トップリーグ2018-2019 入替戦豊田自動織機 対 三菱重工相模原
2018年12月23日(日) 13:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場 |
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レフリー:久保修平(日本協会A) アシスタントレフリー:真継丈友紀(日本協会A1) / 橋元教明(日本協会A1) / 木村陽介(日本協会A2) |
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豊田自動織機 | 三菱重工相模原 | |||
7 | FULL TIME | 31 | ||
0 | 前半 | 16 | ||
7 | 後半 | 15 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
今にも雨が降り出しそうな曇り空の下、豊田自動織機のキックオフで試合開始。
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開始直後からトップリーグ昇格を目指す三菱重工相模原が積極的な攻撃を繰り返し、相手陣で試合を優勢に進める。
そして前半12分、相手ゴール目前のラックから②安江がインゴールに飛び込んだかに見えたが、直前の反則でノートライに。
しかし、その後も三菱重工相模原は攻撃の手を緩めず、前半18分に⑩ダニエルがPGを決め、0-3と先制をする。
豊田自動織機は⑩サムの陣地を稼ぐキックで対抗するが、前半31分に三菱重工相模原はPGを加え、0-6とリードを広げる。
そして、その直後のキックオフから、三菱重工相模原にビッグトライが生まれる。
キックオフのボールをキャッチしたFWが細かくボールをつないで縦突進を繰り返し、最後は⑫マイケルが豊田自動織機のディフェンスラインの裏に転がしたボールに⑥トーマスが反応し右隅に押さえてトライをあげ(ゴール成功)0-13、勢いづく。
さらに、終了直前にもPGを加えた三菱重工相模原が0-16とリードして、前半終了。
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後半は、開始早々の三菱重工相模原の猛攻を凌いだ豊田自動織機が執拗な攻撃を繰り返すが、三菱重工相模原の厳しいディフェンスになかなか得点を挙げることができない。
しかし、後半11分、相手ゴール前5mのスクラムから⑪シオシファがトライをあげ(ゴール成功)、7-16と点差を縮める。
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この後は一進一退の攻防が繰り返され、勝負は残り15分の攻防に。
ここで得点を挙げたのは三菱重工相模原。
後半28分に、相手ゴール前5mのラインアウトのこぼれ球を②安江が押さえてトライをあげる。
さらに、後半32分には、連続攻撃から最後は⑩ダニエルがインゴールに蹴り込んだボールを⑬マットが押さえてトライをあげ(ゴール成功)、7-28と勝利を決定づける。
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終了直前にもPGを加えた三菱重工相模原が7-31の会心の勝利をあげ、見事トップリーグ昇格を果たした。
80分間攻守に前へ出続けた三菱重工相模原のプレーが印象に残った試合だった。
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会見レポート
豊田自動織機
レオン・ホールデンHC
何もできず、残念だった。気持ちの部分で負けていた。
松本仁志主将
自分たちの形が出せなかった。1対1の部分で負けていた。
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Q:今日のゲームプランと、ゲームプランから狂ったところは?
レオン・ホールデンHC
ゲームプラン自体はよかったが、試合で出せなかった。
コンタクトが緩いところと、アタックもディフェンスもスピードがなかったところが悪かったところ。
ラグビーはコンタクトスポーツなので、コンタクトエリアで負けたら勝てない。
Q:トップリーグ後半戦の失速の原因は?
レオン・ホールデンHC
けが人が多かったところ。
三菱重工相模原
グレッグ・クーパーHC
トップリーグ昇格に向けていい準備をワンチームでしてきたので、その成果が出てよかった。
土佐誠主将
相手の底力を感じたがいい試合ができ、勝ち切れてよかった。
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Q:この試合に向けてどういうポイントにフォーカスして準備をしてきたか?
グレッグ・クーパーHC
セカンドシーズンからずっとチームストラクチャーにこだわってきたので、この試合だけにというものはない。
Q:昨年の入れ替え戦敗北がいいモチベーションになった?
土佐誠主将
昨年の惜敗により、もうひと踏ん張りでトップリーグに手が届くという思いはみんなで共有できた。
自分たちのストラクチャーを信じることにはこだわり続けた。
(文責 大林直之)