7月13日(土) Honda 42-14 清水建設

トップリーグカップ2019 プール戦
Honda VS 清水建設

2019年7月13日(土) 19:00キックオフ
グラウンド:三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 サッカー・ラグビー場
レフリー:
アシスタントレフリー:
Honda 清水建設
42 FULL TIME 14
14 前半 7
28 後半 7
詳細
(TL公式)

マッチレポート

梅雨が明けず、小雨降る7月の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて、トップリーグカッププールA第4節地元HondaHEAT vs 清水建設ブルーシャークスの試合が行われた。
今シーズン2勝目を地元で挙げたいHondaに対し、トップチャレンジから参戦し、初勝利を目指す清水建設との戦いになった。

前半はHondaのキックオフで開始。試合序盤は雨でスリッピーなコンディションの中、Hondaはハンドリングエラー、ペナルティーに苦しみ中々攻め切ることができない。対する清水建設は積極的にハイパントを使い効果的にエリアを獲得していく。

最初にスコアが動いたのは14分。清水建設がペナルティーからラインアウトモールを組み13番ライノ・ベンジャミンがトライ。キックも成功し0対7と清水建設が先制する。

対するHondaは19分、ゴール前ラインアウトから連続攻撃でフェーズを重ねると、最後はBKに展開し13番クリントン・ノックスがディフェンスを破りトライ。ゴールも成功し7対7の同点にすぐさま追いつく。しかしその後の主導権を握ったのは清水建設だった。清水建設の精度の高いキックでエリアを獲得し、10番ルーク・マカリスターのハイパントが再び清水建設のボールとなる。また、Hondaは反則とラインアウトのエラーが重なり苦しい展開となる。


それでも最後に意地を見せたのはHondaだった。39分に2番の藤浪輝人がラインアウトモールからトライを決め、その後のゴールも成功し14対7、Hondaのリードで前半を折り返す。

後半の序盤はやはり雨のせいか両チームともハンドリングエラーが起こり攻めあぐねる展開となる。それでもHondaは接点で着実に前に出てチャンスを作り、敵陣で攻撃し続ける。
そして後半13分、Hondaの2番藤波が再びラインアウトモールからトライを決め21対7とリードを広げる。

そこからは接点とセットプレーで主導権を握り始めたHondaが自力の差を見せ始める。
また前半とは対照的にHondaがキックを効果的に使い、後半18分にはキックパスをキャッチした14番の藤﨑眞樹がそのままトライ。さらにグランド中央で蹴ったハイパントを再び獲得し、スペースに動かしたボールを大外の13番ライノ・ベンジャミンがトライ。35対7とリードを広げ完全に主導権を握る。

終了間際の41分に清水建設21番、高嶋就斗が1本トライを返すもここでノーサイド。最終スコアは42対14となり後半に自力の差を見せ流れを掴んだHondaが2勝目を挙げた。

会見レポート

清水建設
飯島崇監督
本日はありがとうございました。
我々としてはトップリーグカップの中盤の試合ということでこれまで培ってきたことをやっていこうと臨んだ。前半はゲームプラン通りにできたが、後半に自滅の部分もあり地力の差が出た。残りの1試合で勝てるように準備していく。

安永賢人キャプテン
3節終わって失点が多かったのでそこを修正しようと臨んだ。前半はハイパント等で相手にプレッシャーをかけることができたが、後半になりスクラムなどでプレッシャーを受けてしまった。しかしDFで改善できた部分はあったので残りの試合で勝てるように準備していく。

Qこれまでに掴んだ手ごたえは?
飯島監督
DFで良い準備ができれば前で止められる。トップの相手でも自信を持つことができた。フィジカルの差はあるがそこを補う戦い方を掴めた。またトップのチームが全力で戦ってくれたことは糧になった。
安永キャプテン
入れ替え戦でチャレンジリーグにあがってきたが、これまでよりトップのチームに対してフィジカルで勝てはしないがその差は埋まってきた。またDFで修正できた部分もあった。ATはやりたいことができる時間が持てたのが手ごたえを感じる部分。


Honda
ダニー・リーHC
厳しいコンディションの中、厳しい戦いになってしまった。前半はミスが多く、清水建設に自信を与えてしまい追い込まれてしまった。後半からはエリアをしっかりと獲得して敵陣で戦うことを戦略として臨んだ。そうすればスコアにつながると思っていたし、後半の4トライは戦略通りだった。若いメンバーで臨んだことで厳しいゲームになってしまったが今後につながる良い経験になったと思う。また今日のようなコンディションでも声援を送ってくれるファンの皆さんに感謝します。来週の1戦に向けしっかり勝つために準備していく。

川﨑大翔ゲームキャプテン
Hondaのスタンダードで戦おうと臨んだが、清水建設のプレッシャーと自分達のミスで厳しい展開になってしまった。後半は自分たちを律することで改善できた。若いメンバーで厳しい状況を変えることができたので、そこは自信になったと思う。

Q前半からどのように改善したか
川﨑キャプテン
前半は差し込まれ相手にボールを与えてしまったが、しっかり下がり切るなど自分たちを律することで改善できた。

Qスクラムのレフリングについて
川﨑キャプテン
あまり組んだことのない相手であり、相手やレフリーとのコミュニケーションが取れていなかったのでうまくいかないこともあったが、藤波選手を中心に修正することができたと思う。

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