1月12日(日) 神戸製鋼 50-16 キヤノン

トップリーグ 第1節神戸製鋼 VS キヤノン

2020年1月12日(日) 13:05キックオフ
グラウンド:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
入場者数:23004人
天候:晴れ/無風
レフリー:加藤真也(日本協会A)
アシスタントレフリー:橋脇正典(日本協会A2)/岡田欣久(関西協会)/辻宏伸(関西協会)
神戸製鋼 キヤノン
50 FULL TIME 16
22 前半 10
28 後半 6
詳細
(日本協会公式)

マッチレポート

トップリーグ開幕戦。天候が心配されたが、大した雨にもならず、23,000を超える観客が見守る中、神戸製鋼コベルコスティーラーズのキックオフでゲームスタート。


前半7分、スクラムでキヤノンがコラプシングの反則。神戸製鋼は10番ダン・カーターがペナルティゴールを狙い、ゴール成功。3-0。
前半12分、左ラックから8番タウムア・ナエアタがボールを持ち出し、12番リチャード・バックマンが左へトライ。ゴール不成功8-0。


前半16分、キヤノンは敵陣深くでペナルティキックを選択。ゴール成功8-3。
その直後、神戸製鋼は右展開から15番山中のパスを11番山下が受け取り、中央へ向かってトライ。ゴール成功15-3。
前半30分ハーフライン付近から9番日和佐がラックからボールを持ち出し5メートルラインで10番ダン・カーターへパス。中央へトライし、ゴールも成功。22-3。
前半終了間際、キヤノンの反撃。敵陣内で右から左へ大きくパスを展開し、12番三友が左中間へトライ。ゴール成功22-10とし、前半を折り返す。

後半最初の得点はキヤノン。後半3分神戸製鋼の反則を誘い、ハーフライン付近から12番三友がペナルティゴールを狙う。ゴール成功22-12。後半9分神戸製鋼はキヤノンの反則により、敵陣5メートルからモールを組み、力で押し込む。最後は6番トム・フランクリンが右中間へトライ。ゴール成功29-13。
後半14分、またも神戸製鋼の反則により、キャノンはペナルティゴールを狙う。ゴール成功29-16。その直後、神戸製鋼はフェーズを重ね14番アンダーソン・フレイザーが右へトライ。ゴール成功36-16。後半22分ハーフライン上のラックからパスを繋ぎ、23番アタアタ・モエアキオラが独走トライ。ゴール成功43-16。
ホーンがなり、ラストワンプレーとなった後半41分も自陣からパスをつなぎ、5番ブロディ・レタリックがトライ。ゴール成功50-16で試合終了。
快勝の神戸製鋼から、MOMFL6フランクリンが選出された。

監督コメント

キヤノン アリスター・クッツェーヘッドコーチ
多くのチャンスがあったが、単純なミスがありそれを活かすことが出来なかった。この点差が今のチームの実力ではない。まだまだ試合が続く。来週の三菱相模原戦までに修正したい。
嶋田直人キャプテン
気持ちよくプレーができなかった。ボールをキープできたり、簡単なミスがなければチャンスを作ることができた。未だ14試合続くので、この結果を引きずる事なく切り替えていい準備をしたい。

Q:思っていた以上に神戸製鋼のプレッシャーを受けたか
嶋田キャプテン
ブレイクダウンが早かった。相手にいいアタックをさせてしまった。

Q:今後の改善策は
嶋田キャプテン
トップのチームのトップのクオリティを感じた。そういうプレッシャーに慣れるようになりたい。自分たちからのミスは集中力やメンタル面もあるとおもう。

神戸製鋼 デーブ・ディロンヘッドコーチ
まずは初戦を勝利したことはとてもうれしかった。
橋本大輝ゲームキャプテン
観客も多く素晴らしい環境の中で神戸らしいラグビーができた。
山中亮平選手
ホームであるユニバー競技場が満員の中、勝ちきれてよかった。課題もあるので、次の試合までに改善したい。

Q:開幕戦で7トライできた要因は?
橋本キャプテン

ゲームに出ていないメンバーがキャノンを徹底的に研究してくれたり、全員の力があったからだと思う。

Q:ラグビーW杯の影響をどう感じたか?
山中選手

どの会場もほぼ満員だと聞いて嬉しい。これを継続させたい。

Q:ラストワンプレーの場面で蹴り出さなかったのは?
橋本キャプテン

最後までアタックしてトライを取り切ろうとチームで決めた。神戸製鋼らしい相手に対してたくさんのオプションを持っている所を活かすことができた。

Q:アタアタ・モエアキオラの使い分けは?ワールドカップ後に合流してからの評価は?
ディロンヘッドコーチ

とにかく人間性がいい。それはとても大切なこと。複数のポジションをカバーする事ができる。

(文責:宮崎 愛佳)

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU 住本洋之

■撮影者:KRPU 梶間智