5月10日(土)11日(日) 第5回 関西・一宮セブンス大会

2016場所:一宮光明寺球技場

 暖かい初夏の日差しがふりそそぐ中、22都道府県24チームの参加により、2日間にわたり、熱戦が繰り広げられた。

ボールボーイを、開催地、一宮ラグビースクール生が担当、アットホームな雰囲気は、大会の特徴の一つとなっている。

<大会1日目>

  8つのプールによる予選が行われ、各プール1位はカップトーナメントへ進出、各プール2位はプレートトーナメントへ、各プール3位は、ボウルトーナメントへ進出となった。

<大会2日目>

◇ボウルトーナメント

  1回戦、東海地区同士の対戦、岐阜対三重は、前半トライを2本ずつの緊迫した試合展開から、後半三重が走力を生かし3トライを重ね15-33。このほか1回戦は、岡山36-0島根、山口0-31滋賀、広島B 34-7高知となり、三重、岡山、滋賀、広島Bが準決勝へ進出。

  準決勝は、着実に点を重ねた滋賀(滋賀24-14三重)が、堅実なディフェンスで広島B(広島B 12-0岡山)が勝利し、決勝へ進んだ。

≪決勝≫

滋賀(前半14/0後半) 14-33 広島B(前半12/21後半)

※ボウルトーナメント優勝 広島B、準優勝 滋賀

  前半、先に滋賀が自陣22m付近スクラムから右へ展開⑦小堀が走り抜けトライ(ゴール成功)のち、広島B ④正原のトライ、その後、滋賀と広島Bともにトライ(ゴール成功)、先制した滋賀が2点リードで折り返す。

  後半、滋賀がキックオフ、広島Bは、そこからつなぎ、④橋本がノーホイッスルトライ(ゴール成功により)逆転、その後、広島Bは、2本のトライ(ゴール成功)を重ね、14-33で広島Bが勝利した。

◇プレートトーナメント

  1回戦、愛知Aと愛知Bの開催県同士の対戦なり、前半5-0で折り返すが、愛知A が7人のメンバーで臨む愛知Bに後半4トライをとり、31-0。このほか、プレートは1回戦から熱戦が続き、ノーサイド寸前のトライで勝負が決まった石川17-22広島A、香川26-24に、前半0-14から逆転勝利の鳥取26-14富山と、好ゲームが続いた。   準決勝は、前半14-0で折り返した広島Aが7点差へ詰められるも突き放し広島A(広島A 26-7香川)が、前半7-12と1トライ差から、後半1トライ(ゴール成功)により逆転した鳥取(鳥取14-12愛知A)が勝利し、決勝へ進んだ。

≪決勝≫

広島A(前半12/12後半) 24-19 鳥取(前半5/14後半)

※プレートトーナメント優勝 広島A、準優勝 鳥取

  前半、開始早々、鳥取が相手陣での攻防ののち、⑦坂本のトライにより先制、その後、広島Aの2トライ・1ゴールにより、12-5で折り返す。

  後半、広島Aが相手陣22m付近の攻防から縦につなぎ、⑧片山が左中間にトライ(ゴール成功)。ここから鳥取が反撃、⑭山下の連続トライ(ゴール成功)により、同点に追いつく。引き分けでは思われたところ、鳥取のキックオフ再開から、広島Aはボールをキープし、自陣10m付近から、⑮下田が抜け出し左中間にトライ、広島Aが24-19で勝利した。

◇カップトーナメント

  1回戦から京都(前年度優勝)と大阪の好カードとなり、京都が前半から後半にかけ3トライ・2ゴールで19-0となったところから、大阪が3トライ・2ゴールを重ね、19-19の同点となり、抽選で京都が準決勝へ進んだ。このほか1回戦は、兵庫31-12徳島、和歌山28-5愛媛、福井12-33奈良となり、兵庫、京都、和歌山、奈良が準決勝へ進出。

  準決勝は、コンタクト・ブレイクダウンの激しさが増し、さらに、見ごたえのある2試合となった。兵庫と和歌山は、前半、和歌山が先制トライ、その後兵庫が追いつき5-5、後半は、兵庫がトライをとると、和歌山がトライをとり返す展開となり17-17で試合終了。抽選により兵庫が決勝に進出となった。同時に行われていた京都と奈良は、前半7-5と接戦、後半に入ると、京都が2トライ・1ゴールをあげ引き離しにかかり、奈良は1トライ返すも京都(京都19-10奈良)が勝利し、決勝へ進んだ。

≪決勝≫

兵庫(前半7/26後半) 33-19 京都(前半14/5後半)

※カップトーナメント優勝 兵庫、準優勝 京都

  前半、開始早々の攻防から、兵庫が自陣より左サイドを縦につないで⑨山下がトライ(ゴール成功)、その後、5分に京都⑩神田が、7分には京都⑨長石がトライ(ゴール成功)し、7-14で前半終了。

  後半、キックオフのボールを、兵庫が左右に展開しボールを運び、⑬竹内が右サイドで抜け出し、右中間にトライ(ゴール成功)により、12-14となるも、今度は、京都がキックオフ再開のボールを右から左、左から右へ展開し、⑥市来からパスを内側で受けた⑦大崎が右中間にトライし、12-19と引き離す。この後、兵庫はトライを重ねる。6分ハーフウェイライン付近のターンオーバーから、兵庫22百武がインゴール左隅めがけてパント、22百武は脚力を生かしそのままインゴールでボールをおさえトライ、難しいゴールを⑬竹内が決め同点とすると、8分には、ハーフウェイ付近のペナルティから、兵庫⑮三木が持ち込み、スピードに乗ってそのままトライ(ゴール成功)、終了間際にも、相手陣22mのペナルティから素早く右へ展開、兵庫⑲井上がギャップをつき、トライ(ゴール成功)を決め、兵庫が33-19で勝利した。

 

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記事:大林 直之 広報担当:進藤剛)