マッチレポート
世界的なCOVID19蔓延により、試合日程は勿論、運営、各チームの調整も困難を極めた2020年シーズンも、ようやく交流戦としてスタート出来る日を迎えた。
ゲームは、摂南大学のキックオフから始まるも、2分 摂南ゴール前の左、同志社ボールラインアウトから左へ展開、SH9人羅が左中間へトライ。ゴール成功7-0と先制する。
摂南も攻めの姿勢でゴール前まで進むも、反則を繰り返しチャンスを逃していたが、23分、同志社のパスミスを摂南大が足で引っ掛け、SO10山田がゴールまで走りトライ。CTB12ヴィリアミのキックも決まり7-7と追いつく。
同志社は25分左スクラムから右へ展開、ラックを形成。WTB14和田からSH9人羅へパスを繋ぎトライ。キック成功14-7とすると、29分HL付近ラインアウトから同志社SO10山田からWTB和田へ繋ぎ、相手を上手くかわしつつ、右中間へトライ。ゴール不成功も19-7と突き放す。
摂南は、36分マイボールHL付近ラインアウトからSH9三田村が約50メートルの独走トライ。19-12と喰らい付く。
42分摂南のペナルティにより同志社はゴールを選択。成功22-12で前半終了。試合の流れ、実戦を意識すれば、賢明な選択であった。
台風一過の陽射しが強くなった後半、最初のトライは摂南。49分HL付近スクラムからCTB13テビタが抜けCTB12ヴィリアミ→WTB11勝又へとパスを回し右中間へトライ。ゴール成功し21-19と迫る。
56分敵陣ゴール前でペナルティをもらった同志社は、ラックからHO2谷本がボールを右中間へ持ち出しトライ。ゴール成功29-19とすると、77分には敵陣22m付近左ラインアウトからモールを形成PR16井本がボールを持ち出しトライ。終了間際にもペナルティゴールを追加し、37-19で試合終了。
両チームとも、‘ぶっつけ本番’に近いコンディションの中、戦術云々より、スターティングメンバーが何処までフィットネスを継続できるかを試した内容で、後半なかば過ぎより
足に痙攣を起こすプレーヤーが続出。大学選手権出場までの真剣勝負が数少ない中、何処までコンディションを上げられるかが、課題となるゲームであった。
(文責:宮崎 愛佳、編集:廣島 治)