10月25日(日) 第4節 京都産業大学 32-20 近畿大学

関西大学Aリーグ 第4節 京都産業大学 VS 近畿大学

AS3I7689
2015年10月25日(日) 14:00キックオフ グラウンド:京都市宝が池公園運動施設球技場
入場者数:3927人 天候:晴れ
レフリー:四辻順一朗 (関西協会)
アシスタントレフリー:宮本昌樹/横山孝司/加藤優希
MOM:京都産業大学 3番 細野裕一朗
京都産業大学 近畿大学
32 FULL TIME 20
13 前半 10
19 後半 10
詳細
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マッチサマリー

好調近畿大学を一敗で追う京都産業大学、熱戦が期待される。

京都産業大は開始早々スクラムで近畿大を圧倒、PKを獲得し、ショットを選択、10番・高原が決めて、先制した。強いFWを前面に出してきた。一方近畿大はこれまでの勢いの通り、展開を中心にキックを織り交ぜて対校。9分には京都産業大ゴール前ラックから12番酒井がインゴールへショートパント、自らおさえてトライ、逆転する。自らゴールキックを成功させ、得点は3-7となった。

この後、お互いにキック主体の攻防となる。前半の半ばに近畿大学はフィールド一杯に展開、京都産業大ゴール前に殺到するも、反則を犯し、得点に至らない。京都産業大は31分近畿大ゴール前で粘り強くスクラムを繰り返す。たまらず近畿大はコラプシングの反則の繰り返しとなり、ペナルティートライを献上。10番・高原のゴールも決まり、10-7と逆転に成功。この後のキックオフを近畿大が競りかけていき、ボールを奪取、ボックスキックで敵陣深くに入り、近畿大のラインアウトを得る。ここから展開し、22m正面のラックから10番・喜連がドロップゴールを成功させ、10-10の同点とした。お互い一歩も譲らぬ好ゲームとなった。前半終了間際、近畿大陣25m付近のペナルティーを京都産業大10番・高原が蹴りこみ、13-10と3点差で折り返す。

後半もお互いキックの応酬でスタート。4分に近畿大自陣でオーバーザトップの反則、25m付近の正面、京都産業大10番・高原気負ったか、これを外す。8分には京都産業大が敵陣22m付近ラックから左へ展開、6番・眞野が近畿大ディフェンスとぶつかりながらも強引に近畿大ゴールを陥れた。ゴールは成らず、18-10とした。

この後近畿大は敵陣でよくボールを動かすがミスで取り切れない。京都産業大は16分近畿大ゴール前ラインアウトから右へ展開、13番・下良のうまいパスで14番・坂本がトライ。ゴールも成って、25-10と差を広げる。ところが近畿大も負けじと次のキックオフでうまくボールを奪取、ハイパントから14番山崎がこぼれ球を拾って抜け出し、中央トライ。ゴールも成功し、25-17と食らいつく。

近畿大はキックをうまく使って敵陣に入るも、反則で波に乗れない。京都産業大は近畿大の波状攻撃に粘り強く対応。このあたりは見応えのある攻防が続いた。31分に京都産業大がたまらずノットロールアウエィの反則。敵陣10m左のPGであったが、12番・酒井が見事成功、25-20として、一発逆転の点差まで縮めた。

キックで陣地を挽回する近畿大に対し、ラインアウトモールを20m押し込むなど京都産業大はFWで対抗、終盤の勝負となった。終了間際に近畿大がバックスで連続攻撃を仕掛け、京都産業大ゴールに迫った。近畿大のBKラインが浅くなったところを狙い澄ましたように京都産業大15番・森田がインターセプト。70mを走りきり、トライ。ゴールも成功し、京都産業大が逃げ切った。

京都産業大学はFWの復調が明るい材料。近畿大学も展開力の勢いがあり、キックも効果的であった。両チームとも次戦につながる好ゲームであった。

AS3I8058

マン・オブ・ザ・マッチは京都産業大学 3番 細野裕一朗選手

監督&キャプテンコメント

大西健監督
FWがスクラム、モールで頑張り京産大らしいラグビーが出来た事が勝因だと思います。

~MOMに選ばれた細野選手に対して~
3番は京産大のプライドだと言って昨日送り出し、その期待に応えてくれたと思います。

西山直孝キャプテン
ファーストスクラムで前に出れた瞬間に今日はいけると手応えを感じました。バックスのキック処理が課題だと思うので修正していきます。
次週の同志社大学戦に向けて一つレベルを上げて頑張っていきます。

細野裕一郎選手
MOMに選ばれて非常に嬉しく思います。チームの決め事で、前後半通してFWのスクラムでプレッシャーを掛ける事が出来て良かったと思います。

次戦の同志社大学に向けて頑張ります。

フォトギャラリー

2015年10月25日(日) 京都産業大学対近畿大学 ■撮影:小巻真司