10月13日(日) 近畿大学 vs 摂南大学


入場者数:824人 天候:晴れ/無風
レフリー:立川 誠道(日本協会)
アシスタントレフリー:山本 篤志(日本協会) / 福元 志郎(関西協会) / 嵯峨 慶二(関西協会)
近畿大学 摂南大学
45 FULL TIME 29
26 前半 15
30 後半 14
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶近畿大学 14 植田和磨

メンバー表(48時間前)

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近畿大学
監督神本 健司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR蔡 唯志4176105東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
2HO村尾 幹太417198鞘ヶ谷RS→東福岡
3PR稲場 巧4175110生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO楠 大輝3182103石切中→日本航空石川
5LO駒井 凌太4184107兵庫県RS→天理
FL中村 志416180真住中→大阪桐蔭
7FL小西 泰誠318196中野中→石見智翠館
8NO.8古寺 直希4170100喜連中→石見智翠館
9SH渡邊 晴斗217176東大阪KINDAIクラブジュニア→報徳学園
10SO中村 優太317483OWL洛南Jr.R.F.C→京都工学院
11WTB岸 未来218090岩出RS→近大附属和歌山
12CTB嶋 竜輝417788石切中→日本航空石川
13CTB藤岡 竜也418395金岡北中→浪速
14WTB植田 和磨417787明石ジュニアRS→報徳学園
15FB阿曽 有馬417686各務原RS→中部大春日丘
16Re.金井 海琉3172104東大阪KINDAIクラブジュニア→大阪桐蔭
17Re.弓部 智希3173100城南中→石見智翠館
18Re.島本 京3180118福岡舞鶴誠和中→東福岡
19Re.能勢 涼太郎3197108猪名川中→川西北陵
20Re.澤村 類217993牧岡中→天理
21Re.竹山 栄汰417478東生野中→近大附属
22Re.伊藤 学417178芦屋RS→報徳学園
23Re.六川 統和218093豊田RS→名古屋
摂南大学
監督瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR加覽 和成417398四条畷中→大産大附属
2HO昇 幹太417193住道中→天理
3PR中村 太遥417096キッズラグビーとりみ→創志学園
4LOショー・アミニアシ4185111マリストブラザーズ
5LOレンズ・モルンガ1192112マニュレワハイスクール
6FL河野 秀太郎417990吹田RS→報徳学園
7FL角谷 宏大417693菫中→常翔学園
8NO.8恩田 慶吾316582滋賀学園中→滋賀学園
9SH松下 宇宙417070英田中→日本航空石川
10SO川上 凌空217582長吉西中→京都成章
11WTBカストン・マイケルズ316680アウテニクワスクール
CTB嶋本 大賀417583茨田中→大産大附属
13CTB公文 毅京317486神川中→洛北
14WTB木田 匡哉417580枚方三中→常翔啓光学園
15FB前田 晃明218085天理中→天理
16Re.米田 悠海4173100住吉中→関大北陽
17Re.秋本 一喜317596藤森中→京都工学院
18Re.門田 雄之助2180111報徳学園中→報徳学園
19Re.中田 優成118295長瀬中→天理
20Re.三羽 了217092伊丹RS→報徳学園
21Re.村上 剛琉316475蹉跎中→京都成章
22Re.池田 翔太417681大阪RS→常翔学園
23Re.ジョシュア・ナレヴェア318087Andrews Primary school→ウエストパックランドハイスクール

マッチレポート

第3節、10月とは思えない日差しのなか、前節の関大戦で開幕の勢いを止められた近畿大学に対し、初戦での好ゲームを再現し、まずは一勝をもぎとりたい摂南大学との一戦。

摂南大学 SO10川上 凌空のキックで試合開始。
双方のキック合戦から近畿大学のペナルティで、摂南大学が近畿大学陣に攻め込む。
摂南大学ボールのラインアウトからキャプテンCTB12嶋本 大賀の鋭いショートカットインから大きくゲインライン突破するもボールを前にこぼし、近畿大学がクリアするも摂南大学FB14木田 匡哉のカウンターで大きくゲインするもキックが相手にあたりボールロスト。開始3分までの2度のビッグゲインをミスで点数に繋げることができなかった。

6分、最初にトライをあげたのは近畿大学。
敵陣のマイボールラインナウトから縦に仕掛けるもターンオーバー。そこから近畿大学が大きくグランドを使って攻撃、FWからの少し乱れたボールをCTB12嶋 竜輝がキック。ボールがラッキーバウンドでWTB14植田 和磨に入りそのまま走り切りトライ。GK成功。7-0

すぐに追いつきたい摂南大学はゴール正面でペナルティを得、タッチへ。ゴール前でラインナウトを得るも、スローミスでボールは近畿大学へ。またしてもゴール前でのチャンスをミスで逃してしまう。

10分 近畿大学のラインナウト、ノットストレートの反則で得た自陣10m付近でのマイボールスクラム。CTB12嶋本がラインブレーク。ボールリップしたCTB13公文 毅京が3人ほどに追いすがられるもトライ。GK成功。7-7

16分 摂南大学、敵陣15m付近、ゴール正面で得たペナルティ、ショットを選択。SO10川上 PG成功。7-10で逆転に成功。

20分 近畿大学ゴール前で得たラインナウト。LO5駒井 凌太に合わせクリーンキャッチ。そのままモールを形成、丁寧にコントロール、最後尾のFO2村尾 幹太が押さえてトライGK不成功。12-10 近畿大学が逆転。

しばらく摂南大学の敵陣での攻撃が続くが、ミスが多く、アタックしてはボールを後ろにこぼして下げてしまうシーンが何度も続く。
28分 タックルされこぼしたボールを近畿大学CTB13藤岡 竜也が拾って70mほど走り切りトライ。GK成功 19-10

30分 近畿大学が左右にボールを大きく動かしフェーズを重ね、LO5駒井 凌太がラインブレーク、フォローしたPR3稲場 巧がトライ。 GK不成功 26-10 近畿大学がリードを広げる。

なんとか一本でも前半にトライを返しておきたい摂南大学。しかし近畿大学にゴール前に迫られる。しかしペナルティを得て、速攻。CTB13公文のキック、ボールはインゴールに。近畿大学は追いつき蹴り出すも、摂南大学がゴール前のラインナウトを得る。モールの攻防からCTB13公文がラインブレーク。近畿大学のゴール前ディフェンスに粘られるもフェーズ重ねて、最後はFB15前田 晃明のトライ
GK不成功 26-15 で前半を終える。

近畿大学SO10中村 優太のキックで後半開始
先にトライをあげて、追いつき勢いを作りたいのは摂南大学。

6分 相手陣10m付近のスクラムでコラプシングのペナルティを得た摂南大学は、素早いリスタートでFL6河野 秀太郎の突進。
FW、BKのテンポ良い攻撃で左に展開、素早いパス回しでトライと思われたが近畿大学のカバーディフェンスに阻まれる。しかし速い球だしからFL7角谷 宏大からPR1加覽 和成にパス、ディフェンスを振り切ってトライ。GK成功 24-22

2点差の迫られる近畿大学はすぐにトライを返したい。
10分 敵陣15m付近の近畿大学ボールのラインナウトから右に展開、CTB13藤岡が見事なバックフリップパスでWTB 植田へ。タックルを外してライン際をはしりきりトライ GK成功 33-22

これ以上離されたくない摂南大学。敵陣に攻め込み、フェーズを重ね確実にゲインを切る。折り返して外にスペースを見つけ飛ばしパスを試みるがつながらずルーズボールに。ボールを確保しようとノックオン。
13分 そのボールを拾った近畿大学SO10 中村が80mほど走り切りトライ。GK不成功 38-22

40分 ゴール前に迫った摂南大学、時間のない中落ち着いてFWでフェイズを重ねCTB12嶋本が飛び込みトライ GK成功 38-29

ロスタイムは6分
48分 敵陣で得た近畿大学マイボールラインナウトを確保し、モールを押し込み。右に展開。SO10中村のキックパスを WTB23六川 統和がキャッチにゴールライン間際に。SH21竹山 栄汰がピックしてトライ GK成功 45-29 でノーサイド

鋭い切れ味の攻撃を見せながら、摂南大学念願の初勝利は次節以降に。双方ミスの多いゲームであったが、相手のミスを得点に繋げた近畿大学が勝利したゲーム。
両チーム次節への向けて立て直しを期待したい。

会見レポート

摂南大学
瀬川智広 監督

チームの監督として学生に良いパフォーマンスであったり、勝つ喜びを体験させることができてない。自分の力不足を本当に悔しく思います。本当に学生たちは頑張ってよくやってくれている。
関西リーグで優勝するという思いを持って臨んだシーズン。ここからが本当に摂南大学としてどうまとまっていくか、真価を問われる今日の結果だ。
今年の4年生は本当に良いまとまりを見せているが、結果がでないと一つになるのが難しいのが私がここに赴任してきてからの摂南大学。
この辺を変えて、どうまとまって次の試合に臨んで行くかを、また学生たちと一緒にやっていけたらなと思っている。

嶋本大賀 ゲームキャプテン
前半11点差、ハーフタイムでは80分後に勝ったチームが勝利だという話をして、後半に挑んだ。最初スコアすることができたが、その後のリスタートでミスで流れを失ってしまった。スコアされた後も、チームではまとまろうと何回も話をして切り替えていたが、ミスがやはり失点に繋がった。日頃の練習がまだまだ甘いなと感じた。

Q.22m内に入ることはできるがその後ミスが起こっていたことについて。
嶋本ゲームキャプテン

急いでトライを取り切ろうという思いが浅さに繋がってしまったり、ハーフと合わなくなってしまったり。それはセットの遅さが原因だと思っている。

瀬川監督
今の学生たちはアウトプットが苦手。コミュニケーションスキルが少ない。
本来であればどういう形でボールを経由していったりとか、ブレークダウン作って次の攻撃に繋げるとか、もしくはブレークダウンをさらに近場を攻めてなど、様々な選択肢の中で意思疎通する。それができていないのかと思う。
摂南大学は自由なアタックをと考えているので、特に大きな決まりごとはない。
しかし、ブレークダウンやパスを回している最中には、やらなければいけないことが絶対に存在する。そこの意思統一とコミュニケーションの不足や考えの違いがあったりして、ちぐはぐしてる。春や練習試合などでも、乗っていると摂南大学の強さは出る。しかし絶対負けたら駄目だというプレッシャーの中で、彼らがその力を発揮できないのは普段からの私の教育に問題があると感じている。

Q.プレッシャーを掛けるということか。
瀬川監督

プレッシャーをいくらかけてもおそらく変わらない。学生たちの中のコミュニケーションや、ミーティングであったり。
意思の疎通は、残念ながら関西で一番低いんじゃないかなと思う。試合に出てるメンバーだけじゃなく、出てないメンバーもなかなか自分の気持ちを言葉に出したり、意思表示するのが下手な学生が多い。そこが変われば、もっと面白いのになと今日の試合を見ていました。

Q.次に繋がるプレーは。
嶋本ゲームキャプテン

摂南はアタッキングマインドを持ってダイナミックにボールを動かしていこうとしている。そこはいい部分として出たと考えている。

Q.ダイナミックなプレーはミスにもつながりやすいと思うが。
嶋本ゲームキャプテン

50-50なパスはせずに確実につながるプレーをしようとは言っている。


近畿大学
神本健司 監督

先週関西大学に敗れ、どこかに隙があったのではと話してもう一度自分たちのスタンダードをやってきた。より良いところにフォーカスし、やるべきことを徹底した。
今日も先週同様ラインアウトで裏目に出て、序盤は乗り切れなかった。しかし取るべきところで取り、最後まで自分たちのペースで行けた。
まだ不安定な部分はある。常に成長していきながら、トップチームと対戦できるようなチームにしていきたい。

中村志 キャプテン
序盤はスピーディーなアタックに対し受けてしまいペナルティが続いてしまったが、後半改善できた。3トライ以上で勝てたのはポジティブなところだが、80分間強い近大ではない。しっかり準備したいと思う。

Q.ペナルティが後半減らせた要因は。
中村キャプテン

神本監督にハーフタイムに指摘してもらい、全員が意識できて修正した。前半2つのハイタックルなどは個人の意識で絶対に直せる。
関西1位はまだ可能であり、前回の敗戦は大きな糧にできる。村尾や駒井と個人的に話し、4回生から盛り上げようと話して実践していった。

Q.植田選手の評価
神本監督

ボール持ったらゲインしてくれたし、彼がいいプレーをすればチームも盛り上がる。役割を果たしてくれた。

Q.新しい戦力で、注目してほしい選手などいるか。
神本監督

2年生でリーグ戦初出場の六川は先日のジュニア戦のMVP。一般入部で1回生のころはなかなか全体練習に参加できなかったが、着実に努力してきた。クレバーでいいプレーヤー。
代わって入った選手はチャンス。成長につなげていきたい。


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■KRPU 前田寛文

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