11月21日(日) 朝日大学 vs 八戸学院大学

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第58回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 1回戦
2021年11月21日 12:00 K.O.
入場者数:267人 天候:晴れ/弱風
レフリー:山内昂輝(九州協会)
アシスタントレフリー:木村正彦(関西協会) / 逵原大吾(関西協会) / 岡田照明(関西協会)
朝日大学 八戸学院大学
60 FULL TIME 7
27 前半 0
33 後半 7
詳細(日本協会公式)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶朝日大学8 サムエラ・ワカヴァカ

メンバー表(48時間前)

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マッチレポート

第58回全国大学ラグビーフットボール選手権大会1回戦は、東海北陸・中国四国地区代表 朝日大学 対 北海道東北地区代表 八戸学院大学の組み合わせとなり、冬の寒さを感じる晴天のパロマ瑞穂ラグビー場で行われ、朝日大学のキックオフ試合が始まった。

開始早々、相手陣で朝日大学がプレーを続け、前半4分、朝日大学は、相手陣22mラックから⑧サムエラ・ワカヴァカがFWサイドに走り込みそのまま右中間トライ、5-0と先制する。

続けて前半8分に、朝日大学は相手陣22mラックから左に④原渕→⑦大野→⑫谷川とショートパスを繋ぎ、左中間にトライ、10-0とする。

さらに前半14分、朝日大学は自陣でジャッカル成功。
ペナルティーを得て、キックで相手陣深く入り込み、ラインアウトからモールを形成、そのまま押し込んで⑤シオネ・アフェムイがトライ、15-0とリードを拡げる。

前半22分には、朝日大学が相手陣10m付近でモールを形成し、押し込んでコラプシングの反則を得る。相手陣22m付近でスクラムを選択。スクラムを押し込みながら、左サイドに⑧サムエラ・ワカヴァカが走り込み右中間トライ、20-0とする。

前半37分にも、朝日大学は相手陣22mラックから左に⑬渡部から⑫谷川、ループしてもう一度⑬渡部に繋ぎ、最後に左サイドを走る⑪前田が一人かわし左隅にトライ(ゴール成功)、27-0とする。

前半終了間際には、八戸学院大学が相手陣深く攻め込むが、トライならず。
朝日大学が27-0で前半が終了する。

後半は一矢報いたい、八戸学院大学のキックオフで試合再開となる。

後半、試合開始早々に朝日大学はキックオフのボールをキャッチしてボールを継続、じわじわと相手陣に侵入し、FWサイドを攻め立て、最後は④原渕がゴール中央にトライ(ゴール成功)、34-0とする。

後半12分には、朝日大学が中央付近のペナルティーからキックでエリアを獲得。
ラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込みながら左サイドが空いたところを見逃さず、⑨鈴木→⑬渡部→⑪前田と繋ぎ、左隅にトライ、39-0とする。

後半20分には、朝日大学が相手陣22mラックから連続攻撃を仕掛ける。
何度もFWサイドを攻撃し、八戸学院大学も反則を犯してしまう。
ペナルティーから最後は⑩江藤がゴール中央にトライ(ゴール成功)、46-0とする。

後半25分にも、朝日大学が相手陣10m付近のスクラムから反則を得て、相手陣深くでモールを形成、押し込みながら右サイドに走り込んだ⑩江藤がゴール中央に連続トライ(ゴール成功)、53-0と大きくリードを拡げる。

後半38分、ついに八戸学院大学が中央付近のスクラムから、FW、BKが一体となり連続攻撃。最後に⑮長谷川が㉓坂井にロングパス。
坂井が2人、3人とデイフェンスを振り切りゴール中央にトライ(ゴール成功)、7-53とする。

最後に後半40分、朝日大学がキックオフのボールを⑧サムエラ・ワカヴァカがキャッチし、そのままゲイン。
相手陣22付近のラックから右に⑲中原、㉓樋村と繋ぎ、ゴール中央にトライ(ゴール成功)、60-7とし、ノーサイドとなる。

朝日大学がセットプレーで八戸学院大学を圧倒し、終始、試合を有利に進めた。
朝日大学は、大学選手権2回戦に駒をすすめ、昨年度の雪辱を果たすチャンスを得た。

プレイヤーオブザマッチは、朝日大学⑧サムエラ・ワカヴァカが選ばれた。

会見レポート

八戸学院大学
工藤 祐太郎監督
FW中心にセットプレーで優位に立ち、キックを使ってエリアをとりにいくというゲームプランだったが、朝日大学さんのボールキープ力、ワイドな攻撃、速いテンポにやられてリズムが作れなかった。

川崎 拓朗主将
全国の壁が高く、自分たちのプレーが出来なかった。もっとFWで攻めたかったがさせてもらえなかた。

Q.実際にマッチアップしてみてどの部分が一番苦しめられたか。
川崎主将
アタックのテンポが速く、一人一人がとても強かった。そのため、ディフェンスが追い付かず、スピードについていけなかった。


朝日大学
吉川 充監督
良い天気、良いグランド、良い対戦相手と試合が出来たことに感謝している。
コロナ禍の中で苦しい時期もあったが、大野キャプテンをはじめ一致団結して試合が出来た。
八戸学院さんの早い出足に苦労し、なかなかリズムに乗ることが出来ず、トライもされてしまった。

大野 京介主将
良いスタートがきれたと思うが、満足はしていない。
今年は、勝ちにこだわる同時に内容にもこだわってやってきた。次の九州までには修正していきたい。

サムエラ・ワカヴァカ選手
良いプレーは出来たが、上手くいかなかったプレーも多い。ノッコンなどのミスを無くしていけばもっと早いテンポでプレーができる。

Q.一人でタックルを止めていた場面がいくつかあったが,、どんな指導をしているか
吉川監督
大野主将に任している。
タックルをしないと負ける。すれば勝てるという話は選手にしているが、その話を大野主将がかみ砕いて選手に話してくれている。

大野主将
タックルというより如何に身体を当てるか、コンタクトレベルを上げるかを意識して練習している。

Q.ボールを動かし、グランドを広く使っていたが、どうでしたか。
吉川監督
やっと動き出したという感じ。やっと出来た。

大野主将
前回の試合の時も外のスペースは空いていた。今日は前回よりは出来たが、スペースをもっと使う意識を持って練習したい。

Q.来週の意気込みは
吉川監督
昨年度負けている。チャレンジ精神をもって乗り込んでいきたい。

大野主将
ブレイクダウン、身体を当てることを意識してやっていきたい。

Q.最初のトライの感想は
サムエラ選手
チームが早いテンポでプレーしていたのでトライ出来た。前のスペースがたまたま空いていた。ランはよかったが、ディフェンスをもっとしないといけない。

Q.これからどんどん強いチームが出てくるが課題は
サムエラ選手
もっとテンポを早くすることと、周りとコミュニケーションをとること。

(文責 杉本静哉)


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