10月13日(日) 京都産業大学 vs 関西大学


入場者数:2344人 天候:晴れ/弱風
レフリー:稲西 輝紀(関西協会)
アシスタントレフリー:椿原 歩(関西協会) / 酒井 健佑(関西協会) / 長谷川 大樹(関西協会)
京都産業大学 関西大学
69 FULL TIME 19
31 前半 0
38 後半 19
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶京都産業大学 9 土永旭

メンバー表

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京都産業大学
監督廣瀬 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR曽根 隆慎4174104石切中→大産大附属
2HO李 淳弘4171103大池中→大阪朝鮮
3PR川口 新太4186129宝塚RS→東海大大阪仰星
4LO日吉 健4180102寝屋川第三中→大産大附属
5LOフナキ・ソロモネ4186110トンガカレッジ→目黒学院
6FL石橋 チューカ219097兵庫RS→報徳学園
7FL松永 壮太朗4187100勧修中→京都工学院
8NO.8シオネ・ポルテレ3184112トンガカレッジ→目黒学院
9SH土永 旭417176西陵中→光泉カトリック
10SO尾崎 恵大316580四条中→光泉カトリック
11WTB西 浩斗417075熊本RFC→熊本西
CTB辻野 隼大417887長吉西中→京都成章
13CTBナブラギ・エロニ2187102Queen Victoria School→大分東明
14WTB小林 修市317683勧修中→京都成章
15FB奈須 貴大317680藤森中→光泉カトリック
16Re.平野 叶苑4174100四日市Jr.RFC→西陵
17Re.乳井 大士4168109名古屋RS→中部大春日丘
18Re.八田 優太2185115鳴門RS→城東
19Re.平野 龍3180100新生野中→札幌山の手
20Re.伊藤 森心317590明石JrRC→松山聖陵
21Re.高木 城治216572かしいヤングラガーズ→東福岡
22Re.藤本 凌聖417487鈴鹿RS→朝明
23Re.宮里 快一118285デイゴRS→名護
関西大学
監督佐藤 貴志
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮内 慶大4175103つくしYR→東福岡
2HO山本 真士3178102滋賀学園中→石見智翠館
3PR平尾 啓太3177105英田中→大阪桐蔭
4LO岡田 薫瑠2185100藤森中→東福岡
5LO中村 豪3189115中宮中→常翔学園
6FL中村 将人218598楠葉中→京都成章
7FL西山 光太郎417592住道中→天理
8NO.8中川 一星218297かしいYR→東福岡
9SH宮内 幹大216667つくしYR→佐賀工業
10SO崎田 士人318289茨木RS→石見智翠館
11WTB遠藤 亮真317688春日LR→東福岡
12CTB吉良 陸人217486かしいYR→東福岡
CTB石川 海翔417587大桐中→大産大附属
14WTB正田 青海217682鯉城RS→尾道
15FB立石 和馬417585つくしYR→東福岡
16Re.大林 直人317192淀中→関大北陽
17Re.福井 鼓生3176101淀中→関大北陽
18Re.森下 陽希1178118明石加古川JRC→報徳学園
19Re.佐野 利樹318395つくしYR→東福岡
20Re.篠田 昂征418387徳島城東
21Re.河道 慎之介216570大阪RS→東海大大阪仰星
22Re.神戸 逸玖317382姫路RS→東海大大阪仰星
23Re.松木 遥寛317690枚岡中→関大北陽

マッチレポート

開幕2連勝で4連覇を目指す京都産業大学(以降京産大)と、前節ロスタイムでの大逆転劇で初勝利をあげた関西大学(以降関西大)との第3節での対戦。
長すぎる残暑、快晴の夏日となったたけびしスタジアム京都は、電光掲示板側(南)からゆるやかな風が吹く。

キックオフは、風下の京産大。
最初のトライは、京産大だった。
前半11分、相手陣22m内側右ラインアウトから連続攻撃、CTB⑬ナブラギ・エロニが縦に抜けゴール前5mへ迫りラックとなると、ラックサイドを攻め、最後はFL⑦松永壮太朗がゴールポスト中央へ飛び込みトライ。共同主将のCTB⑫辻野隼大のコンバージョン成功で、7-0と先制する。

京産大は前半15分にも50:22で相手陣ゴール前5m右ラインアウトからの攻撃で相手ゴール中央へ。残り約7mで相手ペナルティからタップキックでLO⑤フナキ・ソロモネが持ち込み出来たラックから、No8⑧シオネ・ポルテレがピック&ゴーで左へ攻め、ゴール中央へトライ、⑫辻野のコンバージョン成功で、14-0とする。

京産大は、さらに3トライを重ねる。
前半25分には、自陣からの連続攻撃のなかでハイパント、相手陣10m内側右中間でWTB⑭小林修市がジャンプをしながらナイスキャチ、さらに、内側を走るLO⑤フナキ・ソロモネへのオフロードパスが通ると、ディフェンスをはねのけ右中間へトライ。

前半33分には、スクラムで優位に立つ京産大。相手コラプシングのペナルティからPKで前進すると、相手陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成。押し込みながらHO②李淳弘がWTB⑪西浩斗へ左にパスをすると、そのまま左隅へトライ。

さらに、直後の関大キックオフ再開のボールを確実にマイボールとし、自陣22m内側から攻撃を仕掛けると、自陣22m付近で出来たラックからLO④日吉健がピック&ゴーで抜け出し相手陣10mへ。さらにサポートで走るSH⑨土永旭へパス。ディフェンスをかわし、前半36分、ゴールポスト中央へトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で31-0と、大きく引き離す。
前半は京産大のディフェンス固く、関大をノートライに抑え折り返す。

後半最初のトライも京産大。
関大のキックオフ再開から京産大のロングキック、関大のハイパント。京産大はそのボールをキープすると、自陣22mから攻め、ハーフウェイライン手前でSO⑩尾崎恵大からオフロードパスでFB⑮奈須貴大へパスが渡ると、スペースを見極めながら走り、相手陣10m内側へ入ったところで、相手陣22m内側右サイドへショートパント。右サイドを走るWTB⑭小林がワンバウンドでキャッチすると、ゴールポスト中央へ回り込みノーホイッスルトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で38-0とする。

関大のこの日最初のトライは、後半4分、相手陣22m内側左ラインアウトから、右へ仕掛け、主将のCTB⑬石川海翔LO⑤中村豪の縦の突破でゴール前へ迫ると、そのラックからさらに右へ展開し、FL⑥中村将人がタックルを受けながら右中間へトライ。5-38とする。

京産大は、後半7分、自陣10m付近で相手パスミスをターンオーバーすると、相手陣10m外側中央へ攻め込み出来たラックから右へ展開。No8⑧シオネ・ポルテレがパスを受け取るとディフェンスの間を突き、裏へ向けるとゴールポスト中央を目掛けて走り切りトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で45-5。

さらに直後の関大キックオフ再開から、京産大は自陣22m内側から攻め続け、後半10分、自陣10m内側右サイドのラックからSH⑨土永が狭いショートサイドを突き、ハーフウェイライン手前でCTB⑫辻野へオフロードパス。右タッチライン沿いを走り、さらに内側を走るFB⑮奈須へパスが渡る右中間へトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で52-5。

手を緩めない京産大は、後半18分には、相手陣10m内側右の相手ボールのラインアウトのルーズボールをマイボールとすると、連続攻撃で出来た22m中央付近ラックから右へ展開。WTB⑭小林へとパスが渡り右隅へトライ。57-5と大きく引き離す。

一方的な展開かと思われたが、関大は2トライを返す。
後半23分、関大は京産大のエリアマネジメントのキックをマイボールとすると、自陣22m付近から攻め、ラックから右へ展開。PR⑰福井鼓生がアングル良く走り込むとディフェンスの裏へ抜け、自陣10m手前で右を走るFL⑦西山光太郎へパスが渡ると、相手ディフェンスの動きを巧みに抑えるランを見せ、ゴールポスト中央へトライ。SO⑩崎田士人のコンバージョン成功。

さらに直後の京産大キックオフ再開のボールはタッチラインを超える。そのボールを関大はクイックスローで入れると、ロングキックは50:22となり、相手陣ゴール前5m右ラインアウトなる。そのラインアウトではモールが崩れ、左右に攻撃を仕掛け、後半27分右中間に出来たラックからSH⑨宮内幹大が持ち出しトライ。⑩崎田のコンバージョン成功で19-57とする。

関大のペースになるかと思われたが、京産大は、後半30分シンビンで14人となるなか、後半35分、相手陣22m外側中央付近スクラムから、No8⑧シオネ・ポルテレが右へ持ち出し、㉓宮里快一、⑪西へとパスが渡り右隅へトライ。SH㉑高木城治のコンバージョン成功、64-19とする。

さらに京産大は後半40分、相手陣でのラインアウトから展開。10m内側でラック形成から左へ展開し、⑮奈須、⑥石橋チューカ、⑪西、⑲平野龍へとパスが渡り右隅へトライ。

京産大は69-19とし、開幕3連勝で4連覇に向け勝利を重ねた。
プレイヤーズオブザマッチは、京産大⑨土永旭選手となった。

会見レポート

関西大学
佐藤 貴志 監督
今日は3連戦の(真ん)中の1試合でとても重要な試合ととらえて1週間準備してきました。京都産業大学さんに対して関大スタイルがどこまで通用するか?という意味で、通用した部分も多々あったのでそこは自信にして来週の天理大学さんに向けて、もう一度チームを作り直してチャレンジしたいと思っています。

石川 海翔 キャプテン
(監督からもあったように)自分たちの通用する部分が少し見えたところがあった。ただ、自分たちのミスから簡単に何本も(トライを)獲られ、このようなスコアの差なってしまった。次節天理戦に向けては、細かい部分までしっかり詰めて(次節に)繋げていきたいと思っています。

Q.通用した部分とは?
佐藤 監督
まず、スクラムで長い歴史的に劣勢であった中で、ペナルティをもらったり、フリーキックをもらったり、あるいはイーブンに組めたこともあった。(ここは)成長ができたところだと思っています。また、ディフェンスでも強い選手がいる中で、あきらめずに捕まえにいったり、ダブルタックルやブレークダウンでファイトしてボールを奪い返すことができた。ここは自分たちの強みなので、このあたりが出せたことが良かったと思っています。

石川 キャプテン
ディフェンス、特にブレークダウンで前半からしっかりファイトしてボールを奪い返せた。そこは今年練習してきたことが出せたと思う。アタックに関しては、相手の上りが早い中でどこにスペースがあるのかまずチェックすること。前半は見れてない部分があったが、後半においては相手の足が止まってきたときに自分たちで(相手の)スペースを共有できた部分が何か所かあった。(こういうところは)自信にしていきたいと思っています。


京都産業大学
廣瀬 佳司 監督
関西大学のプレッシャーでなかなか前に出ることができなかったが、要所要所で留学生を中心にラインブレイクして効率よくトライがとれて良かったと思います。(しかし、)まだまだ反省点が多いので(そこを)次節に繋げていきたいと思います。

辻野 隼大 キャプテン
関西大学は先週、近大に逆転勝利していて勢いのあるチームということはわかった上で準備してきました。特別なことを準備してきたというよりは、自分たちのラグビーに戻って、セットプレーを中心にやってきました。前半スコアは獲れたが、自陣での戦いの時間帯が続いたりと苦戦するところがありました。ただ、キープレイヤーたちがしっかりゲインを獲ってくれて得点に繋げることができて良かったです。後半は、中盤で連続2失点としんどい時間帯で関西大学さんに流れを持っていかれた場面がありました。次節まで1週間しかないですが、もう一度(京都に戻って)取り組んでいきたいと思っています。

 Q.反省点は?
廣瀬 監督
やるべきことが上手くできなかったというところ。一つはセットプレー、うちはセットプレーラグビーでFWを前面に出していきたいと思っていますが、上手くスクラムが組めなかったとか、モールで崩せなかったところ。あとは、アタックシステム、デフェンスシステムで機能していないところがあります。こうしたところを修正して(いきたい)。学生たちももっとできる(レベルアップできると思っている)と思うので、(この試合から学んで)チームをどんどん向上させていきたいと思います。


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■KRPU 寺岡佑起


■KRPU 渡辺隆夫

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