1月7日(土) 第14節 トヨタ自動車 14-36 パナソニック

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トップリーグ 第14節
トヨタ自動車 VS. パナソニック

2017年1月7日(土) 14:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場
トヨタ自動車 パナソニック
14 FULL TIME 36
前半
14 後半 28
詳細
(TL公式)

マッチレポート

冬晴れの、やや肌寒い天候の下、ワイルドナイツのキックオフでゲームがスタートした。
開始早々はワイルドナイツが相手陣でボールを継続する。
対抗してヴェルブリッツもブレイクダウンの争奪と鋭いタックルで応戦、中盤での攻防が続く。
キックの攻防でやや優位に立つワイルドナイツが相手陣でプレーする時間が続く。
それでも防御で粘るヴェルブリッツがペナルティーを誘い、相手陣へ地域を進める。
その隙を突くようにワイルドナイツがビックゲイン、攻守がめまぐるしく入れ替わる。15分過ぎから徐々にヴェルブリッツの攻撃の機会も増えていくが、ワイルドナイツの固い防御を破ることができない。
拮抗した攻防がさらに続き、防御の圧力がスコアになる雰囲気を許さずゲームが締まっていく。
均衡を破ったのはワイルドナイツ。
前半30分、キックカウンターを仕掛けたヴェルブリッツの攻撃を寸断、ターンオーバーから⑩バーンズが裏へキック、⑪福岡が反応しインゴールで抑えトライ、0-5と先制した。

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対するヴェルブリッツは、ペナルティーから相手陣22mのラインアウトを得てピールオフ。ゴール直前まで攻めるが、ワイルドナイツが巧みにターンオーバー。逆に相手ゴール直前まで地域を進めるが得点には至らない。
試合巧者のワイルドナイツは前半終了間際、⑩バーンズの負傷交代により途中出場の㉒森谷が、ゴール前中央のPGを冷静に決めて0-8で前半が終了した。

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後半に入ってもワイルドナイツの優位は変わらない。
中盤からのヴェルブリッツの攻撃に対ししっかり防御。後半3分、その隙をついて②堀江がインターセプトしそのままゴール中央にトライ。コンバージョンも成功し0-15と引き離す。
さらに後半8分、中盤の攻撃から⑪福岡が抜け出しそのまま⑦ポーコックにつなぎ中央にトライ、コンバージョンも成功し0-22、3トライ目を挙げる。
得点を挙げたいヴェルブリッツは積極的に攻撃を仕掛けるもののワイルドナイツのボールに対する集散が勝り、相手陣へ地域を進めることができない。
逆にワイルドナイツはヴェルブリッツのミスを誘い優位にゲームを進めていく。
後半20分、ワイルドナイツは中盤ラインアウトからBK展開、その後FWとBK一体の攻撃から⑪福岡が2つ目のトライ、コンバージョンも成功し0-29と大きく引き離す。
意地を見せたいヴェルブリッツは直後のキックオフからのチャージダウンでトライか、と見えたがペナルティー、チャンスを失う。
それでも後半28分、ゴール前ラインアウトモールから前進、ペナルティーを得てさらに前進し最後はペナルティートライ、コンバージョンも成功し7-29と追い上げる。

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突き放すようにワイルドナイツは後半34分、 ターンオーバーから⑪福岡が3つ目のトライ、コンバージョンも成功し7-36とする。
その後ヴェルブリッツはゲームが終了か、と思われた40分、⑪和田が左サイドを走りきりトライ、コンバージョンも成功し14-36と追い上げるがノーサイド。ワイルドナイツの勝利でゲームが終了した。

マン・オブ・ザ・マッチはパナソニックの福岡堅樹選手。

マン・オブ・ザ・マッチはパナソニックの福岡堅樹選手。

記者会見ダイジェスト

トヨタ自動車ヴェルブリッツ
菅原監督

最後のホームゲームだったので勝利で終わりたかったが、完敗だった。
ワイルドナイツのディフェンスを崩せず、ミスが多く、流れがつかめなかった。
次の試合に向けて1週間いい準備をしたい。

北川ゲームキャプテン
自分たちの自滅の部分が大きく、強みを出すことができなかった。
次の試合に向けて1週間いい準備をしたい。

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–今日のゲームプランは?
菅原監督

自陣からはエリアをとって敵陣で試合を進めるというプランだったが、ミスが多く流れがつかめなかった。
ワイルドナイツのディフェンスが強く、チャンスも生かせなかった。

–FWが強みを出せなかった原因は?
北川ゲームキャプテン

ラインアウトのミスによるところが大きい。また、スクラムも予想以上に押せなかった。

パナソニックワイルドナイツ
ロビー・ディーンズヘッドコーチ

トヨタという強敵相手に勝点5での勝利を挙げることができうれしい。チームとしては不満な点もあるが、次戦に向けてのいいゲームとなった。

布巻ゲームキャプテン
勝ててよかった。この試合に向けていい練習ができていたので、その成果が出てよかった。

–今日のゲームプランは?
ロビー・ディーンズHC

ヴェルブリッツ自動車はフィジカルが強いので、そこを出させないようにした。アタックでは攻撃の起点を変えること、ディフェンスではゲインラインを切らせないことを意識させた。その結果、フィールドポジションも取れ、ターンオーバーもできたが、PKが多く規律を守れなかったのが今後の課題である。 

–この試合に向けてのいい練習とは?
布巻ゲームキャプテン

練習の強度を上げたこと。試合に出ないメンバーにも強度を上げてやってもらったことで、試合では余裕があった。

(文責:早坂一成 大林直之)

 

フォトギャラリー

撮影者:清水良枝