第16回 関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会レポート

令和5年6月24日(土)・25日(日)の2日間、兵庫県淡路市・淡路佐野運動公園多目的広場天然芝グラウンドにて「第16回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」を開催。コロナ禍は終息しておりませんが、5月に感染症の5類感染症に移行されましたので、子供たちの安全を最優先として昨年と同様に1日の参加チームを制限して(1日目30チーム、2日目33チーム)トータル63チームの参加となり、関西2府10県から参加者1日目551人、2日目567人総勢1,118人(昨年892人)と大人数の小学生が集まり熱戦を繰り広げてくれました。
また、今大会も女子交流試合の開催を並行して行い、1日目30名・2日目22名合計52名(昨年42名)が参加して、昨年よりも元気の良いプレイを多く見せて最終試合を締めくくってくれました。

1日目・2日目と梅雨の谷間の好天気に恵まれて、大変蒸し暑いコンディションの中、大きな事故もなく盛大に開催できました。2日目は熱中症を気にしながら、午後には安全対策上ウォーターブレイクを入れての試合運営となりましたが、参加選手は日頃の練習の成果を存分に発揮して熱中症で倒れる子もなく、ゲームも好プレイの連続で白熱した試合を繰り広げてくれました。
まだコロナ禍も終息したとは言い切れませんが、安全を第一に考え子供たちの活動の場を提供して行くことが我々、普及育成の役割と再認識いたしました。

女子だけでの交流試合は、昨年から開催して4回目となりますが、参加した選手は、当日結成したコンバインドチームにも拘わらず、息の合ったプレイを何度も披露してくれて、応援している人々に感動を与える素晴らしい試合を見せてくれました。今後は、独立したU12女子小学生交流大会(仮称)開催を目指すことが不可欠と認識。そのための足掛かりとなった様に今回も感じて、継続していくべきと確信いたしました。
大会の各試合につきましては、今回も全体に均衡した試合が多くミスマッチゲームも少なくなってきており、参加各チームのラグビーに対する前向きな姿勢が徐々に実現されつつあると見受けます。
その一方で、まだまだ指導者が勝利にこだわりすぎたチームも有り、大声で選手に指示を出している指導者も見受けられます。タックルに入る姿勢、ボールを奪う時の姿勢に安全対策面で心配になる場面も多々多く見受けられました。
最後にプレーヤーの交流を促しミニ・ラグビーに対する正しい理解と、心身の発達に応じた技術の向上を図ることを目的に掲げた大会でもあり、ラグビー規則を守り・世間のマナーを守ることを重視していただき、チャンピオンシップではないことを理解いただきご指導をお願いいたします。運営側も今後、一層選手の安全対策に配慮しながら開催・運営していく必要性を再確認いたしました。

最後に、大会運営にご協力いただきました日本協会、兵庫県協会、兵庫県協会医務委員会、関西協会U12普及育成委員の皆様には大変お世話になり感謝申し上げます。

関西ラグビーフットボール協会 U12普及育成委員会


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