12月7日(日) 2nd・第2節 トヨタ自動車 対 NTTコミュニケーションズ
2014年12月7日(日) 14:00キックオフ グラウンド:瑞穂公園ラグビー場 | ||||
レフリー:谷口かずひと (日本協会A1) アシスタントレフリー:加藤真也 / 宮本昌樹 / 岡田照明 |
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トヨタ自動車 ヴェルブリッツ |
NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス |
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37 | FULL TIME | 15 | ||
20 | 前半 | 7 | ||
17 | 後半 | 8 | ||
勝点 5 |
詳細(TL公式) | 勝点 0 |
◎レポート
午後になり気温も上昇し、12月にしては暖かい気候の中、ヴェルブリッツのキックオフからスタート。
開始6分、シャイニングアークスが自陣で反則をし、ヴェルブリッツがPGを選択し、成功でこのゲームのファーストポイントを獲得する。さらに、前半11分、ヴェルブリッツの粘り強い攻撃からシャイニングアークスの反則を誘い、PGを選択。きっちり成功させ6—0とする。前半15分、ヴェルブリッツの連続攻撃からシャイニングアークスのDFを崩し中央付近に②彦坂(圭)トライ、ゴールも成功させ7点を追加、13−0とする。
前半20分、ハーフウェイライン付近のシャイニングアークスのラインアウトミスをヴェルブリッツが処理、そのまま連続攻撃から中央に⑮竹田がトライ、ゴールも成功させ7点を追加20—0とする。前半23分からシャイニングアークスのペースとなり、連続攻撃からヴェルブリッツの反則を誘い、タッチキック、ラインアウトからチャンスを作り、前半29分に、⑦小林がトライ。ゴールも成功させ7—20とヴェルブリッツを追いかける。前半38分に再びシャイニングアークスが流れをつかみトライライン5mまで迫るがミスでチャンスを活かせず前半終了。前半を20—7でヴェルブリッツのリードとする。
後半9分間、お互いに攻撃は継続するが、ミスで得点することができない。しかし、10分にシャイニングアークスが自陣で我慢できずに反則。ヴェルブリッツはPGを選択、成功し3点を追加して23—7とする。後半14分ヴェルブリッツは自陣で前半から苦しんでいたスクラムによる反則をする。
シャイニングアークスはPGを選択、成功させ10—23とする。後半22分からヴェルブリッツの反則が続き、トライラインを背負う状態が長く続く。シャイニングアークスはそのチャンスを活かし、後半31分に⑯須藤がトライ、15—23とする。しかし、後半34分、ヴェルブリッツもボールをつなぎ、⑭彦坂(匡)が中央にトライ、ゴールも成功させ7点を追加、30—15と突き放した。さらに、ヴェルブリッツは後半38分にも怒涛の攻撃から、相手陣に入り、ラインアウトモールで20藤井がトライ、難しい角度のコンバージョンも成功させ7点を追加、37—15とした。
前後半ともにお互いに激しいコンタクトの続くゲームであったが、チャンスを多くいかすことができたヴェルブリッツが勝利を掴むことができた。MOMは、トヨタ④谷口智昭選手に贈られたが、谷口選手は、この試合の出場により、トップリーグ100試合出場となり、試合終了後、花束贈呈と両チームに参加により記念撮影が行われた。
(会見ダイジェスト)
○NTTコミュニケーションズシャイニングアークス ペニー ヘッドコーチ
前半の28分間はトヨタのペースであったが、前半の最後は良かった。後半は自分たちの展開ができず、最後の5分で突き放されてしまい、残念な結果に終わってしまった。
鶴田ゲームキャプテン
アウエイであったにもかかわらず、多くの応援をいただいたが、勝利を見せられずに残念だった。先週の反省で、PKとミスを減らそうと努力したが、修正できなかった。自分たちがゲームを支配した時間帯も、結局取りきれなかったのが痛かった。実力差はあまりないと思うので、とても悔しい。
Q 後半攻め込みながら、取りきれなかった原因は?
A(ペニーHC)トヨタのディフェンスがよく、ミスを重ね、トライを取りきれなかった。若手が多い分、経験不足の面があるので、今後も引き続き若手の力を引き上げていきたい。
Q 次週のヤマハ戦に向けてのフォーカスポイントは?
A(ペニーHC)まだ終わったばかりで整理できていないので、明日から考えていきたい。
○トヨタ自動車ヴェルブリッツ 廣瀬監督
先週の試合が不甲斐なかったので、トヨタらしく前へ出ようということを試合前に話をした。先週からメンバーを4名替えたことも功を奏した。前半の出来は特に良かったので、次へつながる勝利になったと思う。
文字主将
先週の試合の反省から、トヨタらしくフィジカルに、そしてスペースを使っていくことを意識した。前半20分過ぎから自滅でリズムに乗り切れなかったことと、PKが多かったことが今後の課題である。
Q この1週間取り組んだことは?
A(廣瀬監督)シンプルにハードワークのみに集中させた。細かいことはあまり言わなかった。週半ばにアタック・ディフェンスを行い、競争心を煽ったことも良かった。
Q 先週の試合に比べて、キックの数が減っていたが?
A(文字主将)意識して減らし、個々のボールキープを意識した。先週の後半戦に減らして良かったので、それを継続した。
Q 100キャップ目の谷口選手について?
A(監督)トヨタを体現するような、ガツガツいくプレーヤー。FWを引っ張る存在であり、若手の面倒見もいい貴重な存在である。
(主将)チームの誰からも好かれる存在で、ラグビーに対する努力もすごい。ケガが最近は多かったが、100試合目を迎えることができて良かったと思う。
(記事:大林直之、竹越浩司 写真:清水良枝 広報担当:進藤剛)