マッチレポート
第1試合に引き続き穏やかな天候の下、東北学院大学のキックオフでゲームがスタートした。
愛知学院大学が最初のチャンスを掴むが、東北学院大学は厳しい防御で対抗、地域を押し戻す。東北学院大学が前進する勢いを披露するが、愛知学院大学は冷静にパスコースを読み切りインターセプト、中盤の攻防が続く。
相手陣に地域を進めたのは愛知学院大学。スクラムを優位にコントロールし、22m内に入るとラインアウトモールで前進、トライのチャンスを伺う。東北学院大学は、ブレイクダウンで粘り強く対峙し地域を戻す。
最初のスコアは、愛知学院大学。前半14分、中盤スクラムから前進し、細くボールを繋ぎ⑭村瀬が右サイドを走り切りトライ、5-0と先制する。
前半18分、東北学院大学は危険なタックルでイエローカード、14名での戦いとなる。それでも東北学院大学は、前半22分、ゴール前に地域を進めるとラインアウトモールで前進、そのまま⑤永井が右中間にトライ、5-5と振り出しに戻す。
耐える東北学院大学は、自陣のピンチからも脱出すると、前半29分、ラインアウトモールで前進、右隅に②武山がトライ、10-5とする。
対する愛知学院大学も、直後の前半33分、⑭村瀬が2つ目のトライをあげ、10-10と振り出しに戻す。
前半終了直前の40分、東北学院大学は相手陣22mラインアウトから前進、絶妙のタイミングに大きく左に展開、⑮工藤が左隅にトライ、15-10として前半が終了した。
後半、風上に立った愛知学院大学だが、最初のトライは東北学院大学。徐々に前進してアドバンテージを得ると、後半3分、バックスライン裏へキック、⑩中野の手に入りそのまま中央にトライ、コンバージョンも成功して22-10とリードを広げる。
勢いに乗る東北学院大学は、後半8分、ゴール前に地域を進めるとラインアウトモールで前進、②武山が左隅にそのままトライ27-10とする。
悪い流れを断ち切りたい愛知学院大学は、相手陣22m陣に入ると攻撃を継続する。東北学院大学は、繰り返しの反則でイエローカード、再び14人での戦いとなる。
スクラムを選択した愛知学院大学は、後半21分、相手陣ゴール前スクラムからそのまま前進、⑨若林が中央にトライ、コンバージョンも成功し17-27とその差を縮める。
勢いに乗る愛知学院大学は29分、ラインアウトからFWが前進、最後は⑯森が左中間にトライ、コンバージョンも成功し24-27、3点差に迫る。
混戦から抜け出したのは、東北学院大学。
後半38分、失いかけたラインアウトからのボールを奪取、⑩中野がスペースを生み出して⑫中島が左隅にトライ、32-24とする。
愛知科学院大学も意地を見せ、終了間際に1トライ(コンバージョン成功)をあげるもノーサイド、32-31で東北学院大学が18年ぶりの決勝進出に駒を進めた。
(文責 品野いっせい)