12月20日(日) 第6節 近鉄 12-58 東芝

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12月20日(日) 第6節 近鉄 対 東芝

2015年12月20日(日) 13:00キックオフ グラウンド:奈良市鴻ノ池陸上競技場
レフリー:麻生彰久 (日本協会A)
アシスタントレフリー:塩崎公寿 / 立川誠道 / 佐藤祥仁
近鉄
ライナーズ
東芝
ブレイブルーパス
12 FULL TIME 58
7 前半 34
5 後半 24
 勝点
0
詳細(TL公式)  勝点
5

マッチサマリー

奈良市鴻ノ池陸上競技場で初めてのジャパントップリーグ開催に6,100人を超えるファンが集まった。
グループBでの上位4チームは決定しているが、グループAは、未だ決定せず、混戦となっている。
勝点19の近鉄ライナーズと勝点17の東芝ブレイブルーパスとの直接対決、どちらもここで勝点を積み上げて優位に立って上位トーナメントに進出したい大事な一戦となった。

風上から攻める近鉄FB高のキックオフで試合が開始。
開始5分、最初にスタンドを湧かせたのは東芝NO8ゲームキャプテンのマイケルだった、中央を突破しチャンスを掴みSH小川からパスを受けたCTBカフイが左中間に先制トライ、GKもSH小川が成功、0-7。


13分に再び東芝が左中間ラックからNO8マイケルからFL山本浩輝に渡り
左中間にトライ、GK不成功で0-12。
東芝は怒涛の攻撃を繰り返し、近鉄に付け入る隙を与えず、前半で5トライ、3GK、1PKを獲得し、近鉄を1トライ、1GKに抑えて、7-34とリードして前半が終了。

後半に入っても勢いが衰えない東芝は、開始早々WTB豊島が左隅にノーホイッスルトライ、GK不成功も7-39。
9分に東芝が、22m左ラインアウトからモールで攻めゴール前5mからSH小川からパスをうけたLO小瀧がゴールポスト左に飛び込みトライ、GKもSH小川が成功し7-46とリードを広げる。

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意地を見せたい近鉄は14分にHL中央から途中出場した23番・テイラーが個人技で右隅にトライ、GKは不成功で12-46にする。
攻撃の手を緩めない東芝はその後も2トライ、1GKを決め12-58と大差で東芝がリードして試合終了。

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初めての鴻ノ池陸上競技場でのトップリーグの試合に観客から惜しみない拍手が湧いた。
前節からの攻撃リズムも防御も完璧な東芝に対して、近鉄は怪我人も多く戦力を欠いた戦いだったが、次節の巻き返しを期待したい。

MOM(マン・オブ・マッチ)は東芝ブレイブルーパスPR三上正貴選手が選ばれた。

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会見ダイジェスト

近鉄ライナーズ 前田隆介監督
今日も沢山ファンに来て頂き試合ができたことを嬉しく思います。
試合の内容はアタックもデフェンスも食い込まれフィジカル面も差し込まれ、ライナーズの脆い部分が出たと思う。シーズンはまだ続きますので、しっかり修正して次のNTTコム戦に向けて準備して行きたい。

近鉄ライナーズ 豊田大樹キャプテン
沢山のファンの中で東芝に対していいチャレンジをしたかったが局面で東芝に圧倒されました。来週も試合が続きますので、上位進出出来る為にもしっかり修正して臨みたい。

Q.トンプソンの状態とスピース、デアリエンディのいない影響は?
前田監督
トンプソンは先週の試合で痛めたが、完治していないのでメンバーから外すことになった。スピースもデアリエンディも怪我が完治していない状態です。チームとしては変わりをつくってきたので動揺はしていないが、いるメンバーでやるしかない状態です。

Q.今日の敗因は?
豊田キャプテン
アタックもデフェンスも前に出れなかった。フィジカル面だと思う。

東芝ブレイブルーパス 冨岡鉄平監督
まずは、ルーキーでNO8として出場していた徳永が先週のパナソニック戦で噛みつく行為があって報道にも書かれていたが、チームとして真摯に受け止めて再発しないように取り組んでいます。パナソニックの優秀な選手に対しても謝罪しました。今後は我々もしっかり留意してリーグ戦を盛り上げて行きたい。
今日、東芝は初めて奈良の鴻ノ池陸上競技場で本当に素晴らしいピッチで試合が出来てうれしく思います。
負けられない試合で、5ポイントを獲得しかないと臨んだ。キャプテンの森田もバイスの梶川も怪我で出場出来なかったが、その中でゲームキャプテンのリーチマイケルが最高のパフォーマンスを見せてくれた。30名の中で一番輝いていた。
次の試合サントリー戦はお互いにライバルですので一週間しっかり準備をして臨みたい。

東芝ブレイブルーパス リーチマイケルゲームキャプテン
今日はとっても重要な試合でした。自分達の強みを出せて良かったと思う。
反省はちょっとゲーム展開が早くなると対応が出来なくなって悪い判断があった。次のサントリー戦にはしっかり準備をして同じミスをしないように臨みたい。

Q.今日のゲームプランは?
冨岡監督
全ては言えないが、アタック、デフェンスを準備していた。今日スタートからリーチマイケルを中心に15名がしっかりアタックし、全員が戦ってくれた。近鉄とは点差は付いたが実力は差が無いと思っている。我々が前後半のゲームの入りが良かったそれが全てだと思う。

Q.奈良へのメッセージをお願いしたい
リーチキャプテン
初めての奈良で多くのファンが声をかけてくれて、すごくラグビーが好きだなと思う。今日試合が出来て、ピッチでも多くの声援をもらって忘れられない試合です。
いろんな地域でもっとラグビーの良さを知ってもらえるようにしたい。

(関西ラグビーフットボール協会 広報委員会)

フォトギャラリー

2015年12月20日(日) 近鉄対東芝 ■撮影:山口勝一

2015年12月20日(日) 近鉄対東芝 ■撮影:近成拓哉