11月30日(土) 近畿大学 vs 関西学院大学
レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:四辻 順一朗(関西協会) / 河井 光輝(関西協会) / 泉 太郎(関西協会)
近畿大学 | 関西学院大学 | |||
29 | FULL TIME | 22 | ||
5 | 前半 | 12 | ||
24 | 後半 | 10 | ||
勝点
4-1 詳細(PDF) |
▶近畿大学 9渡邊晴斗
近畿大学 | ||||||
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監督 | 神本 健司 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 蔡 唯志 | 4 | 176 | 105 | 東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮 |
2 | HO | 村尾 幹太 | 4 | 171 | 98 | 鞘ヶ谷RS→東福岡 |
3 | PR | 稲場 巧 | 4 | 175 | 110 | 生駒ラグビークラブ→近大附属 |
4 | LO | 楠 大輝 | 3 | 182 | 103 | 石切中→日本航空石川 |
5 | LO | 駒井 凌太 | 4 | 184 | 107 | 兵庫県RS→天理 |
⑥ | FL | 中村 志 | 4 | 161 | 80 | 真住中→大阪桐蔭 |
7 | FL | 岩本 圭伸 | 4 | 180 | 95 | 東生野中→常翔学園 |
8 | NO.8 | 古寺 直希 | 4 | 170 | 100 | 喜連中→石見智翠館 |
9 | SH | 渡邊 晴斗 | 2 | 171 | 76 | 東大阪KINDAIクラブジュニア→報徳学園 |
10 | SO | 中村 優太 | 3 | 174 | 83 | OWL洛南Jr.R.F.C→京都工学院 |
11 | WTB | 西 柊太郎 | 2 | 173 | 81 | 三宅YR→東福岡 |
12 | CTB | 嶋 竜輝 | 4 | 177 | 88 | 石切中→日本航空石川 |
13 | CTB | 藤岡 竜也 | 4 | 183 | 95 | 金岡北中→浪速 |
14 | WTB | 植田 和磨 | 4 | 177 | 87 | 明石ジュニアRS→報徳学園 |
15 | FB | 阿曽 有馬 | 4 | 176 | 86 | 各務原RS→中部大春日丘 |
16 | Re. | 金井 海琉 | 3 | 172 | 104 | 東大阪KINDAIクラブジュニア→大阪桐蔭 |
17 | Re. | 浦出 睦己 | 2 | 168 | 106 | 小阪中→大阪桐蔭 |
18 | Re. | 島本 京 | 3 | 180 | 118 | 福岡舞鶴誠和中→東福岡 |
19 | Re. | 能勢 涼太郎 | 3 | 197 | 108 | 猪名川中→川西北陵 |
20 | Re. | 小西 泰誠 | 3 | 181 | 96 | 中野中→石見智翠館 |
21 | Re. | 竹山 栄汰 | 4 | 174 | 78 | 東生野中→近大附属 |
22 | Re. | 吉村 喬成 | 4 | 179 | 86 | 住道中→東海大大阪仰星 |
23 | Re. | 岸 未来 | 2 | 180 | 90 | 岩出RS→近大和歌山 |
関西学院大学 | ||||||
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監督 | 小樋山 樹 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 大塚 壮二郎 | 2 | 177 | 108 | 芦屋RS→関西学院 |
② | HO | 平生 翔大 | 4 | 174 | 106 | 関西学院中→関西学院 |
3 | PR | 市川 晃己 | 4 | 177 | 111 | 関西学院中→関西学院 |
4 | LO | 堤 保澄 | 4 | 180 | 103 | 洛南中→京都成章 |
5 | LO | 趙 勇来 | 4 | 181 | 110 | 東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮 |
6 | FL | 稲垣 直希 | 4 | 178 | 105 | 帆柱ヤングラガーズ→石見智翠館 |
7 | FL | 田中 大瑚 | 4 | 176 | 102 | 兵庫県RS→関西学院 |
8 | NO.8 | 小林 典大 | 3 | 185 | 106 | 上京中→京都成章 |
9 | SH | 川原 大 | 3 | 173 | 78 | 鹿児島ジュニアRFC→大分舞鶴 |
10 | SO | 澤田 壮太郎 | 4 | 170 | 80 | 北神戸RS→尾道 |
11 | WTB | 武藤 航生 | 3 | 174 | 85 | 兵庫県RS→関西学院 |
12 | CTB | 松本 壮馬 | 4 | 173 | 86 | 宇摩RS→石見智翠館 |
13 | CTB | 川村 祐太 | 4 | 181 | 95 | 北海道バーバリアンズJr→関西学院 |
14 | WTB | 山本 快 | 4 | 177 | 86 | 関西学院中→関西学院 |
15 | FB | 的場 天飛 | 3 | 170 | 85 | 伊丹RS→石見智翠館 |
16 | Re. | 田中 健太 | 2 | 169 | 100 | 草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡 |
17 | Re. | 中田 偲響 | 3 | 175 | 104 | 蹉跎中→東海大大阪仰星 |
18 | Re. | 小杉 太郎 | 1 | 183 | 112 | 茗溪学園中→茗溪学園 |
19 | Re. | 藤井 崇弘 | 4 | 183 | 105 | 堺RS→石見智翠館 |
20 | Re. | 岸本 拓歩 | 2 | 172 | 93 | 三田RS→大阪桐蔭 |
21 | Re. | 松田 詩悠 | 3 | 170 | 74 | 宝塚RS→関西学院 |
22 | Re. | 徳永 司也 | 4 | 167 | 75 | 伏見中→京都成章 |
23 | Re. | 中 俊一朗 | 3 | 176 | 86 | 東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星 |
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節は開幕戦と同じ東大阪市花園ラグビー場で4試合が開催される。第1グラウンドの第一試合は晴れ、弱風の中、近畿大学(以下、「近畿大」) VS関西学院大学(以下、「関学大」)が対戦。
近畿大は4勝2敗/勝点20、関学大は5勝1敗/勝点23となっている。
前節は共に連勝チームの京産大と天理大に勝利し勢いに乗っているチーム同士、勝利した方が全国大学選手権出場の3位以内と関学大は優勝の可能性もある注目の一戦。
風下から攻める近大SO⑩中村優太のキックで試合開始。
開始3分、関学大がオブストラクションのペナルティからCTB⑬川村祐太がタッチに蹴り出しゴール前21m右ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大からのボールをジャンパーNO8⑧小林典大がキャッチしモールを形成。パスを繋ぎSH⑨川原大からCTB⑬川村、SO⑩澤田壮太郎からパスを受けたWTB⑭山本快がデフェンスをかわし左中間に先制トライ、GK不成功。0-5
両校が譲らない状態が続く。
17分、再び関学大が自陣1m左ラインアウトから右に展開しフェーズを重ねSH⑨川原からCTB⑫松本壮馬、PR①大塚壮二郎からWTB⑪武藤航生から左ライン沿いに待機していたNO8⑧小林が中央に切り込み左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。
0-12
残り時間で何とか差を詰めたい近畿大は31分、ペナルティからタッチに蹴り出し、ゴール前22m左ラインアウトからスロワーHO②村尾幹太からのボールをジャンパーLO④楠大輝からパスを繋ぎLO⑤駒井凌太がブレイクしパスを受けたPR①蔡唯志が左隅にトライ、GK不成功。5-12
近畿大はゴール前まで再三攻め込むが得点を奪えず最後もペナルティから関学大がキックで蹴り出し12-5と関学大がリードして前半が終了。
関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
開始1分、関学大がゴール前20mにキックをチャージしたWTB⑪武藤をフォローしていたFB⑮的場天飛がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。5-19
攻撃のリズムを掴んだ関学大は自陣から攻めたが、4分に近畿大のSH⑨渡邊晴斗がインターセプトしそのままゴールポスト右にトライ、GKもCTB嶋竜輝が成功。12-19
7分、関学大がノットリリースのペナルティからショットを選択しゴール前22m中央からSO⑩澤田がPGを成功。12-22
10分、今度は近畿大がペナルティからショットを選択しゴール前22m左中間からCTB⑫嶋がPGを成功。15-22
ここから流れが近畿大に移り17分、ゴール前22m右ラインアウトから左に展開しWTB⑭植田和磨がブレイクしSH⑨渡邊からNO8⑧古寺直希にパスを受けたFB⑮阿曽有馬が中央を切り込み左中間にトライ、GKもCTB⑫嶋が成功。22-22
28分、再び近畿大がゴール前20m左ラインアウトからモールを形成しHO②村尾からパスを受けたSH⑨渡邊が巧みなキックで蹴り込みCTB⑬藤岡竜也がゴールポスト下で押さえてトライ、GKも嶋が成功、逆転する。29-22
関学大は敵陣深くまで攻め込むが近畿大FL⑥中村志キャプテンを中心とした粘り強いデフェンスで得点を奪えず苦戦する。
息詰まる戦いであったが、最後は近畿大FB⑮阿曽のジャッカルでペナルティを得てタッチに蹴り出し、ノーサイド。29-22と近畿大が勝利。
近畿大は5勝2敗勝点24、関学大と並んだが当該チームに勝利しており3位を確保。3年ぶりに全国大学選手権の出場も決めた。
POMにはインターセプトのトライと逆転トライにも大きく貢献した近畿大学SH⑨渡邊晴斗選手が選ばれた。
会見レポート
関西学院大学
小樋山 樹監督
試合直後で、なにを話していいのか難しいが、このチームは大学選手権ベスト4に残れる力があると確信していたので、ここで終わってしまうのは残念。近畿大と素晴らしいゲームができたことは良かった。
私の力不足だった。
平生 翔大キャプテン
お互い大学選手権を賭けた大事なゲームで、タフな展開を想定して練習してきた。最後負けてしまったが、我々のひたむきさは随所に出たと思っている。
Q:敗因は
小樋山監督
ペナルティが多かった。よく耐えたが相手のポゼッションが上回られたことが原因。
平生キャプテン
やってきたことしかできないので、タックル等やるべきことひたむきにやったが、後半風下で、自陣に張り付いてしまったことが原因。
近畿大学
神本 健司監督
興奮冷めやらない状況。素晴らしい関西学院のDFに前半はやりたいことができず、難しいゲームになった。ただ前半7点差に抑えたのは大きかった。
関西学院の強みであるブレイクダウンでの攻防にしっかり対応できた点、セットプレー、特にラインアウトで自らのスキルにて取り切れた点が勝利につながった。
勝利できたのは、なにより学生たちの厳しい自律と努力の結果である。
このチームとまだゲームができることを嬉しく思い、修正すべき点をしっかり分析して目標である大学選手権ベスト4を目指したい。
中村 志キャプテン
関西学院の気迫あるプレーで自分たちのラグビーができないまま、一時14点差まで開いたが冷静に対処できた。
試合前、我々4回生が1回生の時、当時4回生だった先輩方が試合中声を掛け合って選手権を戦った姿を振り返り、今日のゲームで活かすことができた。
Q:DFが固い関西学院だったが
中村キャプテン
我々が個々のタックル精度を上げることで対応することができた。
Q:前節首位の京都産業に完勝した関西学院相手だったが
中村キャプテン
我々も予想外な展開だったが、実力伯仲の相手に対して勝つ想定で練習を重ねてきた。結果、どちらに転んでもおかしくない展開だった。