10月20日(日) 同志社大学 vs 近畿大学


入場者数:1823人 天候:くもり/弱風
レフリー:椿原 歩(関西協会)
アシスタントレフリー:北村 浩士(日本協会) / 赤松 魁(関西協会) / 松本 安司(関西協会)
同志社大学 近畿大学
14 FULL TIME 68
7 前半 28
7 後半 40
勝点
0-5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶近畿大学 12 嶋竜輝

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
同志社大学
監督中尾 晃
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR前田 卓耶2178108報徳学園中→報徳学園
2HO長島 幸汰3176100西陵中→京都成章
3PR三輪 拓翔3175100四日市Jr.ラグビークラブ→尾道
4LO山崎 暖人3181102小金井RS→國學院久我山
5LO小野 伸之輔4188109國學院久我山
6FL柏村 一喜218494尼崎RS→報徳学園
7FL山中 颯真418095同志社香里中→同志社香里
8NO.8久保 太陽4183105吹田RS→報徳学園
9SH石田 太陽317072木本中→東海大大阪仰星
SO村岡 麟太郎417280東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
11WTB上嶋 友也218090玉名中→東福岡
12CTB田中 勘太417485ゆのきRS→長崎北陽台
13CTB立川 和樹317380天理中→天理
14WTB岩本 総司317882四條畷RS→常翔学園
15FB大島 泰真317075藤森中→京都成章
16Re.荒川 駿2177103東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
17Re.小西 雄斗3176110同志社香里中→同志社香里
18Re.土井 康暉4181115大阪RS→常翔学園
19Re.鈴木 崇敏417590磐城
20Re.中谷 陸人1180102大阪桐蔭
21Re.藤田 海元417070文の里中→東海大大阪仰星
22Re.ファイアラガ 義信 ダビデ217388高槻RS→常翔学園
23Re.中村 壮吾216870山口ジュニアRS→大津緑洋
近畿大学
監督神本 健司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR蔡 唯志4176105東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
2HO村尾 幹太417198鞘ヶ谷RS→東福岡
3PR稲場 巧4175110生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO楠 大輝3184103石切中→日本航空石川
5LO駒井 凌太4184107兵庫県RS→天理
FL中村 志416180真住中→大阪桐蔭
7FL岩本 圭伸418095東生野中→常翔学園
8NO.8古寺 直希4170100喜連中→石見智翠館
9SH渡邊 晴斗217176東大阪KINDAIクラブジュニア→報徳学園
10SO中村 優太317483OWL洛南Jr.R.F.C→京都工学院
11WTB六川 統和218093豊田RS→名古屋
12CTB嶋 竜輝417788石切中→日本航空石川
13CTB松山 拓斗217590蹉跎中→関大北陽
14WTB植田 和磨417787明石ジュニアRS→報徳学園
15FB阿曽 有馬417686各務原RS→中部大春日丘
16Re.金井 海琉3172104東大阪KINDAIクラブジュニア→大阪桐蔭
17Re.弓部 智希3173100城南中→石見智翠館
18Re.島本 京3180118福岡舞鶴誠和中→東福岡
19Re.中田 悠生3182102加賀屋中→大阪桐蔭
20Re.小西 泰誠318196中野中→石見智翠館
21Re.竹山 栄汰417478東生野中→近大附属
22Re.伊藤 学417178芦屋RS→報徳学園
23Re.岸 未来218090岩出RS→近大和歌山

マッチレポート

第4節の同志社大学と近畿大学の対戦は、2019年ワールドカップでジャパンがアイルランドに勝利しベストエイトに進出した記念すべき静岡の小笠山総合運動公園エコパスタジアムで行われた。

同志社大学のキックオフで始まったゲームは、9分に近畿大学がゴール前ラインアウトモールからラックになったところを2番村尾幹太が持ち出してトライ、12番嶋竜輝のゴールも決まり7点を先取。19分にはその嶋がタッチライン際からゴロキックを蹴り、これをうまくキャッチしてゴールポスト左へトライ。自らゴールも決め0-14と加点する。

同志社大は何度か相手陣に入りチャンスを作るがミスで取り切れない状況が続いたが、26分に8番久保太陽がゴール前ラックから左隅へトライし、10番村岡麟太郎がゴールを決め7-14と追い上げる。

しかし近畿大は31分に22m中央ラックから左へ展開されたボールを13番松山拓斗がゴール中央へ運ぶ。37分には左中間ゴール前スクラムから右へ展開、パスを受けた14番植田和磨がディフェンスをかわしてトライ。それぞれゴールも決まり7-28と着実に加点して前半を終える。

後半の入りも近畿大のペース。1分に相手陣22mラックからターンオーバーし、14番植田からのパスを受けた7番岩本圭伸が左隅へトライ。難しい角度から12番嶋がゴールを決めて7-35と引き離す。

しかし同志社もその後、4分にゴール前ラックから出たボールを11番上島友也がピックアップし中央へトライ。10番村岡のキックも決まり14-35とこれから追い上げるかと思われたが、12分に近畿大2番村尾がゴール前ラックから持ち出して押し込みトライし14-42と取られたら取り返すといった展開になる。

16分にはハーフウェイラインラックから展開し、11番六川統和、9番渡邉晴斗、15番阿曽有馬とボールが渡り左中間に抑える。その後も近畿大は11番六川、15番阿曽、12番嶋とトライを重ね、計10トライ9ゴールの猛攻で同志社大を退けた。

同志社大の速いゲーム展開からの2トライは見事であったが、近畿大が個々のコンタクトの強さでゲームを支配したといえる。ムロオPLAYER OF THE MATCHは、10本中9本のゴールを決め、自ら2トライをあげた12番嶋竜輝に送られた。

会見レポート

同志社大学
中尾晃 監督
今日のゲームは前半にあれだけのミスで点を取られるという展開の中で、自分たちで修正できずに後半に入り、最初にトライを取られて浮き足立ってしまい、近畿大学さんのプレッシャーに負けてしまいました。

村岡麟太郎 キャプテン
今日のゲームはアタックをしっかり継続していこうというところをターゲットに掲げてやってきた。前半にアタックを継続していいトライもあったが、監督の話からもあったように、自分たちが攻め込んだときに簡単に相手にボールを渡してしまい、ペナルティから自陣に入られるという流れを修正できずに点差が開いて、相手のプレッシャーに押される展開となったので、自分たちのミスが敗因だったと思います。

Q.ミスで終わったとのことだが、修正できなかった点は
村岡C
シンプルにコンタクトのところで相手にやられすぎていたところが一番大きい。ポジションのバトルのところで完全にこちら側が差し込まれてボールも取られたり返されたりして、近大さんにその点で負けていたと思います。

Q.今年は春からかなりコンタクトの練習をしてきたと聞いているが、まだ足りないという印象か
村岡C
そうですね。まだ足りないと思います。

Q.上位4校と戦い、勝ち星がないが率直にどのように思うか
村岡C
上位4校とやった上で、いい部分もあり悪い部分も見えているので修正し、残り3試合勝ちたいと思います。

Q.一番の修正点は?
村岡C
ブレイクダウンのテンポを出すというところ。テンポが出たら前半も後半もいいアタックがあったので、80分間やり続けたいです。今後はゲインしてFW、BKともに相手よりもこちら側がハードワークし続けることができるようやっていきたいです。

Q.監督サイドから見てどうか?
中尾 監督
そうですね。前節まではペナルティやミスから相手に点を与えてしまうことが多かったため、ディフェンスの場面が出てしまっていた。今日はペナルティの数はいつもよりは少なかったとは思うが、1対1の接点のところで負けていたり、ボールコントロールの雑なところがあったり残念だったと思います。また反省し、残り3試合戦っていきたいと思います。

Q.現実的に優勝が難しくなってきている中で、残り3試合どのようなところにターゲットをおいて戦っていきたいか
村岡 キャプテン
残り3試合死に物狂いで勝つということと、全員で来年に繋がるラグビーをしていきたいです。


近畿大学
神本健司 監督
本日はありがとうございました。関西大学に敗戦し、背水の陣ということで臨んだがなんとか勝ちきることができた。数人のケガ人もいるが今までと変わりなく近畿大学のスタンダードのところをトレーニングからフォーカスを当てて準備してきた。自分たちのミスで流れが相手に行きかけたが、要所で点が取れ優位に進めることができた。
負けてからは成長をキーワードにやってきたが、少しずつ成長は見られていると思う。まだまだトップチームとの差はあると思うのでトレーニングからレベルアップして臨んでいきたいと思う。同志社大学さんの素晴らしいアタックの継続があればスコアされてしまうという反省点は次の練習で改善していきたいです。

中村志 キャプテン
本日の試合は先制でき、その中でも同志社大学さんの素晴らしいテンポのあるラグビーに対してスコアされてしまうところはあったが、そのあとディフェンスで修正することができ前回、前々回よりも成長できていたと思う。これまでの試合は後半にいい流れがつかめなかったが、後半に入ってきた選手がいいプレッシャーやディフェンスで体を張ったプレーで後半でも切らすことなくできたと思う。次戦は京産大戦ですが、2週間で成長して勝利し、関西一になりたいと思います。

Q.ディフェンスのイメージはどのように持っていたか
中村C
同志社大学さんはしっかりFWでアタックしてくることに対して、1対1の場面を作らず2枚で押し返すことをイメージしてやってきた。弱いところだったが、今日の試合では2枚でディフェンスできていたと思います。

Q.監督からも関大戦の負けから少しずつ成長しているということだが?
中村C
関大戦で負けてしまったが、自分たちが積み上げてきたものがルーズになる場面があったりして、練習で自分たちのスタンダードを見つめ直し、そこにフォーカスしやってきました。

Q.BKの主力3人がいない中でも、充実して見えたが
神本 監督
そのような目の肥えた方に言われるこということは結果的に良かったと思います。今日出場した松山は関大戦でリザーブだったが、ディフェンスが持ち味でタックルの面ではまだまだ努力が必要だがいいプレーヤーと言われるということはディフェンス面や体を張るプレーで貢献していたということだと思うので、このゲームで彼は伸びていくと思います。

Q.関大戦に負けて、そこから成長ということをキーワードとした理由は
神本 監督
目標が関西一、全国ベスト4と掲げていて、当然のごとく上位と対戦するまでに負けられなかったが負けてしまった。成長がないと前を向けないし、キャプテンからもあったように、次戦の京産大は近年常に上位にいて戦力的にも充実しているチームで、春も完敗しました。京産大には成長していかないと勝てないということでワードに掲げました。


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■KRPU 渡辺隆夫


■SRFU 谷本結利

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