良枝 広報担当:進藤剛 )