愛知・豊田ラグビーフェスタ2018
早稲田大学 vs 明治大学
2018年6月17日(日) 14:05キックオフ グラウンド:豊田スタジアム | ||||
早稲田大学 | 明治大学 | |||
5 | FULL TIME | 29 | ||
5 | 前半 | 17 | ||
0 | 後半 | 12 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
第1試合に続き曇り空の下、明治大学のキックオフで試合開始。
開始直後から明治大学が積極的にボールを動かし、試合を優位に進める。
そして前半12分、相手ゴール前のスクラムをFWが押し切り、最後は⑧坂がトライ(ゴール成功)、この試合最初の得点をあげ、0−7とする。
さらに前半21分、相手ゴール前のラインアウトから執拗に攻撃を繰り返した後、⑩二浦がインゴールに絶妙なキックパス。
そのボールに反応した⑪石川がトライ(ゴール成功)し、0−14と点差を広げる。このまま明治大学のペースで試合が進むかと思われたが、早稲田大学も前半27分に敵ゴール前5mのラインアウトからFWが真っ向勝負を挑み、モールでトライをあげ、5−14反撃を開始する。
しかし、その後も明治大学は試合の主導権を渡さず、連続攻撃を繰り返す明治大学に対し固い防御で得点を許さない早稲田大学という構図は変わらず。
結局前半は終了直前に明治大学が1PGを加えるのみにとどまり、5−17の明治大学リードで前半終了。
後半は、早稲田大学がキックオフから相手陣で試合を進め、度々ビッグゲインをするもミスが出て、得点につながらない。
そして、後半も明治大学が最初の得点をあげる。後半11分に、早稲田大学が敵ゴール前まで攻め込むも、ミスでチャンスを失う。
そのボールを奪った明治大学は素早く攻撃に転じ、最後は⑩二浦が相手防御ラインの裏に上げたキックボールを⑭山村がキャッチし、そのまま40mを独走しトライ、5−22と早稲田大学を突き放す。
その後も明治大学のペースで試合は進み、後半30分に、明治大学は常に優勢であったスクラムで相手の繰り返しの反則を誘発し、最後は認定トライを奪い試合を決定づけ、5−29で勝利をあげた。
会見レポート
早稲田大学
相良監督
明治に取り切られて、早稲田がとり切れなかったという、お互いの精度の差が出た試合。
思ったよりディフェンスは我慢できており、テーマにしていた部分としては評価できる。
佐藤主将
ディフェンスでは、自分たちから崩れてしまい、自陣で試合をしてしまった。さらに、明治の強力なFWと止めきれなかったことで失点をしてしまった。
アタックでも、取り切れなかったのは悔やまれる。
ー 先週の天理戦からディフェンスは修正できたのか?
相良監督
アタックでのブレイクダウンも含めて、基本的なこと、ちょっとしたことを、きちんと実行することができたことが、明治に対して80分戦えた理由。
ー 春の総括
相良監督
ある程度、ディフェンスは包括して取り組んだため、選手の理解も高まっておりいい方向に向かっている。
アタックはまだ手を付けていない部分なので、夏合宿移行で強化していく。
明治大学
田中監督
春の早明戦をワールドカップ開催スタジアムできたことも貴重な経験となった。早稲田は昨年と違いタフなチームになったので、成長のヒントを得られる試合になった。
選手がきちんと勝ち切ったことに対しては評価したい。
福田主将
ワールドカップ開催スタジアムで伝統の4校での試合ができたことがよかった。さらに、その舞台で、早稲田に勝利できたことを喜びたい。
ー 早稲田の変わった点は?
田中監督
タフなチームになった印象。
昨日の下位チームの試合も昨年は大差だったが、早稲田はかなりしぶとくなってきている。
ー 春の総括
田中監督
春は個のレベルアップを取り組んでいるので、チームにはあまりコミットできていないが、チームの中で自然にコミュニケーションをとって修正していくことができており、スタンダードがあがっている。
(文責:大林直之 伊勢昌幸人)