トップリーグ総合順位決定トーナメント 第1節
NTTドコモ VS コカ・コーラ
2018年1月6日(土) 14:30キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場 | ||||
NTTドコモ | コカ・コーラ | |||
14 | FULL TIME | 19 | ||
6 | 前半 | 7 | ||
8 | 後半 | 12 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
暖かな日差しの下、コカ・コーラのキックオフで試合が開始された。
開始直後の前半6分、コカ・コーラは相手陣22mでのスクラムから、⑨江頭が空いたスペースへキックを蹴り込むと、⑥ソロモンが弾んだボールを見事にキャッチしインゴールに飛び込みトライ(ゴール成功)、0-7と先制した。
その後は、両チームともキック中心の組み立てと堅いディフェンスで膠着状態が続く。
その後試合が動いたのは前半26分、NTTドコモは相手陣深くに攻め込むとコカ・コーラの反則を誘い、ゴール正面のPGを確実に決め、3-7と点差を縮める。
流れに乗るNTTドコモは度重なるラインブレイクで何度もゴールに迫るも、コカ・コーラの懸命のディフェンスで、トライへは結び付かない。それでも前半終了間際の39分、NTTドコモは再びゴール正面のPGを成功させ、6-7と1点差まで追い上げる。
そのまま6-7で前半が終了した。
後半も立ち上がりから両チームの激しいディフェンスで、膠着状態が続く。
後半得点が動いたのは19分、NTTドコモ⑬パエアが中盤のキックカウンターからゴール前へ攻め込みチャンスメイクすると、コカ・コーラの反則を誘い、PGで9-7と逆転する。
さらに、NTTドコモは、直後のキックオフボールを確実にキープすると、⑩リアンがラック際のスペースを突きビッグゲイン。そのまま細かくパスを繋ぎ、最後は⑥土屋がゴール左隅に飛び込み待望のトライ、14-7とリードを広げる。
追い付きたいコカ・コーラは、後半23分、キックオフのボールをターンオーバーすると、ゴール前まで前進、左へ大きく展開し、⑬石垣がトライ(ゴール成功)、14-14と同点に追いつく。
同点のまま迎えた後半終了間際の40分、コカ・コーラは中盤からフォワードの連続攻撃で少しずつ前進しゴール前まで攻め込むと、途中出場の㉑田辺が一瞬の隙を突きゴールへ飛び込みトライ、14-19と試合を決める逆転トライとなった。
そのままノーサイドとなり、コカ・コーラが接戦をものにした。
記者会見レポート
NTTドコモ
ダヴィー・セロン ヘッドコーチ
ドコモは力があると言われているが、今日のできが実力。もっといいパフォーマンスができたはずだが、イージーエラーが多くもったいなかった。
リアンゲームキャプテン:
ミスしてはいけないところでのミスが相手の勝機につながった。いいところまではいくのだが、フィニッシュまでもっていけなかった。今日の負けは早く忘れて、次に切り替えたい。
ー 次の試合どのように勝ちたいか?
ダウィHC
シーズンを通して成長してきたが、無駄なミスが多いのでそれを減らしたい。そして、戦う気持ちを作らせたい。準備としては今までと同じ準備をしっかりしていきたい。
リアンゲームキャプテン
勝てばトップリーグ残留、負ければ降格というモチベーションをもってやるのみ。
ー 試合中にどのような指示を出したのか?
リアンキャプテンキャプテン
セットプレーで圧倒し、プレッシャーをかけ続けよう。そして、練習どおりにやろう。と言った。
コカ・コーラ
アール・バー ヘッドコーチ
今シーズンはじめて勝っての会見なので嬉しい。選手が根性を見せてくれた。いいパフォーマンスだった。
山下主将
今シーズン1勝もできなくて危機的状況だったが、敵陣で速いテンポのラグビーが80分間できていた。今日の試合を次に生かしたい。
ー 勝てた要因は?
山下主将
1点でも上回ればいいという状況なので、敵陣勝負ができたのがよかった。特にラストのラックの連取からのトライがその象徴。
ー 勝つイメージとしてはどのようなものを描いていた?
山下主将
NTTドコモの戦い方は分かっていたのでそこを抑え、ロースコアーのゲームをしようと思っていた。
ー ゴールラインを守りきれたのは?
山下主将
負けたら自動降格というのを、全員で共有できたことが大きい。そして、トップキュウシュウの時代を知っている人たちの頑張りが大きかった。
ー 残り2試合に向けてのモチベーションは?
山下主将
開幕戦と同じカードで、同じ九州のチームということで、意地の張り合いになると思う。
(文責 山下 岳・大林 直之)
フォトギャラリー
■撮影:清水良枝