2018ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第1節
同志社大学 対 京都産業大学
2018年10月7日(日) 14:00キックオフ グラウンド:布引グリーンスタジアム 入場者数:2212人 天候:晴れ時々くもり/微風 | ||||
レフリー:立川誠道(関西協会) アシスタントレフリー:北村浩士(日本協会A2) / 西村純(関西協会) / 植森健次(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:京都産業大学 7武田知大 |
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同志社大学 | 京都産業大学 | |||
26 | FULL TIME | 28 | ||
12 | 前半 | 21 | ||
14 | 後半 | 7 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
9月30日、台風24合の接近により開催中止となった2018ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第1節。10月7日の2試合めは関西屈指の人気カード、同志社大学対京都産業大学を滋賀県・布引グリーンスタジアムにて行いました。
春季トーナメント(京都ラグビーまつり)では、42-12と同志社大学の圧勝だったこのカード。お互い、一番負けたくない相手とのシーズン開幕戦です。
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キックオフからいい動きを見せたのは同志社大学でした。15安田のゲインから攻めるも、ノックオンでスコアには至りません。ブレイクダウンでもよく攻め、ノットリリースザボールをもぎ取り、京産陣内22m付近でのラインアウトを得るなど、幸先のいいスタートです。
しかし、徐々に京都産業大学が盛り返します。10山内がうまくBKを使い、さらに自ら縦に攻めつつ11濱田、14ホフアなどを使い、同志社陣内でゲインを繰り返します。
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前半13分、京都産業大学はハイタックルを受けて同志社陣深くからマイボールラインアウト。クリーンにキャッチしゴールポスト付近までくると、10山内が左端へキックパス。同志社15安田が競るも、京産14ホフアが勝ってキャッチし、そのままグラウンディングし劇的な先制トライ。会場が大いに沸きます。難しい確度のコンバージョンも15栢本が決めて0-7。
さらに18分、京都産業大学は残り5mのラインアウトからモールドライブ。7武田が抑えてトライを上げると、ここも難しいコンバージョンを15栢本が成功。0-14とリードを広げます。
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2トライを先取し、スクラムも徐々に優勢に立つなど流れは完全に京産。
しかし同志社も大きな歓声を背に受け、少しずつ盛り返します。前半28分、同志社大学は京産陣内のマイボールのラックから、12永富がサイドに走り込みそのままディフェンスを引きちぎるようにインゴールまで走り抜けます。14山本のコンバージョンが決まって7-14。
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京都産業大学もすぐに反撃します。ハイパントを上げてプレッシャーを掛け、ノックオンを誘うと15栢本が拾ってゴールライン前へ。ラックから右へ回し、11濱田がトライを奪い、コンバージョンも成功し7-21。再び14点差をつけます。
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突き放したい京都産業大学に、必死に食らいつく同志社大学。同志社がテンポの良いアタックを見せ、京産が密集で奪い取る。そんな前半終了間際、取ってきたのは同志社でした。
右サイドでゲインしゴール前へ迫ると、FWで2回押し込もうとしますが阻まれるとすぐに左へ大きく展開。14山本が一旦止められますが、フォローした15安田へつないでトライ。コンバージョンは失敗し、12-21で前半を折り返します。
全体の流れを掴みつつある京産に、食らいつきながら逆転機をうかがう同志社といった前半。しかし後半すぐに取ってきたのは同志社でした。
後半2分、5平澤が左サイドをゲインし京産陣内で連続攻撃。最後は2平川が決めて19-21とします。
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ここからは一進一退。京都産業大学もあと一歩でノックオンをしてしまうなど取り切れず、同志社もなかなか前に進むことができません。
ようやく、23分。同志社大学がラインアウトからモールを押し切り、2平川がトライを奪います。コンバージョンも決めて26-21とついに逆転を果たします。
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勢いに乗る同志社、負けられない京産。中盤での攻防で意地と意地がぶつかりあう気持ちの入った素晴らしいプレーが次々に見られます。
そして後半39分、京都産業大学はゴール前ラックサイドを7武田がこの日2つ目のトライで同点に追いつくと、15栢本が確度あるコンバージョンを決めて26-28と逆転。
諦めない同志社大学もロスタイム3分の間、攻め続けますが最後は京産陣内でノックオン。
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素晴らしい試合に2212人の観客が大きな拍手が起こりました。
マン・オブ・ザ・マッチは、密集でもよく働き、逆転トライを含む2トライでチームに貢献した7武田知大選手に送られました。
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(文責:関西ラグビーフットボール協会広報委員会)