2018年10月7日(日) 13:00キックオフ グラウンド:万博記念競技場 観客数:1138人 | ||||
レフリー:佐々木裕司(日本協会) アシスタントレフリー:船岡克広(関西協会) 坂卓磨(関西協会) 八木聖也(関西協会) |
||||
近鉄 | 中国電力 | |||
55 | 0 | |||
21 | 前半 | 0 | ||
34 | 後半 | 0 | ||
詳細 (PDF) |
マッチレポート
前後半にウォーターブレイクが入る暑い大阪・万博記念競技場で、ここまで3戦全勝の近鉄ライナーズと3戦全敗の中国電力レッドグリオンズの戦い。
前半のキックオフは右から左に攻める、風下の近鉄。7分、22mL付近からWTB⑭セミシ・マシレワが巧みなステップでゴール前まで持ち込み相手ペナルティを誘う。左中間ゴール前5mでスクラムを選択しそのまま押し込みNo,8イオプ・イオプアソが押さえて先制トライ。GもSO⑩パトリック・ステイリンが決めて7-0とし幸先良く先制。
その後、中国電力の早いディフェンスと攻撃で規律の乱れやハンドリングミスを重ねて自陣から中々抜け出せないでいた近鉄。今後の課題が出た。ようやく36分にHLからパトリックが22mLまで前進しセミシに繋ぎ右中間に追加のトライを挙げた。Gもパトリックがここも決めて14-0になる。3分あった前半ロスタイム中、42分にはセミシが相手ボールをHL付近でインターセプトし50m独走してゴール下にトライ。Gも決まって21-0で折り返しとなった。
後半7分、風上に立った近鉄はペナルティからタッチで攻める。右ゴール前5mラインアウトからモールを組みHO②高島卓久馬が右中間に押さえ、後半も最初のトライは近鉄。ここもGをパトリックが決めて28-0。徐々に差が開きかかった。更に、13分に後半途中出場のLO⑲マイケル・ストーバーク、18分にセミシ、23分に高島、31分にマイケル、39分になおも後半途中出場WTB矢次啓佑がトライを挙げた。最後のGを後半途中出場のCTB野口大輔が決めて55-0で近鉄が圧勝、4連勝とした。
この試合、外国人選手がいない中国電力ではあるが、特に前半は随所に良いプレーをみせ、近鉄陣で戦いを進めた。惜しむらくはチャンスで得点に結びつけられるようにプレーがほしい。精度を上げて次節に臨んで欲しい。一方で近鉄は、前半、規律のミスやハンドリングミス(後半も)が多く見られた。TLではこのミスを相手チームは見逃してくれない、次節に向けて修正して挑んで欲しい。
監督コメント
中国電力レッドレグリオンズ
脊川穏 監督
今日の試合、近鉄さんに対してどこまでチャレンジ出来るかが一番フォーカスしてきたとこです。ディフェンス面ではある程度自分達が意図したところを前半は頑張って出せたと思います。後半は個々の強さのところで体力を削られ、穴を作られてしまってチームとしてのディフェンスがやり切れなかった。1対1のディフェンスを修正する良い課題をいただけたと思います。アタックに関しては色々準備していたが、ラインアウトで後手を踏んだりしたところがまだまだ足りないところです。今の課題をクリアーして次に繋げて準備していきます。
近鉄ライナーズ
有水剛志 ヘッドコーチ
前半のゲームコントロールが課題として残りました。ハンドリングエラーや規律の部分です。ちょっと空回りと言うか。後半は自分達のスタイルを出せたと思います。
選手達にはいつも言っていますが、トップ15人、トップ23人だけでは勝てないのでトップ30人40人のレベルを上げていきたいです。
(文責:大阪府協会 鈴木博之)