1月12日(日) NTTドコモ 31-24 三菱重工相模原

トップリーグ 第1節NTTドコモ VS 三菱重工相模原

2020年1月12日(日) 14:00キックオフ
グラウンド:花園
入場者数:8856人
天候:くもり/無風
レフリー:関谷惇大(日本協会A1)
アシスタントレフリー:橋元教明(日本協会A1)/船岡克広(関西協会)/嵯峨慶二(関西協会)
NTTドコモ 三菱重工相模原
31 FULL TIME 24
12 前半 17
19 後半 7
詳細
(日本協会公式)

監督コメント

三菱重工相模原 グレッグ・クーパーヘッドコーチ
ワールドカップを終え、ようやくトップリーグが始まりうれしく思う。もちろん勝つために試合に臨んだが残念な結果になった。そうは言っても選手達が勇気を出していいラグビーができたと思う。ドコモはハイクオリティなパフォーマンスだった。

土佐誠キャプテン
ここ花園で、またホームのドコモおよびそのサポータの前でいいパフォーマンスができたことを誇りに思う。ドコモおよび協会のみなさまに感謝を申し上げたい。スコアは僅差だったが、その僅差が勝負を分ける生命線になるのでそこをこれから修正しいいシーズンにしたい。

Q:前半先制し、有利になったがそのあとどう展開しようと考えたか
土佐キャプテン
セーブしようとは考えなかった。先制したことにより浮足だってペースが乱れないよう、落ち着いて反則を避けるように言い続けた。

Q:後半に反則が増えた要因は
土佐キャプテン
ブレイクダウンで優勢に立てて、ボールが一瞬だけ見えるシチュエーションが多く、そこに手をかけたり等の反則につながってしまった。自分達でコントロールできた部分ができなかった。みんなのパワーとエナジーを抑えきれなかった。今後は自信を持ってこれをコントロールする。

Q:いい試合だったが、一勝のために必要なことは
クーパーヘッドコーチ
修正点は2つある。一つはエリアマネージメント(きょうは自陣でプレーをしすぎて苦労した)。二つ目はラインアウト。

NTTドコモ マイク・ブリューワーヘッドコーチ
かなりむずかしい試合になった。ブレイクダウンで三菱のプレッシャーをかけられ、速いペースでの試合を阻止されたことで自分達のパフォーマンスに満足できなかった。ヤマハ 東芝 NTTコミュ等と戦って学んだこととして、トップリーグではやはりセットピースが大事だということ。しかし過去はドコモのセットピースは乏しく、そういった相手と戦うことができていなかったが、きょうのセットピースは勝利の要因になった。特にラインアウトディフェンスがよかった。そして相手のセットピース起点をつくらせなかった。しかし相手のフェイズプレイはよかったし、いいトライも取られた。このゲームはどう転んでもおかしくなかったが、勝てて安心している。

金勇輝キャプテン
大阪での開幕戦なのでなにがなんでも勝利し、ボーナスポイントも取るつもりで臨んだが、ブレイクダウンや10番のところでプレッシャーを受け、自分達のラグビーがあまりできなかった。結果として勝てたことがきょうの大きな収穫である。修正点も多く見つかったので次戦に向けて活かしたい。相手のキープレイヤーである12番、13番にトライを取られたので、チームとしてフロントラインのディフェンスをもっと強化したい。

Q:シーソーゲームでのむずかしい試合に勝てたポイントは
ブリューワーヘッドコーチ

セットピースがポイントだったと思う。相手に起点をつくらせず、こちらは起点をつくれた。一つ見えたのは自分達が意図するスタイルで強度も出すことができ、正確性も出すことができれば簡単にトライを取れることができると思われ、その頻度を増やしたい。ブレイクダウンがよかった三菱が勝てなかったのはアンラッキーだった。しかし、ラインアウトが機能しないとトップリーグでは勝てない。

Q:SHを秦一平に入れ替えたが
ブリューワーヘッドコーチ

秦は足の骨折でスタートが遅かったが、彼のテンポは速く、ゲームセンスがいい。ハーフタイムにブレイクダウンのスピードを上げるように話し、そのために秦を投入することを決めた。しかしブレイクダウンでの相手の働きはすばらしく、秦をしてもぜんぜんテンポを出せなかった。しかし秦がキーモーメントを起こしてくれ、ドコモは彼ほどのサイズを持っていることはラッキーだと思う(笑)。

Q:ヴィンピーの状態は
ブリューワーヘッドコーチ

もう一度再発しないように手術を選んだが、リハビリはかなり順調だ。いまは痛みのない状態で走り回っており、第4節の神戸戦に出せる可能性が高まってきている。

(文責:大阪府協会 長澤良行)

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■撮影者:KRPU 古田浩