12月3日(土) 第7節 立命館大学 40-28 関西大学

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2016ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第7節
立命館大学 VS. 関西大学

2016年12月3日(土) 12:00キックオフ グラウンド:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 入場者数:2526人 天候:晴れ/無風
レフリー:加藤真也(日本協会A1)
アシスタントレフリー:西村純(関西協会) / 小島光明(関西協会) / 川道雄太(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:立命館大学10角野友基
立命館大学 関西大学
40 FULL TIME 28
33 前半  0
 7 後半 28
詳細(PDF)

マッチレポート

最終節、これまで2勝4敗の立命館大学と1勝5敗の関西大学。勝った方が5位、ただし、関大は負ければ最下位というどちらも絶対に負けられない戦い。快晴の京都西京極球技場にて12時、関大のキックオフで開始した。

関大はキックオフのボールを⑪久保田勝己が走りこんでキャッチ。いきなり立命大陣22mまで攻め込むが、立命大⑪三島藍伴がターンオーバーに成功。このボールを素早く左オープンに回し、⑭別府太一が22m付近から大きく蹴り込み敵陣を確保する。両チームともこのゲームへの気合が感じられる攻防でゲームがスタートした。

5分、敵陣で攻める立命大はゴール前20m付近での関大ハンドの反則に対しスクラムを選択。注目のファーストスクラムで両チームFWの力関係を測ることができるが、ここは立命大に軍配が上がる。立命大FWが強力にプッシュ、⑧中村亮介がサイドを突き大きくゲイン、FWラッシュでゲインを図り、最後は⑥古川聖人がゴールポスト左横にトライ。ゴールは⑩角野友基が決め7-0と立命大が先制する。

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このあと、関大も反撃。敵陣22mに入ろうとするが立命大が、押し戻すという展開が続く。
17分、再び起点はスクラムから。立命大が敵陣15m付近のマイボールスクラムを押し込み、またも⑧中村が右サイドを突き、10メートルほどゲイン。このボールをBKで右外に大きく振りラックを形成し、次に逆目の左へ展開すると、⑦小原稜生がラインブレイク。②南友紀が相手2~3人を引き摺り右中間にトライ。ゴールも決まり14-0と引き離す。立命大FWの一人一人のフィジカルの強さを示す本日2本目のトライである。

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23分、次も立命大、22m付近ラインアウトから出た球を、⑨髙島理久也からスタンドオフの位置にいた⑪三島にパス、このまま走り切ってゴールポスト下にトライ。21-0と点差を拡げる。

31分にも立命大、強力FWがラックサイドの近場を18フェーズにわたり突き進み徐々にゴール前に迫る。最後は相手を引き付けたところで右オープンに振り数を余らせ⑮吉本匠が右隅にトライし28-0。

前半終盤の37分には、敵陣ゴール前5mスクラムをまたもや押し込み、⑧中村が持ち出しパワーで持って行きトライ。33-0とし前半を終える。
後半は引き続き立命大が主導権を握るか、12分間のハーフタイムでのリセットで関大が巻き返しを図るか。最初の10分に注目が集まる。

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修正してきたのは関大。前半はここでという時にミスをしてしまいチャンスを逃す展開が続いていたが、7分。敵陣ゴール前まで大事にボールを運び、ゴール前のラックから出た球を⑨木下皓太がパスアウト。受けた⑩北田圭史がパスダミーで相手をかわし、ゴールポスト下に反撃のトライ。⑮竹中太一がゴールを決め33-7とする。

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次も関大。風上も利用し敵陣での戦いを続けるなか、立命大ハイパントのボールを競い合いで関大が確保。すぐにBKに展開し、⑬岡橋大貴がブレークし22m付近まで運ぶ。そこでラックを形成して右に展開。⑪久保田が敵のギャップをスピードですり抜け、右中間にトライ。33-14と差を詰める。

またもや関大だ。16分、立命大が自陣でのディフェンスが前に出られなくなって、受け身になっているところをうまく突く戦術。12フェーズ確保した球を、ゴール前ラックからFL⑳二上弘務が持ち出し右中間にトライ。33-21と2トライ1ゴール差と立命大を追い込む。

もう一本取って、入替戦回避に向け射程圏に入りたい関大。だが次にスコアしたのは立命大FB㉓山本貫太だった。
23分、ここで立命大は40-21とスコアを広げることに成功。

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この後すぐの25分に、関大⑮竹中がトライ・ゴールを決め40-28と、また12点差に迫るが、両チームのスコアはここまで、立命大は守り切って5位を確保した。

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MOMは、前半風上の利をうまく使いキックにてエリアマネジメントを行った立命大SO⑩角野に贈られた。

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勝った立命大はこれにてシーズン終了だが、来年度の巻き返しを期待したい。負けた関大は最下位で入替戦という厳しい結果であるが、あと一戦今シーズンの集大成が発揮できることを期待する。

監督・キャプテンコメント

中林監督
今シーズン最後のゲームということで、「自分たちのやってきたことを思い切って出し切ろう」とモチベーションを上げてのぞみました。
「勝ちたい」という気持ちが出た前半は上手くいきすぎたくらいに良かったが、後半の最初に一つトライを取られて受け身になると、うちの悪い所が出てしまったというのが率直な印象です。(関西大さんは開き直ってアタックしてくると想定していましたが…)
前節、同志社さんに1点差で負け、その前は天理さんに食らいついて…勝ちたい気持ちが強かったゲームです。

高島キャプテン
泣いても笑っても最後のゲーム、やってきた事を全部出し切るつもりで、気持ちを入れてのぞみました。
後半は関大さんに対し気持ちで受けてしまったが、気持ちを切り替えてから1本取り返し、DFも修正できました。

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU 小巻真司

■撮影者:KRPU 野口美保

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