9月29日(日) 天理大学 vs 同志社大学


入場者数:1483人 天候:くもり/無風
レフリー:稲西 輝紀(関西協会)
アシスタントレフリー:近藤 雅喜(関西協会) / 田村 智章(関西協会) / 松岡 実(関西協会)
天理大学 同志社大学
52 FULL TIME 28
19 前半 5
33 後半 23
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶天理大学 10 筒口允之

試合映像(ダイジェスト)


メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
天理大学
監督小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR森 仁之輔3177105草ケ谷RS→東福岡
2HO寺西 翔生417095東生野中→常翔学園
3PR外村 君太郎 アッシャー3184115巽中→天理
4LO大西 一平3182105吹田RS→東福岡
5LO渡邉 完徒4182102前橋RS→明和県央
6FL川越 功喜218087東生野中→天理
7FL上ノ坊 悠馬4183100三田RCJr→市立尼崎
8NO.8パトリック・ヴァカタ4189115トンガカレッジアテレ→日本航空石川
9SH朝倉 達弥317172筑紫丘RCJS→東福岡
SO筒口 允之417182長崎RS→長崎南山
11WTB藤原 竜之丞417072ノーサイドRS→日本航空石川
12CTB山田 晟大117883堺RS→常翔学園
13CTBフィリモネ・サイア218399トゥポウカレッジ→青森山田
14WTBトゥリマファ・トゥポウ2185105トンガカレッジアテレ→日本航空石川
15FB上ノ坊 駿介318386三田RCJr→石見智翠館
16Re.稲嶺 翔太3172100大正北中→石見智翠館
17Re.小山 康太416997上小阪中→石見智翠館
18Re.坂本 駿哉3177112薫中→天理
19Re.岡﨑 慶喜3180100市立第四中→石見智翠館
20Re.アリスター・サウララ119698デラセラカレッジ
21Re.高島 大輝416673巽中→石見智翠館
22Re.中山 敬太317281蹉跎中→石見智翠館
23Re.弘田 士道217070伏見CJr→京都工学院
同志社大学
監督中尾 晃
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR小西 雄斗3176110同志社香里中→同志社香里
2HO荒川 駿2177103東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
3PR三輪 拓翔3175100四日市Jr.ラグビークラブ→尾道
4LO山崎 暖人3181102小金井RS→國學院久我山
5LO木村 圭佑4180102奈良RS→大分舞鶴
6FL鈴木 崇敏417590磐城
7FL山中 颯真418095同志社香里中→同志社香里
8NO.8中谷 陸人1180102大阪桐蔭
9SH藤田 海元417070文の里中→東海大大阪仰星
10SO大島 泰真317075藤森中→京都成章
11WTB立川 和樹317478天理中→天理
CTB田中 勘太417485ゆのきRS→長崎北陽台
13CTB森岡 蒼良217783東芝府中Jr.ラグビークラブ→京都成章
14WTB岩本 総司317882四條畷RS→常翔学園
15FB江口 翔417082筑紫丘ラグビークラブ→東福岡
16Re.長島 幸汰3176100西陵中→京都成章
17Re.潰田 祥紀4170100兵庫RS→石見智翠館
18Re.上野 聡大4181119大正北→常翔学園
19Re.柏村 一喜218494尼崎RS→報徳学園
20Re.久保 太陽4183105吹田RS→報徳学園
21Re.石田 太陽317072木本中→東海大大阪仰星
22Re.瀧川 創太郎217377津高虎RS→同志社
23Re.山本 希416880四條畷中→石見智翠館

マッチレポート

第2節の第1試合、前年2位の天理大学に対し、前年8位の同志社大学が挑むかたちの一戦。
天理大学は連勝して乗っていきたい。同志社大学は早く1勝目が欲しい。

平年よりも気温は高めだが、風もなくまずまずのコンデション、同志社大学(同志社)のキックオフでスタートした。

最初にスコアしたのは、同志社だった。9分、HL付近のラインアウトからHO②荒川駿が22Mまでブレイク、続いてWTB⑭岩本総司がゲイン、そこから左へ展開し、CTB⑬森岡蒼良がスワーブで2人をかわし左中間に先制トライ。GKはSO⑩大島泰真がきっちり決める。(0-7)
その後、両チームともゴール前まで攻めるもスコアに繋がらない状況が少し続く。

26分、スコアしたのは天理大学(天理大)、敵陣22Mと10Mの中間付近の右サイドでのスクラムから左へ展開、BKのサインプレーで⑨(SH朝倉達弥)→⑬(CTBフィリモネ・サイア)→⑭(WTBトゥリマファ・トゥポウ)→⑮(FB上ノ坊駿介)→⑪(WTB藤原竜之丞)と繋ぎ左隅にトライ。(5-7)

32分にも天理大、ラインアウトのクイックスローからボールを展開、最後はFWで⑦(FL上ノ坊馬)→②(HO寺西翔生)→③(PR外村君太郎アッシャー)と繋ぎ左中間にトライ。GKはSO⑩筒口達弥が決めて逆転する。(12-7)

41分にも、ナイスフォローの③外村がトライを決めて(GK成功)、天理大リード前半を終える。(19-7)

後半2分、天理大はボールを大きく動かしながら前進し、最後は左大外で待っていたNO8⑧パトリック・ヴァカタにボールを託す。30Mほど走り切って中央に回り込んでのトライ(GK成功)。(24-7)

これ以上引き離されたくない同志社、14分にゴール前5Mのラインアウトのチャンスを迎える。ラックサイドをFWが攻め続け、最後はSH㉑石田がフェイントを入れながら潜り込んでのトライ(GK成功)。(24-14)

続いて16分にも、相手のパスミスボールをNO8⑧中谷陸人がすかさずキック、㉑石田が追いつき足に引っ掛けゴロパントの球を自ら拾い中央にトライ(GK成功)で3点差まで追い上げる。(24―19)

もう1本欲しい同志社だが、次は天理大。⑩筒口がトライでまた10点差とする。(29-19)

30分、今度は同志社がゴール前を攻め続け、最後は②荒川のグラウンディング(GK成功)で再度3点差に迫る。(31-28)

だが、天理大は33分に⑧ヴァカタ、37分にはCTB⑫山田晟大がトライ(いずれもGK成功)で引き離し勝負あり。(45-28)

ロスタイムの46分にもSO㉒中山敬太がダメ押しのトライ(㉒中山GK成功)。結果的には大差のゲームとなった。(52-28)


POMには、敵陣へのロングキックにおいてゲームメイク・エリアマネジメントした天理大学・司令塔・キャプテンSO⑩筒口達弥が選出された。


会見の様子

同志社大学
中尾監督
先週の大敗から、ここからしっかりやろうと今日に挑んできた。前半は自分たちの良い形が出ていたが、後半の途中から勝負の一番大事なところで先手を打てなかったのが今日の敗因。先週と比べ、学生は本当に集中してやってくれた。これから一緒に強くなっていければと思っている。

田中ゲームキャプテン(以下、GC)
先週の試合ではペナルティの多さであの点差まで開いてしまった。まずはその規律を守ることにこの1週間こだわってきた。もう一つ、ディフェンスでのブレークダウンや激しさ。やはり京都産業大学戦では、相手の留学生や強い選手にブレークダウンとコンタクトの激しさで圧倒的に負け、どんどん乗られた。なのでこの1週間はディフェンスの激しさに集中してやってきた。今回はディフェンスで相手にプレッシャーを与え、前半の流れを持ってくることができた。後半は横とのコネクションが一瞬切れた隙を相手が突いてきて修正できず、ズルズル点を取られた。

Q.後半26分のトライで3点差に迫ったときのチームの盛り上がりは。
田中GC
この1週間、十分準備してきた成果が出た結果があの3点差。ディフェンス面においても、自分のやってきたことが間違ってないということで自信がついて、周りもしっかりと盛り上がった雰囲気のまま、試合に臨めていた。

Q.今日の試合は昨年全敗のチームとは違うと感じたが、手応えと反省はどちらが大きいか。
中尾監督
両方ある。反省すべき点は、3点差まで迫ったが細かいミスもあって相手にトライを許してしまっているところ。良いところは最後までゲームを捨てずにディフェンスに行ったこと。最終的にトライをとられたが「最後までやりきる」というのを今年やってきた。少しずつそういう部分が出始めてることはプラスだと思う。

Q.2戦を終えて、今年自分たちの強みだと感じることを精神面、戦術面の両方で教えてほしい。
田中GC
精神面は、良い意味で調子に乗りやすいメンバーだということ。自分たちの色をしっかり出せて、自分たちのラグビーができる場面では、そのまま自分たちに流れを持ってこれる。
戦術的には、先週の京都産業大学戦の最後の3トライ全てモールで取り切ったことが1番の自分たちの自信。自分たちが我慢してペナルティを得て点を取るのが同社の強みだと感じている。


天理大学
小松 節夫 監督
開幕2節目ということで、開幕戦よりもいい試合をしたいということで挑んだ。ゲームの入りで取り切れなかったミスが多く、逆に返されてトライを取られその後もうまくボールが繋がらなかった。なかなか自分たちのペースにならず、後半も中盤ぐらいに同じような形でうちのミスから同志社さんのボールになって速い展開でアタックを受けて、失点してしまった。
終盤にもう一度引き離して勝てたところは成果かなと思う。自分たちの時間帯と相手の時間帯と考えたとき、同志社さんに時間帯をたくさん渡してしまったなという反省が残る。次のゲームは今日よりもまたさらにいいゲームができるように頑張っていきたい。

筒口キャプテン(以下、C)
自分たちのミスで簡単にボールを渡してしまったのが、先週の摂南大学さんとの試合の反省と似てる部分。ハンドリングエラーや簡単なミスをしてボールを渡してしまった。まだまだ自分たちの詰めの甘さ。次のゲームに向けて、ミスを修正し、今日よりももっといいゲームができるようにチーム一丸となってがんばっていきたい。

Q.一時的に3点差まで詰められたが、焦りはなかったか。
筒口C
焦りはなかったが、自分たちが何をしたいのかもう一度集まって話をしたことが、最終的に引き離した要因だと思う。

Q.一時接戦になった要因は相手のディフェンスか、それとも自分たちのミスか
小松監督
同志社大学さんのディフェンスは今日はすごくプレッシャーをかけてきて、ブレークダウンも結構ファイトしてきたので、自分たちが思ってるほどボールが動かなかった。プレッシャーをかけられて外のスペースでパスミスし、ちょっとずつリズムが崩れていった。同志社さんのディフェンスの速さとブレークダウンのこだわりを感じた。

Q.初出場の3番外村選手について
小松監督
今日はよく走って、ボールに絡んでトライもした。前半はラッキーボーイ。前節からレギュラーとリザーブが2人いなくなった中で、スクラムも安定して彼が今日がんばってくれた。層も厚くなってくるので、競争できれば。

Q.POMに選ばれましたが、ご自身以外にプレー中にそれに匹敵した選手は。
筒口C
ディフェンスでは川越が常体を張ってくれた。あの泥臭いプレーがここぞというときにも止められた要因。


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■KRPU 前田寛文

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