マッチレポート
第2試合は、暖かな日差し、穏やかな冬のラグビー場で、前回大会優勝の関東1区代表東京学芸大学(12年連続14回目)と関東2区代表茨城大学(4年連続4回目)、関東勢同士の1回戦の試合となった。
東側から西側(電光掲示板側)へ攻める東京学芸大のキックオフで試合が始まった。
前半4分、⑤安達拓海187cm、④安達航洋190cmの兄弟を擁し、FWサイズで上回る東京学芸大は、相手陣22m内側左の相手ボールのファーストスクラムで、スクラムを押し込みマイボールとすると、ゴール前へ、FWでフェーズを重ね、④安達航洋が左中間へトライ、⑮岡田喬一がコンバージョンを決め、7−0と先制する。
前半11分、東京学芸大は、相手ノットリリースザボールの反則からキックで前進、相手陣22内側右ラインアウトでモールを形成すると押し込み、左中間に②内田隼平がトライ、12−0とする。
東京学芸大は、茨城大のアタックを堅守すると、前半18分、ハーフウェイラインのスクラムから相手陣22mへキック、タックルからターンオーバーし、ゴール前へ、そこから右へ大きく展開し、⑫光宗竜助が右中間へトライ、17−0。
さらに、前半31分には、相手陣22m内側右の相手ボールのスクラムを押し込みマイボールとするとゴール前へ、左右へと展開し、③吉成悠斗が相手ディフェンス受けながら突破し、右中間にトライ。
前半は、東京学芸大22−0とリードし、前半を折り返す。
後半に入り、4分、東京学芸大は、相手陣ゴール前5m右中間の相手ボールスクラムでプレッシャーをかけ、スクラムから出たボールが相手インゴールでタッチインゴールラインの方向へ転がるボールを⑨北澤陽斗が押さえてトライ、⑮岡田喬一がコンバージョンを決め、29−0と後半も先に点をあげる。
東京学芸大は、後半13分には、相手22m外側左ラインアウトからフェーズを重ね、相手ディフェンスのギャップが出来たところを、⑩佐々木幹太が突いてトライ、⑮岡田喬一のコンバージョンも決まり、36−0とする。
さらに、後半20分には、ハーフウェイライン付近からフェーズを重ね相手陣10m内側へ、⑧甲川敬浩がタイミング良く走り込んでボールを受け取ると、ディフェンス裏へ抜け左中間へトライ、⑮岡田喬一のコンバージョンも決まり、43−0とする。
この直後、茨城大は、キックオフ再開から、相手ノックオンのボールをマイボールとすると、FWのラックサイドのアタックを重ねゴール前へ、ゴール前5mで得た相手ペナルティでは、タップキックから攻め込むもトライに至らない。
すると、後半28分、東京学芸大は、ペナルティからキックで前進、相手ゴール前5m外側右ラインアウトからモールを形成し、押し込み①宮崎怜嗣トライ、48−0とする。
東京学芸大は、さらに、後半39分、ハーフウェイライン付近でのターンオーバーから攻め、相手陣22m付近で⑮岡田喬一がボールを受け取ると、巧みなステップでディフェンスをかわしトライ、コンバージョンも成功し、55−0とした。
直後のキックオフ再開のボール、東京学芸大はしっかりキープし、外へボール蹴り出し、フルタイム。
55−0で、東京学芸大が1回戦突破となった。
(文責 進藤剛)