11月30日(土) 関西大学 vs 立命館大学


入場者数:人 天候:
レフリー:立川 誠道(日本協会)
アシスタントレフリー:山谷 亮介(関西協会) / 神野 慧二郎(関西協会) / 山下 大輔(関西協会)
関西大学 立命館大学
8 FULL TIME 38
3 前半 19
5 後半 19
勝点
0-5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶立命館大学 6榎本 匡志

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
関西大学
監督佐藤 貴志
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮内 慶大4175103つくしYR→東福岡
2HO山本 真士3178102滋賀学園中→石見智翠館
3PR坂井 大斗3180107河合第二中→天理
4LO岡田 薫瑠2185100藤森中→東福岡
5LO中村 豪3189115中宮中→常翔学園
6FL中村 将人218598楠葉中→京都成章
7FL西山 光太郎417592住道中→天理
8NO.8中川 一星218297かしいYR→東福岡
9SH宮内 幹大216667つくしYR→佐賀工業
10SO立石 和馬417585つくしYR→東福岡
11WTB遠藤 亮真317688春日LR→東福岡
12CTB吉良 陸人217486かしいYR→東福岡
CTB石川 海翔417587大桐中→大産大附属
14WTB松下 英太郎316671住吉中→尾道
15FB正田 青海217682鯉城RS→尾道
16Re.完山 汰成417590伏見中→光泉カトリック
17Re.中岡 大暉4168103文の里中→石見智翠館
18Re.平尾 啓太3177105英田中→大阪桐蔭
19Re.佐野 利樹318395つくしYR→東福岡
20Re.谷口 永輝317385大池中→関大北陽
21Re.河道 慎之介216570大阪RS→東海大大阪仰星
22Re.神戸 逸玖317382姫路RS→東海大大阪仰星
23Re.髙橋 瀬句117068江東RS→天理
立命館大学
HC小寺 亮太
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR江木畠 悠加4176100中鶴少年RC→大分舞鶴
2HO大本 峻士3174103菫中→常翔学園
3PR甲斐 匠馬3182112筑紫丘ラグビーJrRS→東福岡
4LO本郷 正人417798春日井RS→中部大春日丘
5LO鈴木 孝昌3181100寄居中→流経大柏
6FL榎本 匡志318097上小阪中→大阪桐蔭
7FL吉川 大智2183101淀中→関大北陽
8NO.8島 正輝3182105大分RS→大分舞鶴
9SH堀 陽人317073瀬戸RS→名古屋RS→中部大春日丘
SO山下 真之介417486松戸RS→日立RS→流経大柏
11WTB西村 長216786勧修中→光泉カトリック
12CTB高岡 壮太417282文の里中→常翔学園
13CTB中村 颯汰317284吹田RS→大阪桐蔭
14WTB御池 蓮二317383西陵中→東海大大阪仰星
15FB樋川 蔵人416779鎌倉RS→東海大相模
16Re.田中 京也117595S&TRS→東福岡
17Re.髙橋 凜乃介116795瀬田北中→東福岡
18Re.鍋島 孝碩2175106輝翔館中→東福岡
19Re.石橋 隼3189106浄心中→昭和
20Re.生島 拓海218193草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
21Re.福本 颯翔416673東海大仰星中→東海大大阪仰星
22Re.青田 宗久217380芦屋RS→尾道
23Re.藤原 洋斗318191瀬田北中→京都成章

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節は開幕戦と同じ東大阪市花園ラグビー場で開催され第2グラウンドの第二試合は晴れ、風が強まってきた中で行われた。
今節に勝てば6位となり入替戦を回避出来る関西大学と5節6節と連勝し勝利で今季を締めくくりたい立命館大学との対戦。両大学の関係者、ファン共に力が入る一戦である。

前半は風上である関西大学のキックオフで開始。最初にスコアしたのは関西大学。
7分、敵陣中央22mライン手前からのPGをSO⑩立石和馬選手が決める。(3-0)
13分、立命館大学が敵陣左ゴール前でのラインアウト(LO)から右へ展開しブレイクダウンのフェーズを重ねFL⑥榎本匡志選手がトライ。SO⑩山下真之介選手がGKを決める。(3-7)
31分、立命館大学が敵陣左ゴール前でのLOから出来たモールを押し込んでHO②大本峻士選手がトライ。(3-12)
39分、立命館大学FB⑮樋川蔵人選手が自陣22mからこぼれ球を拾い、ディフェンスを振り切りSO⑩山下選手に渡り中央にトライ。そのままGKも決める。(3-19)
風下の不利な状況であったが立命館大学が関西大学をノートライで抑え前半終了。

後半を先制したのは立命館大学。9分、敵陣左22m付近のラックから⑨→⑩→⑬と繋げ、CTB⑬中村颯汰選手からのロングパスでFB⑮樋川選手にボールが渡りトライ。(3-24)
17分、立命館大学がハーフウェイライン左から右へ展開、WTB⑭御池蓮二選手にボールが渡り右隅にトライ。⑩山下選手のGKも成功しリードを拡げる。(3-31)
スクラムでの勝負は優勢な関西大学、ここから活路を見出したいところであるがスコアには結びつかず苦しい展開が続く。


39分、自陣からアタックを仕掛ける関西大学のパスミスから立命館大学がターンオーバー。素早く左に展開しWTB⑪西村長選手がトライ。⑩山下選手のGKも成功。(3-38)
ロスタイムに入った48分、一矢報いたい関西大学。敵陣ゴール前でペナルティを得て、FWが攻め込みフェーズを重ねLO⑤中村豪選手がトライ。⑩立石選手のGKは決まらずノーサイド。(8―38)

POMはこの日、先制トライを取り、また攻守に渡り身体を張ったプレイを見せてくれた立命館大学⑥榎本匡志選手が選ばれた。

勝点5を取った立命館大学は5位でシーズンを締めた。
敗れた関西大学は8位となりA-B入替戦でBリーグ1位の大阪体育大学とAリーグ残留を賭けて2週間後の12/14、天理親里で戦う。

会見レポート

関西大学
佐藤 貴志監督
今日は勝てば入替戦を回避できるというやりがいのある力の入ったゲームでした。
試合の流れは、風上の間(前半)になかなか点を取れずに、立命館さんにターンオーバーから得点されて、関西大学としては良くないパターンになってしまいました。後半は(選手達が)しっかり立て直してやろうとした事には満足しています。
2週間後、入替戦にしっかり勝てるようにまた良い準備をしたいと思います。

石川 海翔キャプテン(以下、C)
今日のゲームに関しては完敗です。自分達のやりたい事を相手のプレッシャーでミスしてしまい得点を許すという、自分達の首を絞める展開になってしまいました。
2週間後の入替戦には、Aリーグのプライドと先輩達が繋いできてくれた関大の伝統を胸に秘めて、しっかり準備したいと思います。

Q、2週間後の入替戦に向けて、具体的にどの部分を修正されますか。
佐藤監督
まずセットプレーのところです。自分達でミスしたところもありますし、しっかり分析して立て直したいと思います。
アタックの部分に関しても、継続する部分でコミュニケーションエラーも多々ありましたので、ここにフォーカスして修正していきたいと思います。


立命館大学
小寺 亮太ヘッドコーチ(以下、HC)
今日のゲームは、関西大学さんが覚悟を決めて来られるところをどう跳ね返していくかという事が課題でした。前半風下の中、チーム全員意識を高く持ってできたと思っています。
今シーズン通して、一貫性に欠ける部分が前半はありましたが、後半戦は、自分達でしっかり修正してくれ、アタッキングマインドを持って攻撃的なラグビーをしたいという意思統一ができたと思います。シーズン当初はなかなかトライが取れなかったのですが、山下Cを中心にバックスが奮起してくれ、今日もトライを重ねられたのは、リーグを通して成長できた部分だと思っています。
立命館スタイルを追求していく中で、今日最後、勇気を持って攻めてくれたのは来期に繋がる事だと思っています。今シーズン最後、4年生が踏ん張ってくれて良いゲームをしてくれました。

山下 真之介キャプテン(以下、C)
今日の試合は、短い準備期間だったのですが勝つ事ができてホッとしています。
今シーズンを通しての大学選手権出場の目標は達成できなかったのですが、4敗をした後、去年の成績を超えた3勝できた事は良かったと思います。
今シーズンはすごく学びになるシーズンで、その学びは絶対次の代にも生きると思います。強味を伸ばして、弱みを改善できれば、上位に食い込めるチームになると思いますので、そこは期待したいと思います。

Q、風下の前半の攻撃を改めて振り返ってください。
山下C
(前半)40分は我慢する、絶対苦しい時間だと(チーム)全員が認識していましたので、何事も想定内で、その中でリードして折り返せたのは良かったと思います。
前半のアタックは、継続はできたのですが、脅威になるようなアタックが少なかったので、この点は来季への課題になると思います。

Q、(今シーズン)次に残せたものはありますか。
山下C
ラグビー(のプレー)だけでなく、組織としてチーム作りにに注力しました。その部分でチームは成長したと思います。
(具体的には)ルール作りであったり、自分達は寮生活ではないのですが、一人一人の責任であったり。チームファーストを考えるようにしました。「凡事徹底」をクラブの目標に掲げて、当たり前の事を当たり前にやっていこうと1年間声を掛け続けました。

Q、HC就任1年目として、苦労された事はなんでしょうか。
小寺HC
迷惑を掛けた事が多かったと私自身反省しています。
久々にAリーグに帰ってきて、リーグの中のレベルが僅差になってきていると思います。
我々が自分達にフォーカスしながら最大限に準備すると同時に、相手をしっかり研究しながらやっていかないといけないと思います。我々はこういうアタックをする、ディフェンスをするんだという軸を持ちながら、相手に向かっていく準備をよりしなくてはいけないリーグになっている、関西リーグ自体のレベルが上がっていると思いました。その中でどうアジャストしながらやっていくのかが課題でした。
一方で、大学生という事もありますので、その大学生とどうコミュニケーションを取っていくのかというのが鮮明になりました。この1年、山下、本郷キャプテン、主務の小暮に迷惑を掛けた事が多かったので、私自身が学ばせていただく事が多かったです。

Q、今年1年でHCの下で学んだことはなんでしょうか。
山下C
今までラグビーをやって来た中で、リーダーになる事はなかったのですが、キャプテンになって、組織の難しさを痛感しました。自分一人が突っ走っても良くならないので、相手の事、相手の立場を考える事や、ラグビー面も普通の生活面でも、いろんな人の立場になる事を学びました。
HCからは、良きラガーマンの前に良き学生たれと言われていました。その部分でも一人の学生として成長できたと思います。


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■KRPU 寺岡佑起
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