2018関西大学ラグビーA-B入替戦関西大学 対 摂南大学
2018年12月9日(日) 12:00キックオフ グラウンド:京都・宝が池球技場 入場者数:1230人 天候:晴れ |
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レフリー:真継丈友紀(日本協会) アシスタントレフリー:西村純 (関西協会) /木俣俊祐(関西協会) /服部聖(関西協会) |
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関西大学 | 摂南大学 | |||
29 | FULL TIME | 31 | ||
10 | 前半 | 24 | ||
19 | 後半 | 7 | ||
詳細 (PDF) |
マッチレポート
今年も宝が池球技場において関西大学AリーグとBリーグの入替戦が開催された。Aリーグでは残念ながら全敗で最下位に終わった関西大学。他方、Bリーグを全勝で勝ち上がり優勝の摂南大学。絶対に負けられない関大と何としても勝ちたい摂南大の一戦。
入替戦独特の緊張感の中、風下の摂南大のキックオフで始まった。
先に得点をしたのは、関大だった。3分、摂南大のオフサイドの反則から、ゴール前5Mのラインアウトの機会を得た。⑤中田涼介がクリーンキャッチ、モールを押し込んだが獲り切れず、バックスにパスアウト、⑩渡辺裕介が左サイド大外で待っていた⑪芝岡翔吾にキックパス、インゴール内でワンバウンドしたボールをキャッチし、左中間にトライ、あっさり関大が先制する。(5-0)
今度は摂南大、9分、自陣からサイド攻撃を中心にボールをよく繋ぐ。ゴール前までボールを運び、最後は⑦佐藤勇斗が左隅に飛び込みトライ、5-5とイーブンに戻す。
14分にも摂南大、敵陣22M内からタッチキックで陣地を回復しようとした関大SOのキックを⑨三田村直輝が果敢にチャージ、ゴール前10M付近でマイボールにする。密集から出たボールが⑫山口諒二に渡り、敵をかわしゴールポスト左へトライ、⑩ツイドラキ・ヴィリアミがゴールを決め、5-12と逆転する。
この次も摂南大、21分、ゴール前センタースクラムから⑧マタエナ・イエレミアが右サイドに走り込みゴールに迫りダウンボール、⑬テビタ・タイがボールを拾い上げ、右中間に抑え込む、ゴールも決まり5-19と引き離す。
このまま引き離されると厳しい関大であったが、31分、ゴール前5M付近のラインアウトからモールを形成、キャプテン②西勇樹がモールから飛び出し、右隅に抑え込み、10-19と詰める。
だが、前半最後の得点は、摂南大だった。敵陣10M付近のラインアウトから右オープンにボールを回す。ライン裏に残っていた⑧イエレミアがビッグゲイン、⑥安村悠作から⑬タイとボールを繋ぎ、右中間にトライ、2トライ2ゴール差で前半を終える。(10-24)
後半、少し風は弱まったものの、序盤は風下の関大に対し、風上の摂南大がエリア的に押し気味に試合を進めるも得点に繋がらない。関大も押され気味ながらも、前半と変わってボールをワイドに展開することによって、勝機を見出そうとする。
膠着状態がかなり続いたが、23分に関大が自陣からワイドにボールを繋ぎながら、ゴール前までボールを運び、最後は⑮和仁原和輝が左中間に抑え込む。⑭松本大吾がゴールを決め17-24と1トライ1ゴール差に詰め寄る。
勝利のためにはもう1本獲りたい関大だったが、28分にゴール前中央ラックのボールをBKに展開し、⑪芝岡が左隅にトライ、惜しくもゴールは決まらなかったが、22-24と2点差まで迫る。
逆転をしたい関大、勝ち切りたい摂南大であるが、今度は摂南大だった。35分敵陣10M付近でのマイボールスクラムから左オープンに展開、⑫山口が突っ込みポイントを、そこから出たボールを⑩ツイドラキ・ヴィリアミが個人技で敵をかわし40Mほど走り切りゴールポスト右にトライ、自らゴールも決め、9点差(22-31)と残り時間からするとセーフティリードに。
一方の関大はその後攻め続け、ロスタイム46分にSH㉑木下皓太が意地のトライを返すも、関大サイドとしては無念のノーサイドの笛が鳴った。
摂南大は1年でAリーグ復帰となったが、来季のAリーグでの活躍を期待する。他方、関大は4年間在籍したAリーグの席を明け渡す結果となったが、来年の入替戦での復帰を祈念したい。
(文責:関西ラグビーフットボール協会広報委員会)