12月11日(日) 関西大学 vs 龍谷大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

2022年12月11日 11:45 K.O.
入場者数:1492人 天候:晴れ時々くもり/無風
レフリー:立川 誠道(日本協会)
アシスタントレフリー:飯田 真治(関西協会) / 長谷川 雄亮(関西協会) / 谷口 博一(関西協会)
関西大学 龍谷大学
50 FULL TIME 22
24 前半 10
26 後半 12
詳細(PDF)

メンバー表(48時間前)

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関西大学
監督森 拓郎
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮内 慶大2175105つくしヤングラガーズ→東福岡
2HO垣本 大斗317090枚岡中→石見智翠館
3PR細矢 一颯3173105蹉跎中→閱大北陽
4LO中薗 拓海318093茨田北中→関大北陽
5LO中村 豪1189114中宮中→常翔学園
6FL奥平 一磨呂118395名古屋RS→東海大大阪仰星
7FL岩﨑 友哉317183住吉中→関大北陽
NO.8池原 自恩418095関大ー
9SH溝渕 元気316974路跎中→大産大附属
10SO池澤 佑尽317883兵庫県RS→東福岡
11WTB大西 俊一朗417577玉川中→関大北陽
12CTB藤原 悠417887伊丹RS→大阪桐蔭
13CTB澤口 飛翔317581御所中→御所実業
14WTB三宅 伶417377芦屋RS→関大北陽
15FB立石 和馬217585つくしヤングラガーズ→東福岡
16Re.今井 虎太郎4174100天理中→尾道
17Re.中岡 大暉216897文の里中→石見智翠館
18Re.杉原 絃太3180100英田中→大産大附属
19Re.福島 蒼4181102旭東中/大阪RS→大産大附属
20Re.雨谷 陸椰318097高槻RS→常翔学園
21Re.末井 健将316768川西市RS→報徳学園
22Re.山本 紫温417585天理中→常翔学園
23Re.遠藤 亮真117585春日リトルラガーズ→東福岡
龍谷大学
監督藤谷 徹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR北村 健真417390藤森中→京都成章
2HO平野 巧1180102交野第三中→大阪桐蔭
3PR田中 慎太郎4180110大塚中→早稲田摂陵
4LO佐治 太伊史218590報徳学園
5LO小林 憲伸317890西陵中→京都成章
6FL小山 健太417685西神戸RS→報徳学園
7FL高山 直暉417791本庄中→興國
8NO.8杉原 凌317483英田中→大阪桐蔭
9SH亀井 郁弥216368伊丹RS→常翔学園
10SO谷川 和217576高槻RS→大阪桐蔭
11WTB中畑 愛輝318284柴島中→大産大附属
12CTB山添 将輝317482尼崎RS→大阪桐蔭
13CTB三宅 颯馬318084瀬田北中→光泉
14WTB大島 陵雅217885樟葉中→東海大大阪仰星
FB片山 諒汰417183茨田北中→摂津
16Re.藤谷 龍一416487藤森中→京都成章
17Re.稲田 竜一2170101英田中→大阪桐蔭
18Re.古林 辰規4172104徳島RS→石見智翠館
19Re.木村 光伸118793兵庫県RS→常翔学園
20Re.笹井 信太朗417688伊丹RS→市立尼崎
21Re.佐賀 誠人116667中宮中→京都成章
22Re.中島 悠斗417065柴島中→関大北陽
23Re.永井 智也416981蹉跎中→関大北陽

マッチレポート

2022年度関西大学ラグビーAB入替戦の第1試合は、Aリーグを 1勝6敗で終えた関西大学(関大)と大阪体育大学を 2点差で破りBリーグ 1位の龍谷大学(龍谷)の対戦。

風上に立つ龍谷15番FBキャプテン片山諒汰のキックオフで試合開始。試合の入りでは龍谷が良いリズムで関大陣内でアタックするが、ファーストスクラムでコラプシングの反則を犯し、そこから関大が龍谷陣内に入る。
7分、龍谷のオフサイドの反則から関大15番FB立石和馬が左中間25mのPGを狙う。このPGは外れたが、キックチェイスの圧力から龍谷にミスが出て引き続き関大のチャンスが続く。スクラムでの反則を経て、右Gライン5mのラインアウト。そのラインアウトからモールを押し込み8番No.8キャプテン池原自恩が右すみにトライ、15番立石が難しい角度のGも決めて7−0と関大が先制した。(11分)
しかし次は龍谷、リスタートから関大陣内で試合を進め、右22mL少し入ったスクラムから左に展開、ラインに入っていた14番WTB大島陵雅から11番WTB中畑愛輝に渡り、中畑が左すみに飛び込んだ。15番片山が関大立石同様に難しいGを決めて7−7と同点にした。(16分)
主導権を渡したくない関大は優位に立つFWで龍谷に圧力をかけていくと、20分、龍谷の反則から再び左G前のラインアウト。このラインアウトから 2度目のモールプッシュ、最後は3番PR細矢一颯がサイドを潜り込みトライ、関大が再びリードする。(G不成功、19分、12−7)
ここから関大の時間帯となる。29分、三度、龍谷G前ラインアウトからのモールプッシュで2番HO垣本大斗が左すみにトライ。(G不成功、17−7)
続く33分にも龍谷のグラバーキックが15番立石に入り、立石が入れ違うように抜け出し14番WTB三宅伶にパス、三宅が左すみにトライ。(G成功、24−7)
龍谷は前半終了間際に関大G前に迫るがGLを破ることはできず、41分の中央の関大の反則ではPGを選択し15番片山が決めて、24−10として前半を終了した。

後半、関大のキックでリスタート。後半に入っても関大の勢いは止まらず、FWの縦の動きを絡めながらBKが左右に展開していく。
3分、左中間G前まで迫ると最後は3番細矢が前半同様にラックサイドを捻じ込みトライ。関大が点差を広げていく。(G成功、31−7)
続く8分、1番PR宮内慶大の突破から3番細矢が3個目のトライ。(G成功、38−7)
11分、50m/22mのキックで得た右GLまで15mラインアウトからサインプレーで16番HO今井虎太郎が右すみにトライ(G成功、43−7)
15分、13番CTB澤口飛翔が中央にトライ、15番立石のGも決まり50−7となる。
大きなリードをとった関大だが攻撃の手を緩めることなく、後半中盤でも主導権を渡さない。龍谷にようやくチャンスが来たのは終盤に入った33分だった。右G Lまで15mのラインアウトから FWで左にフェーズを重ね、22番SO中島悠斗、23番CTB永井智也、15番片山、11番中畑と渡り、中畑が左すみにトライ。(G成功、50−17)
龍谷は最後まで諦めることなく試合を進めていき、ロスタイムに入った44分に18番PR古林辰規が意地のトライをあげたところでノーサイドとなった。(G不成功、50−22)

今年のAリーグは上位と下位の差がなく、その中で厳しい試合をして来た関西大学が貫禄を示した結果となった。龍谷はセットプレーの劣勢は痛かったが、BKの攻撃力は互角以上だった。来年、さらに強くなってこの場に帰って来てくれると思う。

会見レポート

龍谷大学
藤谷 徹監督
前半はバックスが外で取るといういいところが出まして、点差もそんなに開かなかったのですが、後半に入ると関西大学さんのFWのプレッシャーにうちが対抗できなかったのが敗因です。選手はすごく頑張ってくれたのですが、さすがAリーグでプレーされているチームだけあってその差があったのかなと思いました。

片山 諒汰キャプテン
関西大学さんのテンポの速いアタックとFWのセットプレ―の対策をしてきましたが80分通してその対策をしきれなかったのが敗因だと思います。

・関西大学への対策は?
藤谷監督
ラッシュで前へ出てくるのが関大さんの持ち味なので、そこで受けてしまうと後手に回る一方なので、前へ走りこむアタック、前へ出るデフェンスで対抗するつもりでしたが、それができる場面とできない場面があり、やり切ることができませんでした。

・しばらくAリーグから遠ざかっているが、その差は?
藤谷監督
経験の差だと思います、やはり厳しい戦いを経験されている差が大きいと思います。

片山キャプテン
時間を重ねて差が開いていくうちにメンタルで負けているとかんじますし、僕自身は体の大きさと思っていて、サイズの部分で前へ出られて行ってテンポをあげられて前へ出て止められないというシーンがここ4年間ずっと出させてもらって感じるところです。


関西大学
森 拓郎監督
最終戦ということもあり、硬さもあってミスも多く、なかなか流れを掴めなかったのですが、要所でエリアを取れて得点できました。今までやってきたことが出せたと思っています。最後の最後で失点してしまったところは、龍谷さんの気迫が勝ったところで、Aリーグで今後もやっていくためにはしっかり押さえるようにしなければならないと思いました。

池原 自恩キャプテン
まずは入替戦に勝てたところが良かったです。この1週間いい雰囲気といい強度で練習できていて部員全員で掴んだ勝利だと思っています。
監督もおっしゃっていた、最後の失点は龍谷さんの気持ちのこもったプレーに自分たちが負けてしまったので、そこは来年につながる課題だとお思っています。

・前半は緊張していたように思うが、後半はどのように立て直したのか?
池原キャプテン
入替戦の雰囲気を経験しているメンバーも少なかったのでミスミ多かったのですが、全員で声をだしてカバーしようとしました。そこでいい雰囲気になって自分たちの流れになったと思います。

・来年に向けて?
池原キャプテン
試合に出るメンバーだけでなく、チーム全員で一つになって一つの試合にのぞんでほしいと思います。

森 監督
Aリーグで戦う土台はできつつあるかなと思っています。フィジカルの部分では強化できる体制になってきているので、セットプレーを安定させることで、うちの速いデフェンスの上りでプレッシャーをかけられたらもうちょっといい試合ができるのではないかと思います。

・シーズンを振り返って?
森 監督
リーグ戦の内容的にはそんなに悪くなく、力のあるチームには大差で負けましたが、接戦で戦える紙一重の試合が何試合かできて、勝つというマインドにはなってきていますので、来年は3勝、4勝できるチームになるのではないかと思っています。

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