11月15日(日) 第1節 神戸製鋼 23-18 キヤノン

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11月15日(日) 第1節 神戸製鋼 対 キヤノン

2015年11月15日(日) 13:00キックオフ グラウンド:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
レフリー:麻生彰久 (日本協会A)
アシスタントレフリー:河野哲彦 / 町田裕一 / 谷克將
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
キヤノン
イーグルス
23 FULL TIME 18
14 前半 8
9 後半 10
 勝点
4
詳細(TL公式)  勝点
1

マッチサマリー

昨日からの雨も上がって時折晴れ間ものぞく好天の下キックオフ。風はほぼ無風。

6分、神戸製鋼がラインアウトで長身⑤ベッカーがクリーンキャッチ。

FWが押し込み、最後は抜け出した⑨エリスが左スミにトライ。 左端からの難しい位置から⑩山中のG成功。 7-0

21分、神戸製鋼が再びラインアウトからモールで押し込み、ゴールラインへ迫るとキャノンがたまらずコラプシングを犯し、神戸製鋼が認定Tを獲る。⑩山中がG成功で14-0。

キックの応酬が続くが、神戸製鋼が⑩山中、⑮正面と有効なキックを重ねるに対し、キャノンは⑩橋野のみ、神戸製鋼に有利な展開となるかと思われたが、33分、キャノン④菊谷のシンビンが解け、チームが勢いづく。NO.8トムソンの突破から連続攻撃で、⑮ボンドがT。14-5。

38分、神戸製鋼の反則から、キャノン⑫三友PG成功。14-8。

後半のキックオフ、小雨がパラパラと降りだす中、42分、神戸製鋼がディフェンスラインのオフサイドの反則をおかし、キャノン⑫三友PG成功。 14-11。

47分、神戸製鋼⑩山中からのキックパスを⑭山下が受けTを狙うも、あと一歩でタッチに押し出される。

49分、神戸製鋼⑩山中PG成功。 17-11。

50分、キャノン注目のプレーヤー23ルルーを投入するも、周囲とはすぐにはかみ合わず。

神戸製鋼がFWも交えたラインパスから左スミに⑬今村がTを狙うも、キャノン23ルルーがボールの下に手を入れTを防ぐ。TMOでもTを確認できず。

61分、神戸製鋼⑩山中PG成功。 20-11。

64分、神戸製鋼⑤ベッカーが持ち込みTを狙うも、またもキャノン23ルルーがまたもTを防ぐ。

66分、キャノンがスクラムを崩して反則、神戸製鋼⑩山中のPG成功。 23-11。

67分、キャノン23ルルーが神戸製鋼の揃ったラインの間を一瞬の加速で突き破り、左スミにT。 キャノン⑫三友G成功。 23-18と追い上げたが、タイムアップ。

両チーム2Tずつの接戦であった。MOMは神戸製鋼⑨エリス。

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終了後に神戸製鋼⑮正面選手のトップリーグ100試合出場記念の表彰、続いてワールドカップ出場選手への花束贈呈。場内は大きな拍手で沸き、素晴らしいシーンであった。

(南 博)

 

会見ダイジェスト

キャノンイーグルス

・今日の試合を振り返って

永友洋司監督
絶対勝つと意気込んだ開幕戦だった。ユニットチームで見ると難しいゲームだったが選手たちは頑張ってくれたと思う。1つひとつのプレーの精度に神戸製鋼との差が出た。この差をどう修正するか、選手たちに意識させるかが今後の課題。何が足りなかったのかをチームに意識させるようにしていきたい。

橋野皓介キャプテン
今日の試合は、ミスで自分たちを追い込んでしまった。個人的にもミスが多く反省点が多い試合だった。次は絶対に勝ちます。

・ペナルティが多かった理由

キャプテン
もっとレフリーとのコミュニケーションをとるべきだった。ペナルティが多く、今日みたいな大きな相手だと、モールを組まれて攻め込まれてしまうため、コミュニケーションが大切だと思った。

・ウィリールルー選手をリザーブにした理由、試合に出した感想

監督
来日してまだ1週間しかたっておらず月曜日に合流したということで合わせる時間がなかったのが大きな理由。個人のスキルを期待していた。インパクトプレーヤーとして投入したが1トライ、相手のトライを2つ防ぐなど、期待以上のプレーをしてくれたと思う。しかしそれでも勝ち切れなかった。彼だけに頼るのではなく、彼が入ったことでチーム全体がレベルアップしたい。

・ユニットは満足だと言っていたが、最初と最後のスクラムはどうだったか

監督
JAPANのメンバー、代表経験者がいる中で、ユニットには長い時間をかけて練習していたので頑張ってくれたと思う。ラインアウトもFWに頑張ってもらっていたがミスが多く残念な結果だった。

・なぜミスが多かったのか

キャプテン
ハンドリングエラーが多かったのと、練習でやっていないことをいきなりやろうとしてしまった。練習不足だった。開幕戦で多くの観客がいたということもあり、最初2トライを奪われた時はとても硬かった。

《神戸製鋼コベルコスティーラーズ》

・今日の試合を振り返って

クッツェ-ヘッドコーチ
開幕戦をうまく乗り切った。シーズンの最初というのはナーバスになりがちだが、勝ったことはとてもハッピーです。課題も多く見つけることができたのもハッピーでした。チャンスをたくさん作ったのに取りきることができなかったので、次の試合に繋げていきたい。もっと精度の高いプレー数を増やさなければならない。DFにミスもあったし、途中からはルルー選手に14点スコアされてしまった。全体的にキャノンはいいプレーをしており、ロングキックなどでプレッシャーをかけられていた。

橋本大輝キャプテン
初戦を勝てたことは大きい。接戦を勝てたということも大きかった。ゲームの入りはとても良かったが、その後のミスや相手のプレーから崩されてしまったことが課題だと思います。

・前半20分以降、何が上手くいかなかったのか

ヘッドコーチ
一番大きいのはリーグ初戦でナーバスになっていたこと。ミスが続き、セットプレーが安定していなかったのが原因。

・春からどんなことに時間をかけていたのか。メンバーチェンジの意図は。

ヘッドコーチ
自分の仕事はチームを勝たせること。ウイニングカルチャーを染み込ませることを意識していた。外国人選手起用にはどのチームも同じルールを適用されており、協会の意向なので仕方がない。ポジションによっては外国人選手に頼り切ってしまい、レベルが上がらないこともある。自分はそんな状況下、すべきことをやるだけです。

(入替については)接戦時に、経験を持つ選手が必要だった。結果的に勝ったので判断は間違っていなかった。

・日本代表選手が戻ってきたときの、チームへの溶け込み具合は。

キャプテン
違和感なく溶け込んでいる。ワールドカップでの経験をうまく活かしてプレーしてくれていたと思う。

(濱田 麻衣佳)

フォトギャラリー

2015年11月15日(日) 神戸製鋼対キヤノン ■撮影:山口勝一