11月7日(日) 近畿大学 vs 立命館大学
メンバー表 | マッチレポート | フォトギャラリー |
レフリー:下田 紘朗(関西協会)
アシスタントレフリー:飯田 真治(関西協会) / 船岡 克広(関西協会) / 真鍋 翔太(関西協会)
近畿大学 | 立命館大学 | |||
35 | FULL TIME | 17 | ||
21 | 前半 | 17 | ||
14 | 後半 | 0 | ||
詳細(PDF) |
近畿大学 | ||||||
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総監督 | 中島 茂 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 紙森 陽太 | 4 | 172 | 107 | 四条畷RS→大阪桐蔭 |
2 | HO | 金子 隼 | 4 | 170 | 98 | 浜名湖RS→愛知・春日丘 |
3 | PR | 稲場 巧 | 1 | 175 | 104 | 生駒ラグビークラブ→近大附属 |
4 | LO | 松永 正喜 | 2 | 187 | 117 | 文の里中→尾道 |
5 | LO | 甲斐 登生 | 3 | 183 | 107 | 石切中→石見智翠館 |
6 | FL | 松田 翼 | 3 | 183 | 100 | 大塔中→和歌山・熊野 |
7 | FL | 宮本 学武 | 4 | 178 | 101 | 東大阪ノーサイドRS→近大附属 |
8 | NO.8 | 古寺 直希 | 1 | 171 | 93 | 喜連中→石見智翠館 |
9 | SH | 松山 将輝 | 4 | 168 | 71 | 大池中→大阪桐蔭 |
10 | SO | 半田 裕己 | 2 | 173 | 85 | 四条畷中→天理 |
11 | WTB | 宮宗 翔 | 4 | 183 | 87 | 伊丹RS→大阪桐蔭 |
⑫ | CTB | 福山 竜斗 | 4 | 169 | 85 | 大池中→天理 |
13 | CTB | 中洲 晴陽 | 4 | 174 | 88 | 玄海Jrラグビークラブ→福岡・筑紫 |
14 | WTB | 植田 和磨 | 1 | 176 | 76 | 明石ジュニアRS→報徳学園 |
15 | FB | 河井 優 | 4 | 173 | 81 | 東大阪RS→日本航空石川 |
16 | Re. | 村尾 幹太 | 1 | 170 | 90 | 鞘ヶ谷RS→東福岡 |
17 | Re. | 長岡 幸輝 | 4 | 170 | 92 | 大正北中→常翔学園 |
18 | Re. | 楠本 唯陽 | 3 | 178 | 105 | シーカラグビーアカデミー→和歌山・熊野 |
19 | Re. | 篠原 謙太朗 | 2 | 176 | 87 | 帆柱ヤングラガーズ→東海大福岡 |
20 | Re. | 中村 健志 | 3 | 175 | 94 | 英田中→近大附属 |
21 | Re. | 福山 太陽 | 2 | 172 | 80 | 大池中→滋賀学園 |
22 | Re. | 森元 翔紀 | 3 | 168 | 83 | 伊丹RS→報徳学園 |
23 | Re. | 宮崎 竜司 | 3 | 171 | 77 | ばってんヤングラガーズ→長崎南山 |
立命館大学 | ||||||
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HC | 鬼束 竜太 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 百地 龍之介 | 4 | 175 | 103 | 東海大仰星中→東海大仰星 |
2 | HO | 横尾 太一 | 4 | 172 | 95 | 交野第一中→東海大仰星 |
3 | PR | 髙澤 将司 | 4 | 181 | 110 | 熊谷東中→深谷 |
4 | LO | 阿部 孔哉 | 4 | 181 | 98 | 高崎RC→東農第二 |
5 | LO | 宮城 雄真 | 2 | 186 | 100 | 瀬田北中→京都成章 |
6 | FL | 中村 壮 | 4 | 178 | 90 | 吹田RS→東海大仰星 |
7 | FL | 伏見 拓翔 | 3 | 176 | 95 | 川崎市RC→報徳学園 |
8 | NO.8 | 宮下 大輝 | 4 | 181 | 98 | 尼崎RS→報徳学園 |
9 | SH | 北村 瞬太郎 | 2 | 168 | 73 | 横浜RS→國學院栃木 |
10 | SO | 江良 楓 | 4 | 172 | 82 | 枚岡中→大阪桐蔭 |
⑪ | WTB | 木田 晴斗 | 4 | 176 | 89 | 関西大倉中→関西大倉 |
12 | CTB | 森 駿太 | 2 | 171 | 85 | かしいヤングラガーズ→東福岡 |
13 | CTB | 江川 剛人 | 2 | 184 | 80 | 吹田RS→桐蔭学園 |
14 | WTB | 藤井 健太郎 | 4 | 178 | 88 | 洛南中→伏見工業 |
15 | FB | 吉本 匠希 | 2 | 183 | 83 | 文の里中→常翔学園 |
16 | Re. | 安部 薫平 | 2 | 172 | 98 | 東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星 |
17 | Re. | 前川 和輝 | 2 | 169 | 98 | 亀岡中→天理 |
18 | Re. | 金井 慎太郎 | 4 | 173 | 105 | 佐野日大 |
19 | Re. | 畠澤 諭 | 4 | 193 | 112 | 開志国際 |
20 | Re. | 小島 良介 | 4 | 182 | 91 | 西陵中→洛北 |
21 | Re. | 諸井 琉哉 | 3 | 166 | 74 | 千歳中→流経大柏 |
22 | Re. | 山下 真之介 | 1 | 174 | 84 | 日立RS→流経大柏 |
23 | Re. | 安井 拓馬 | 3 | 177 | 83 | 藤森中→東海大大阪仰星 |
マッチレポート
近畿大学、立命館大学共に大学選手権をかけ負けられない一戦に1389人のファンが、やや北風が気にかかる中を見守り、風上の立命館K.Oで戦いが始まった。
前半7分、近大は相手G前5m右中間ラックから大外へ左展開しWTB⑪宮宗翔がトライ。SO⑩半田裕己のGも成って7-0と幸先よく先制した。立命館も10分、相手10m左中間ラックからこぼれたボールをWTB⑪キャプテン、木田晴斗が40mを走りきって左端に押さえた(7-5)。
今度は近大が21分、相手G前5m右中間ラックから左展開し、最後はNo8⑧小寺直希がGポスト左にトライを奪った(SO⑩半田裕己G成功、14-5)。
近大は23分にもキックオフリターンからFB⑮河井優がインゴールへ蹴り込み、相手ミスをSH⑨松山翔輝が押さえリードを広げた(SO⑩半田G成功、21-5)。
これ以上の点差をつけられたくない立命館は29分、相手G前10m右ラインアウトからモールで押しきり、FL⑥中村壮が右端にトライし10-21と反撃を開始する。
36分、G前7m左ラインアウトから、再びモールで押し込みHO②横尾太一が押さえ、CTB⑫森駿太のGも決まって17-21と追い上げた。
スクラムからのプレッシャーで攻撃に優位に立つ近大、G前のラインアウトからドライビングモールを得点に繋げる立命館と、持ち味を発揮した両校のゲーム運びは僅差得点で前半を折り返した。
後半、どちらが先に得点するかが試合の趨勢に大きく影響すると思われたが両校共に勝ちを意識したのか反則が多くなり、17分のウオーターブレークを過ぎても無得点。
試合が動いたのは23分。近大は相手G前5m右中間ラックからSH⑨松山のパス受けたWTB⑭植田和磨が右中間にトライ、SO⑩半田のGも成功して28-17と突き放しにかかる。
ここから両校共に戦術的入れ替えの頻度が増え、このゲームへの意気込みが感じられた。
勝利に対して相手を上回る拘りを見せたのは近大。28分、相手10mライン中央ラックから右展開しCTB⑫キャプテンの福山竜斗が右中間にトライをあげ、SO⑩半田のGも成って35-17とした。
ロスタイムも含めた残り15分間は、一進一退の攻防を展開したが、近大が優勝に望み繋ぐ勝ちをおさめた。POMには近畿大学No8⑧古寺直希が選ばれた。
会見レポート
立命館大学
鬼束竜太 ヘッドコーチ
試合は大学選手権出場が厳しい状況の中で勝ちたい一戦であった。前半は選手たちも応えてくれたが後半はなかなか思うようにできなかった。あと1本取れるかの結果になったが、試合ごとに戦う意識でやってきたので残り2試合を勝って終わりたい。
木田晴斗 キャプテン
3連敗しプライドを取り戻して臨んだ一戦で、前半は取りきれるところは取りきり、思うような展開だった。後半も継続していこうとしたが、敵陣に入って近大の粘り強いデェフェンスに対してついていけず、アタックに関しては最後まで粘ることができずに展開が変わってきた。デェフェンスはしっかりできてきたので3連敗したときよりも悔しい試合になってしまった。
Q:後半、ブレイクダウンで反則が多かったが感じているところを教えてもらいたい
木田キャプテン
3戦の負けはブレイクダウンが課題で、前半は良かったが後半は寄りのところで遅くなり、相手に隙を見せた場面もあった。こちらも体勢が孤立したところをターンオーバーすることも多かったので、そこが敗因とは思っていない。
Q:そこよりも粘り強い部分のところか。
木田キャプテン
相手が継続してアタックし、最後の集中力で隙を突かれ流れを持っていかれた。
近畿大学
中島茂 総監督
リーグ戦も第5節で終盤の節目の試合と捉えている。立命館大学はセットプレーの安定と木田キャプテンを中心とした機動力が特徴である。近畿大学は第4節の関学戦において、自陣から強引なプレーから墓穴を掘って前半をイージーに戦った反省から自陣からはセーフティなプレーをすることを話していたが思いもよらない展開だった。前半は魂の入ったタックルが見られなかったのでハーフタイムでは原点に戻ってしっかりタックルすることと、後半は完封することで臨んだ。前半より多少気機敏になってきたが終わってみると不完全燃焼になっているのが課題だと思う。開幕戦から回を重ねるごとに、内容が少しずつ悪くなっていることに懸念している。残りの試合に向けて再度、元へ手繰り寄せるチームに戻したい。
福山竜斗 キャプテン
前節の関学戦に35点と最高失点をしたので、今日の試合では前半はデェフェンスにフォーカスしてエリアを取っていこうと話をしていた。キャプテンである自分のミスや反則があり、ふがいなかったところをしっかりと修正していきたい。後半は落ち着いてミスをなくして0点に押さえようと話をした。アタックは持ち味を出しきれ改善できたので、残り2試合を強みのアタックと締まったデェフェンスで失点をなくし、締まったゲームをしたい。
Q:開幕戦から悪くなっている要因の原因はどこにあるのか。
中島総監督
気の緩みに尽きると思う。今期は開幕の天理に向けてベストパフォーマンスということでチームが引き締まり、目標をクリアして同志社戦までは良かったが、自信が裏目に出ていると見受けられる。練習はしっかりできているが開幕戦と2戦目に勝利したことで何とかなるという空気が蔓延しているように感じる。
Q:確認だが優勝したらリーグは初優勝であるのか。
中島総監督
そうである。
Q:今日勝って優勝の可能性は十分あると思うが、その辺りの意気込みを聴かせてもらいたい。
中島総監督
自力優勝は今のところ非常に厳しい状況なので、とにかく優勝ということよりも残りの2節にベストパフォーマンスができるように締め直すことだと思う。
福山キャプテン
一戦一戦に近大ラグビーが届けられるように練習から見直して、関西1位にふさわしいチームになることが大事だと思うので残り試合は課題をクリアして成長したい。
Q:競った試合で勝利を重ねることでプラスに働いているところを聞きたい。
福山キャプテン
勝利することでチームの雰囲気が良くなってきている。練習でもノーメンバーともやりあえているので残り2節を練習で改善してきたい。
(文責 大阪府協会、南昌宏)