4月13日(土)、14日(日)に開催しました、サンコーインダストリーpresents 2019関西セブンズフェスティバルのマッチレポートを公開いたしました。
第1日目 大学生の部
1回戦
IPU環太平洋大学 31-10 関西大学
オープニングゲーム、近年強化を図るIPU環太平洋大学(中四国代表)と関西大学(Aリーグ8位)の対戦。開始1分、関大⑪芝岡翔吾のトライで先制するも、外国人留学生2名を擁するIPUが⑥マイカ・ナシラシラ、⑧ティエナン・コステリーのトライを含め5トライを奪い関大を圧倒。2回戦進出を果たした。
大阪体育大学 5-48 摂南大学
1回戦2試合目、大阪体育大学(Aリーグ7位)とAリーグに復帰した摂南大学(Bリーグ1位)の対戦。留学生4名をスタメンに揃えた摂南大が⑥岡田寛人の3トライを含め8トライとパワーとスピードで大体大を圧倒した。
2回戦
近畿大学 31-36 関西学院大学
近畿大学(Aリーグ6位)と関西学院大学(Aリーグ4位)の2回戦最初のゲーム。イエローカード(近大1枚、関学2枚)、レッドカード(関学1枚)続出、31対31のシーソーゲーム。前・後半で決着がつかず、サドンデス方式の5分間の延長戦に突入し、3分に関学⑬片岡航己がトライを決め準決勝に進んだ。
京都産業大学 14-19 同志社大学
京都産業大学(Aリーグ3位)と同志社大学(Aリーグ5位)の2回戦2試合目。前半5分、京産大が⑫中村悠人のトライで先制するも、7分に同志社は⑪原田健司のトライ&ゴールで逆転。後半、一旦京産大が逆転するも、終了間際に同志社⑮西村高雅がゴールラインを割り、クロスゲームを制した。
天理大学 44-7 IPU環太平洋大学
前年度チャンピオンの天理大学(Aリーグ1位)がIPUの挑戦を受ける、2回戦3試合目。天理は⑦松岡大和、⑫松田信夫の各2トライを含め8トライを奪う猛攻。IPUは終了間際に⑤佐藤彪羅が意地のトライを決めたが、天理がIPUの挑戦を退けた。
摂南大学 31-12 立命館大学
1回戦を勝ち上がった摂南大と立命館大学(Aリーグ2位)の2回戦最後の試合。開始1分に摂南大が先制するも、立命は㉒森岡雷斗や⑯西辻隆真のトライで逆転し、前半を終える。しかし、後半に入り、摂南大は⑯タンギパ・タリフォロフォラや⑭西原聡介など4本のトライを奪い、立命を一蹴した。
準決勝
天理大学 12-33 関西学院大学
セミファイナル1試合目、関学が前年度チャンピオン天理に挑む構図。天理が⑪内村祐介がスピードで振り切り先制する。その後、天理が2人シンビン、その間に関学は⑮奥谷友規と⑥魚谷勇波がトライを奪い、⑬片岡も続き7対19で前半を折り返す。後半、巻き返しを図りたい天理だが、1分に関学㉒佐藤響が走り切り点差を広げる。その後、1本ずつ獲ったがゲームオーバー。関学が前年度チャンピオン天理を倒し、ファイナルへと進んだ。
同志社大学 29-19 摂南大学
京産大とのクロスゲームで勝ち上がった同志社と、大体大、立命を大差で下した摂南大との準決勝2試合目。前半、先手を取ったのは摂南大、⑬テビタ・タイがパワーでもぎ取る。すぐに同志社は⑪原田がスピードで返すも、摂南大は⑬タイがもう一本、②ツイドラキ・ヴィリアミがゴールを陥れ、5対19の摂南大リードで前半終了。後半は、同志社が㉑山口楓斗のスピードでぶっちぎり、⑬溝尻航太、④大熊陽介と続き逆転、同志社が決勝へ勝ち上がった。
決勝
関西学院大学 21-26 同志社大学
近大との延長戦を制し、前年度チャンピョンの天理を下し勝ち上がった関学と、京産大との接戦を勝ち抜き、外国人留学生4人を擁した摂南大をスピードで制した同志社との大学の部ファイナルゲーム。
前半、同志社は3分、4分、6分と㉑山口楓斗、⑬溝尻、⑭山本雄貴がそれぞれスピードと力強い走りで振り切り、0対19と点差を広げた。ここで勝負あった感もあったが、関学もロスタイムの8分に㉓塩谷大稀が一本返し、7対19で前半を終える。
後半に入り、すぐに同志社が㉑山口楓斗のスピードと切れのある走りでトライ、リードを広げる。関学は4分に⑩房本泰治がトライ&ゴール、8分には⑬片岡がゴールラインを割り5点差に迫るも、ここで試合終了。2019年大学の部王座の栄冠は、同志社大学が掴んだ。
同志社大学では⑪原田健司、㉑山口楓斗などのスピードと切れのあるランが、関西学院大学では⑬片岡航己、⑮奥谷友規などの切れの良いステップワークが印象に残る試合であった。
第2日目 社会人・クラブの部
1回戦
中部電力 52-0 三島クラブ
三島クラブ10番前川にキックでゲーム開始。
キックオフを受けた中部電力5番古井がそのまま走り切り中央に先制トライ、GKも15番川久保が成功し7-0。中部電力は、その後も15番川久保と14番高木がトライ、GKも15番川久保が成功し、21-0として前半が終了。
後半に入っても攻撃の手を緩めない中部電力は23番勝浦、11番鶴田、6番河野、22番前田の2トライとGKも15番川久保が3本成功し52-0としてノーサイド。
ユニチカフェニックス 17-28 愛知教員クラブ
小雨が降り始めた鶴見緑地球技場、愛知教員クラブ13番山下のキックでゲーム開始。
開始2分先制したのは愛知教員クラブ。7番畔柳がトライ、GKも13番山下が成功し0-7。3分に再び愛知教員クラブ11番塚本がトライ、GKも13番山下が成功し、0-14とリードを広げる。反撃に出るユニチカフェニックスは9番土屋がトライ、GKは不成功5-14する。6分には愛知教員クラブ14番祖父江がトライ、GKも13番山下が成功し5-21とする。ロスタイムに入り、ユニチカフェニックスは13番黒沢がトライ、GKは不成功10-21と追い上げて前半が終了。後半に入っての最初のトライは、愛知教員クラブ、11番塚本、GKも13番山下が成功し10-28とする。4分にユニチカフェニックスの9番土屋がトライ、GKも6番上野山が成功し17-28と追い上げるがノーサイド。愛知教員クラブの勝利。
JR西日本レイラーズ 24-12 芦屋クラブ
芦屋クラブのキックオフで始まる。1分JR西日本22番濱田郁輝が中央にトライし自身のゴールキックも決まり7点先取、その後も21番北林雅基の連続トライで17点をあげる。芦屋クラブは6分に10番玉田一真がトライ、17-5で折り返す。
後半は両チーム1トライ1ゴールを追加し24-12でJR西日本がフィジカルの差で勝利した。
大阪ガス 24-19 六甲ファイティングブル
六甲クラブは3分に9番瀧村勇樹が先制トライ。15番安部都兼のゴールも決まって7点をあげる。大阪ガスも直後に10番左海達也がトライし追い上げるが、6分に六甲クラブはまたも瀧村のトライで5-14と突き放して後半へ。
後半も3分に7番北畑佳士がハーフウェイ中央からのキックパスをキャッチしトライをあげ六甲クラブのペースでゲームが進むが、大阪ガスは終了間際に11番上原青、1番鈴木隆文の連続トライで19-19と追い上げて延長戦へ。勝負を決めたのは大阪ガス5番佃大輝。大阪ガスが24-19で逆転に成功。
2回戦
三島クラブ 0-52 ユニチカフェニックス
三島クラブ12番今村のキックでゲーム開始。先制したのは、ユニチカフェニックス15番金。GKも14番永井が成功し0-7。その後も10番今崎、15番金、9番土屋がトライ、GKも14番永井がすべて成功し、0-28として前半終了。後半に入っても攻め続けるユニチカフェニックスは8番中島、13番黒沢、20番松井、15番金がトライを奪い、GKも14番永井と6番今崎が3本成功し0-52でノーサイド。ユニチカフェニックスの勝利。
芦屋クラブ 10-36 六甲ファイティングブル
六甲ファイティングブル15番安部のキックでゲーム開始。
開始1分、芦屋クラブ10番玉田が先制トライ、GK不成功5-0。3分には六甲ファイティングブルの15番安部がトライ、GKも安部が成功し5-7と逆転。4分に再び六甲ファイティングブルの15番安部がトライ、GK不成功。続いて20番永井がトライ、GK15番安部が成功し5-19で前半が終了。後半開始直後、芦屋クラブ7番大石が1トライ返すも、六甲ファイティングブルは3分に7番北畑、5分に15番安部、6分に9番瀧村とトライ。GKも12番拝原が成功し10-36でノーサイド。六甲ファイティングブルの勝利。
準決勝
中部電力 24-12 愛知教員クラブ
中部電力はスクラムでプレッシャーをかけ流れを掴もうとする、3分に6番河野良太が中央にトライ、15番川久保龍太郎のゴールも決まり7点先取、その後も9番高崎悠介のトライでリードを広げる。愛知教員は前半終了間際15番坂口隼介がトライを返し、12-5で後半戦へ。
走力で上回る愛知教員は後半開始早々に6番牧英彦がトライし13番山下昂のゴールもきまり巻き返しを図るも、中部電力のプレッシャーが強く逆に2トライをゆるし、24-12。中部電力が決勝へ進出した。
JR西日本レイラーズ 26-17 大阪ガス
前半3分、JR西日本は相手パスのこぼれ球をキック、ゴールに転がったボールを15番角野友基が押さえて5点先取。一方の大阪ガスはその後のキックオフがらみでの速い攻撃で15番宮田 遼が立て続けにトライを決めるが、JR西日本も終了間際に15番角野がトライし12-12同点で折り返す。
後半に入ってから大阪ガス9番阿部慎太郎がトライするが、その後はJR西日本ペース。26-17でJR西日本が決勝へ駒を進めた。
5位決定戦
ユニチカフェニックス 5-28 六甲ファイティングブル
六甲ファイティングブル10番中村のキックでゲーム開始。六甲ファイティングブル14番三木が先制トライ、GKも12番拝原が成功し0-7。6分にはユニチカフェニックス15番金がトライ、GK不成功5-7と追い上げる。8分には六甲ファイティングブル14番三木がトライ、GKも12番拝原が成功し5-14として前半が終了。後半に入っても六甲ファイティングブルの攻めが続き、2分に14番三木、5分に9番瀧村がトライし、GKも12番拝原と15番安部が成功し、5-28でノーサイド。六甲ファイティングブルの勝利。
3位決定戦
愛知教員クラブ 26-19 大阪ガス
愛知教員クラブ13番山下のキックでゲーム開始。愛知教員クラブ11番塚本が先制トライ、GKも13番山下が成功し7-0。3分には大阪ガス3番野村がゴールポストに体当たりしながらトライ、GKも23番森島が成功し7-7とする。愛知教員クラブは4分に14番祖父江がトライ、GK13番山下が成功し14-7とリードする。ロスタイムには11番塚本がトライ、GKも13番山下が成功し21-7とリードを広げて前半終了。後半に入っても最初に得点したのは、愛知教員クラブ。14番祖父江がトライGK不成功26-7とするが、4分には大阪ガスが反撃し23番森島がトライ、GKも自らが決め、26-14と追い上げ、7分に再び9番阿部がトライ、GK不成功と意地を見せたがノーサイド。愛知教員クラブの勝利。
決勝戦
中部電力 19-12 JR西日本
決勝戦はJR西日本のキックオフで始まる。2分、中部電力が6番河野良太のトライでゴールも決まり7-0と先制するが、その後はお互い硬いデフェンスでトライを許さず後半戦へ。
後半は2分にJR西日本の22番濱田郁輝が先制トライし追い上げるが、中部電力もすぐに5番古井孝和がトライし12-5と突き放す。その後は両者トライを重ねるも、最後まで走力の落ちなかった中部電力が逃げ切り優勝を勝ち取った。
組合せや全試合試合結果など詳細はサンコーインダストリーpresents 2019関西セブンズフェスティバル特設サイトをご確認ください。