3月6日(土) 神戸製鋼 52-7 日野

トップリーグ2021 第3節
2021年03月06日 14:00 KO
入場者数:2504人 天候:晴れ/弱風
レフリー:山本篤志(日本協会A)
アシスタントレフリー:戸田京介(日本協会A) / 大内想太(関西協会) / 竹内洸貴(関西協会)
神戸製鋼 日野
52 FULL TIME 7
26 前半 7
26 後半 0
詳細
(日本協会公式)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶神戸製鋼 11山下楽平

マッチレポート

陽光が戻るも、次第に肌寒くなり、強風の中、日野レッドドルフィンズの先蹴で試合開始。

互いに積極的なアタックを繰り返す中、4分日野が神戸製鋼ゴール前に迫り、先制トライを奪ったかに見えたが、TMOの結果、味方選手のオブストラクションがあり、取り消される。
12分、日野によるペナルティから、神戸製鋼CTB12アタアタが先制トライ(G成功7-0)。日野の勢いを削ぐ。

負けじと日野は17分、ラインアウトから出たボールを14チャンス・ペニーが同点トライ(G成功7-7)。

自力に勝る神戸製鋼は、26NO.8ナエアタ、30WTB14井関、34LO5レタリックが続けてトライ。SO10パーカーもコンバージョンキックを無難に決め、26-7と突き放す。

後半開始早々の41分、相手の隙を突きトライを決めたのは神戸製鋼WTB11山下。パーカ-と交替出場の22クルーデンがコンバージョンキックを決め33-7
その後も神戸製鋼は得点を重ね、52-7に。日野が優勢に立つ場面も多かったが、神戸製鋼の分厚いディフェンスを破ることが出来ず、そのままタイムアップ。

MOMは、後半開始早々に鮮やかなトライでチームの勝利に貢献した神戸製鋼WTB11山下楽平選手が選ばれた。

(文責:灘愛海 編集:廣島治)

記者会見レポート

日野レッドドルフィンズ
箕内拓郎ヘッドコーチ(HC)
まず始めに、この素晴らしい環境の中でラグビーをさせていただけることに感謝しております。80分の試合が終わって、スコアボード上では点差がひらいた結果になりましたが、我々のチームもこの4週間、非常にタフな試合が続いていく中で、チームとしていい経験ができましたし、財産となる試合でした。次戦以降も厳しい戦いが続きますが、この試合で得た財産というものを、次節以降の勝利というカタチに変えて頑張っていきたいと考えています。

堀江恭祐キャプテン
厳しい試合でしたが、自分たちのチームが手ごたえをつかめた部分と上手くいかなかったところをしっかりと見直して来週のNEC戦にしっかりと準備をして臨みたいと思います。

クリップス・ヘイデン選手
しっかりと自分たちがやるべきことをやってきましたが、試合の中でペナルティやミスを繰り返してしまったことが、自分たちを苦しめてしまったと感じています。ここまで本当にタフな3週間でしたが、残りの試合をさらにタフに乗り切って、願わくばよい結果が出せるようにやっていきたいと思います。

Q:今日の試合では、チームとしてはどのようなチャレンジをしていく計画だったでしょうか。
箕内HC
相手は前回のチャンピオンチームということで、全ての局面でチャレンジをしていかなければいけないと考えていました。少しでもこちらが受け身になってしまうと得点が離されてしまうという意識はありましたが、選手それぞれがブレイクダウンの局面であったり、ディフェンスの局面であったり、セットプレーやスクラムでは相手にプレッシャーをかけることができました。全ての局面で劣勢というわけではなく、自分たちをやりたい戦い方ができた手応えは感じています。

Q:これまでの3試合でのチームとしての収穫はどのあたりでしょうか。
箕内HC
しっかりとシーズンの始めからやってきたことが、どんな相手でも試合の中でカタチにできた時に成果が出ていると感じられる部分がチームとしての収穫です。

Q:後半のラックまわりでペナルティをとられてしまうことがありましたが、どういった要因があったのでしょうか。
堀江選手
ブレイクダウンでの相手のプレッシャーや、またレフリーとのコミュニケーション、自分たちのアグレッシブに攻めていきたいという気持ちもあったので、チャレンジした結果がペナルティをとられてしまったのかなと感じています。よかった部分、よくなかった部分をしっかりと見極めて、修正していきたいと思います。

ヘイデン選手
堀江キャプテンも言っていましたが、強い気持ちで激しくプレッシャーをかけたいと考えていました。しっかりとやりきれた場面もありましたが、まだまだ課題として修正していかなければいけないと感じています。

Q:久富選手が今季はじめからトップリーグの最年長の先発出場を続けていますが、久富選手の取り組みの姿勢についてどのような評価をされていますか。そして、チームではどんな存在でしょうか。
箕内HC
彼に関しては「年齢」というのは単なる数字でしかないということが証明されています。久富選手の取り組みという部分では、チームの練習の中でも自身のGPSの記録を更新したりしているので、年齢を理由にメンバーから外すということは考えていません。また、チームの若い選手や外国人選手からもリスペクトを受けています。そういう部分も含めて非常に感謝しています。

Q:今日の試合でフォワード戦はどうだったでしょうか。またどこがポイントだったでしょうか。
堀江選手
フォワードとしてセットプレーは手応えをつかめました。ただブレイクダウンの場面ではこの試合に限らず、課題が残ります。特にアタックのサポートの2人目のところです。ディフェンスはしっかりとプレッシャーをかけていこうとしている中で、アグレッシブにやっている分、チャレンジした上でのペナルティであればいいのかなと。ただ受けにまわってしまった時のペナルティは課題でもあります。

Q:今日の試合でスクラムは自信になりましたか。またそれを得点につなげる為には、どう改善していけばよいとお考えですか。
堀江選手
この試合に限らず、前の2試合でもしっかりルーティンを組めて、いいヒットができた時は強く押せていますし、それができなかったときは押せていない。上手くいく時に自分たちはどうできているのかを理解できつつあると思います。それを得点につなげていく為には、より集中して8人で押す意識の統一だと思います。

Q:試合後の円陣では、どんなことをおっしゃいましたか。
堀江選手
最終スコアはひらきましたが、自分たちがやってきたことで、自信をつかんだところありますので、来週のNEC戦でチーム初勝利に向けて、この1週間、チームでしっかり準備していこうと話をしました。


神戸製鋼コベルコスティーラーズ 
トム・フランクリンキャプテン
試合前からわかっていたことですが、日野は、試合の序盤から高いエナジーをもって臨んできました。様々なエリアで相手からチャレンジされた場面がありましたが、上手くできた部分、できなかった部分を映像確認しながら、チームとして成長できる部分を話し合っていきたいと思います。

山下楽平選手
これまでの2節では順調にいった中での、今日のゲームでしたが、立ち上がりはよかったとは言えません。が、そうした中でも、上手く修正できたことがよかったと思います。

デーブ・ディロンヘッドコーチ(HC)
2人の選手が話したことに、あまり多く付け加えることはありませんが、日野の出場メンバーを観た時に、非常に経験豊富な選手が沢山いたこと、そしてそういう素晴らしいチームから多くのチャレンジを受けました。フランクリンが言ったように、上手くいった部分もあり、逆に上手くいかなかった部分もありましたが、最終的には勝利出来たことはすごくハッピーです。

Q:試合の序盤、相手の裏へのショートパントが多かったですが、そういう作戦でいこうと事前に決めていたのですか。また後半では、ショートパントよりも継続したプレーをする場面が増えたように観えましたが、プレーの狙いを変えた理由を教えてください。
ディロンHC
日野がディフェンスのラインスピードを上げてくることはわかっていたので、そこに対するアタックはしっかりしていこうと試合前に話し合っていました。試合がはじまるとやはり速いラインスピードだったので、ショートパントを使っていきました。今日の試合は風が強かったので、前半と後半でアタックを変更しました。結果、後半はボールキープの時間が長くなったと思います。

Q:後半最初のトライはとても素晴らしいプレーでした。あの場面ではどういう狙いで仕掛けたのか、またクルーデンとは準備段階からどういう意思疎通を図っていたのでしょうか。
山下選手
常にチャンスがあれば狙っていくという姿勢を自分自身、そしてチームとして持っていたので、あの場面では僕のトイメンがスイッチを切っていたのがわかったので、クルーデンとアイコンタクトをとったら、パスをしてくれたので、有難いトライでした。

Q:今日のゲームでは、非常にユニークなカタチのラインアウトを敷いていました。あのようにバックスが入るのは、ニュージーランドではよくあるのでしょうか。
ディロンHC
同じことをやり続けてしまったら、相手は予測できるようになってしまうので、自分たちは、常に革新的な姿勢であり続けようと考えています。フランクリンやアタックコーチのアンドレ・ベル、森田、ラインアウトコーチのベッカーがいい仕事をしてくれたおかげだと思います。

Q:ラフェエレや井関が入るようなラインアウトの形の成果をどのように感じていますか。
フランクリンキャプテン
いつもと違うことをするということは良かったと思います。ディロンHCも話していたように、今週、様々な形の練習を選手が楽しみながら取り組み、今日の試合では井関がトライを決めてくれました。

Q:開幕3連勝ということで、ここまでの試合を振り返ってどうように感じていますか。そしてさらに連勝を伸ばしていくための課題やポイントを教えてください。
山下選手
この3戦を振り返って、いい部分もありましたし、よくない点もありました。その中でも勝ちで終われていることはすごくハッピーなことだと思います。さらに勝っていくために、今日の試合でも観ていて楽しめるようなラグビーをしていると思いますが、つなぎのところでミスが出てしまったり、相手のディフェンスがどんどんチャレンジしてくる中で、どうやって崩していくかが課題だと思います。

Q:今日の試合の中では圧倒的な場面が観られましたが、スクラムでは後半で押される場面がありました。今日の試合でフォワード全体のユニットとしてはどのように感じていますか。
フランクリンキャプテン
自分たちはいつも圧倒的なフォワードでありたいと考えていますが、今日の試合ではセットプレーの場面で、日野にプレッシャーをかけられる場面もあったので、試合の映像を見直して、どの部分が上手くいかなくて、セットプレーでプレッシャーをかけられたのかを再度確認する必要があると思います。これからトップリーグで優勝するためにも圧倒的なフォワードでいられるように、プライドを持って成長をさせていきたいと考えています。

(記録:木村真樹)

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