トップリーグ入替戦
コカ・コーラ 対 NTTドコモ
2018年12月23日(日) 13:00キックオフ グラウンド:キンチョウスタジアム 天候:晴れのちくもり |
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レフリー:戸田京介(日本協会A) アシスタントレフリー:河野哲彦(日本協会A1) /山本篤志(関西協会)/西本武史(関西協会) |
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コカ・コーラ | NTTドコモ | |||
24 | FULL TIME | 33 | ||
17 | 前半 | 7 | ||
7 | 後半 | 26 | ||
詳細 (日本協会公式) |
マッチレポート
キンチョウスタジアムで約4000人の観客が見守る中、トップリーグ入れ替え戦が行われた。
トップリーグ16位のコカ・コーラレッドスパークス対トップチャレンジ1位のNTTドコモレッドハリケーンズのゲームはコカ・コーラのキックオフで始まった。
コカ・コーラが開始3分、約40mのロングPGをSO10番ジェームズ・マーシャルが決め先制した。その後、ドコモも何度かゴール前まで攻め込むもペナルティやミスが目立ち、攻めきれない。
14分、コカ・コーラがBKSに展開し最後はWTB11番副島亀里・ララボウ・ラティアナラがディフェンス2人を弾き飛ばしてトライ、ゴールも決まって10-0とした。
ドコモは16分に22m中央ラックからSO10番マーティー・バンクスのキックをPR1番岡部瞬が押さえてトライを返したが前半は1トライ、1ゴールのみ。
一方、コカ・コーラは前半38分に左中間10mラックからSH9番三股久典が持ち込み、ゴールも決まって17-7で前半を終了した。
後半が始まって膠着状態が続いたが、10分、コカ・コーラ11番副島が故意の反則(オフサイド)でシンビン。
更に16分にNO88番ジョセフ・トウペが危険なタックルで退場し流れはドコモに。
数的有利になったドコモは11分にゴール前左中間ラックからLO5番キーパ・ミーウィットが持ち込んでトライ、16分にゴール前ラックから再び5番キーパがトライを奪い21-17と逆転に成功した。
その後も23分に10番マーティー、33分にWTB11番茂野洸気とトライを重ねた。
コカ・コーラも30分にゴール前中央ラックから8番ジョセフが持ち込んでトライを返すも、36分には11番副島が危険なタックルで2枚目のイエローで一発退場となり、後半3枚のイエローカードがひびき、33-24でドコモがトップリーグ復帰を決めた。
会見レポート
コカ・コーラ
アール・バー監督
前半はプレッシャーがかかって、良いところ悪いところもあって、ドコモの攻撃を止めていたが、後半に入ってイエローカードとレッドカードがあって、ゲームを上手く組み立てられなかった。
桑水流裕策ゲームキャプテン
前半は相手の攻撃対して上手くディフェンスが出来ていたと思う。アンラッキーなトライはあったが、しっかりディフェンスが出来ていてよかったと思う。後半は規律をしっかりやっていこうと言っていた。シンビンであったりペナルティが多くなったり規律が乱れてきたところが、敗因に繋がったと感じている。非常に悔しいですし、これまで準備し、どのチームよりハードワークしてきたつもりだったがトップリーグでも1勝もできずに本日も負けてしまったことは非常に残念。
規律が乱れたことが敗因といっていたが、その原因はどのようなところか。
バー監督
相手のプレッシャーが原因だと思う。
桑水流ゲームキャプテン
後半攻めている場面で取り切れずに、ゲームの展開でベクトルの方向がプレシャーのかかってくる状況では、自分自身に向かないでレフリーに向いてしまって、セルフジャッジをしてしまったところもあった。みんなに話をしたが修正出来ず我慢が足りなかったと感じている。
規律の乱れは毎年いわれていることだが、なぜ修正できないか。
バー監督
コミュニケーション上手く取れなかった。自分たちのやっていることを見直して、やっていくことが大切だと感じている。
桑水流ゲームキャプテン
自分たちのやってきたことが、自己満足をしているところがあったのかと感じている。選手それぞれがハードワークを行ってきたが、自分たちのやって来たことが信じられなかったのかとも思う。
NTTドコモ
マイケル・ブリューワー監督コメント
お互い緊迫した試合であった。一年間、マインドコントロールとメンタルを鍛えた。試合中にはマインドコントロールできなかった場面もあったが、コントロールしてマネージメントをしっかり行って、得点に反映されていた。そのことが選手の自信になったと思う。
茂野洸気主将
前半みんなが硬くなってしまって、得点が取れなかったりして、コントロールが出来なかったところもあったが、後半は自分たちがやって来たことで、前でプレッシャーをかけてチャンスにつなげることをやって来た。そのことがしっかり出せたと思う。
Q:近鉄戦の終わった後の、ハードワークについて。
ブリューワー監督
チームのテーマになっていてハードワークをすることで良い人生が得られ、人にリスペクトされる権利があり、良いチームができる。ドコモのテーマは成長することであり、選手としての成長はもちろんであるが、それよりも大事なのは人間として成長することが大切と考える。チームは私を信じてくれるようになったし、チームも前を向いていることを信じてやっているし、人間として成長したいと思っている。チームはアスリートとして成長していることを見せたいと思っており、トップリーグに戻れてよかったと思っている。チームとしてはいかにマインドをコントロールできるかにフォーカスしてやっている。今日はやって来たことが少しは出来たと思っている。自分たちの思考がパフォーマンスに影響を与えることが出来たのだと思っている。チームは5年計画を立てており、まだ1年目で20%しかやりたいことが出来ていない。やることは、たくさんあります。でも、来シーズンはトップリーグで戦える力があると思っている。試合ではユニークになること、自分たちのプレーがユニークであることを話した。また、自分たちの個性を持ってほしいことを話した。自分がチームの中での存在感を持つことが大事だと話した。そのことが戦う上で大事だと思っている。
Q:前半はあまり上手く出来なかったところの、修正点について。
ブリューワー監督
ファーストセットで我慢できなかったところがあり、ゲームプランとしてワイドに振ってチャンスを作ると話をしていた。上手くいかなかったがシンプルにそれぞれが自分の役割を果たすこととか、FWではボールを前に進めることと、FWを前に進めるための手助けをすること、バックスに関しては、それをしっかりとマネージメントすることで、いずれチャンスが来ることが分かっていました。それと相手にチャンスを与えないことが大事だと思う。今シーズンの大きな学びとしては、マインドとゲームをコントロールすることが今日の両チームの違いだったと思う。自分たちがセカンドハーフでゲームをマネージメントした結果が今日の試合だったと思う。付け加えるとしたら、今日のリザーブが良いインパクトを与えてくれた。
茂野主将
前半パニックになったところがあったので、無駄なパスをしてしまったり、プレッシャーを感じた部分もあったので、ボールを持ったらシンプルに前に出よと話した。特に後半は、途中交代で入ってきたメンバーがしっかりと仕事を果たしてくれたので、勢いがついて、それが点に繋がったと思っている。
(文責:大阪府協会 灘英世)