1月18日(土) NEC 17-27 日野

トップリーグ 第2節NEC VS 日野

2020年1月18日(土) 11:45キックオフ
グラウンド:東大阪市花園ラグビー場
入場者数:7603人
天候:晴れ時々くもり/弱風
レフリー:加藤真也(日本協会A)
アシスタントレフリー:小川朋弘(日本協会A1)/船岡克広(関西協会)/真鍋翔太(関西協会)
NEC 日野
17 FULL TIME 27
10 前半 13
7 後半 14
詳細
(日本協会公式)

マッチレポート

日野のディフェンスが勝利をもたらした。試合ではお互いに大事な場面でミスがあったものの、NECにゲインを切らせない日野の組織だった防御網やジャッカルが光った。
前半の半ばまでNECが相手陣で試合を進めたが決定力を欠いた。その後日野はNECのディフェンスの甘さをついて5番ディネスバラン・クリシュナンが忠実なフォローでトライを奪って主導権をにぎった。

スクラムで優位に立つ日野は前半終了間際のシンビンで後半スタートから1人少ない劣勢に立たされたが冷静な試合運びでしのぐと、後半も先にトライを奪うなど優位にたったことも勝因に上げられる。相手BKSの隙を突いた展開力も光った。

監督コメント

NEC 浅野良太ヘッドコーチ(HC)
前半3点差で折り返したのは全てが悪かったわけではなく、風上の後半はもっとテリトリーを取れると思っていたがとれなかった。敗戦を受け止めて前を向いていきたい。

亀井亮依主将
風下の前半はあまり差を広げられずに折り返せた。風上の後半、14-15となりスコアを積んで、逆転する場面でペナルティーを含め相手の方がボールをキープして失点になった。試合終盤に5点差になったところでのキックオフからのアタックミスが勝敗を分けたと感じた。ボールキャリアの責任を含めスキルの実行をもっと厳しく準備段階から積めていかないと勝てる試合にはできない。今回出た課題は多いがしっかり見つめて全員で一丸となってやっていきたい。

Q:滝沢3番、前島1番だったが?
浅野HC
2人ともフランカー並みの機動力があり、滝沢は十分にトップリーグで戦えるレベルだとの見立てだ。(前半終了間際のシンビンで)後半の始まって最初から相手が1人少ない場面でのスクラムで我々がぺナルテイーを犯したところが鬼門になった。

Q:スクラムでの反則のFKは?
亀井主将
アーリプッシュだったかもしれない。芝生が深くスリッピーだったのが影響したかもしれない。

日野 細谷直監督
第1節、勝てる試合を落とす悔しい負け方をして練習には心の整理をする時間に多くを充てた。マイナス面の思いを持たず、これまでと同じプランでこの試合に臨んだ。前半は思った以上にスコアを積み重ねられなかったが、ディフェンス面でしっかり相手のパワーランナーも止めることができた。ただ、前半の課題はペナルティートライなど要らないペナルティーで自らを苦しい状況にしてしまったのはこれからの課題。修正しないといけない。後半はしっかり規律を守って勝てたことが大きな収穫だった。1節の敗けを少し取り返せた。3節以降も一戦一戦準備していきたい。

オーガスティン・プル共同主将
いらないペナルティーが苦しむ原因であることがわかっており減らそうとした。ペナルティーによってNECがゲームの中でステイし続けることを許してしまった。後半になってからは風でもありボールをキープすることで相手にプレッシャー与えていこうとしていたことができた。高い目標に向かってハードワークしていきたい。

Q:MOMはどんな気持ち?
プル共同主将

前回の試合で信じてくれている監督をがっかりさせたとの思いがあった。フォーカスすべきことをシンプルにやりきり、得たい結果をえるためにパフォーマスをしていこうとし、そこをコーチングスタッフが理解してくれ選手に提示してくれた。感謝している。

Q:終盤でのピンチでのジャッカルは?
プル共同主将

NECが1人のランナーで突っ込んでくるのでチャンスをうかがっていた。ボールへの働きかけで正確な判断をしようとした。あのシュチエーションになったのはFWのおかげ。FWの継続したハードワークしたおかげでできた。

(文責:大阪府協会 丸井康充)

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU 古田浩

■撮影者:KRPU 吉川千春