7月19日(金) 神戸製鋼 47−26 NEC

トップリーグカップ2019 プール戦
神戸製鋼 VS NEC

2019年7月19日(金) 19:30キックオフ
グラウンド:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
レフリー:
アシスタントレフリー:
神戸製鋼 NEC
47 FULL TIME 26
14 前半 14
33 後半 12
詳細
(TL公式)

マッチレポート

プール戦最終節、決勝トーナメント進出のためには両チームともに負けられない重要な試合である。

神戸製鋼の先蹴りでキックオフ。
序盤は雨天にもかからわず、両チームともにワイドに展開しようとするが、ボールがすべり、度々ノックオンが続く。
13分、神戸製鋼が大きくゲイン、サイドに大きく展開し、最後はWTB11山下がトライ。山下がゴールも決め7-0。この攻防で故意のノックオンがあったとして、NECのCTB13松浦にイエローカード、10分間の退場を余儀なくされる。
17分、神戸製鋼が敵陣ゴール前のスクラムを押し、いっきに前進。最後はBK展開から、またもWTB11番山下がトライ。ゴールも決め14-0と突き放す。

26分、NECが反撃。敵陣深くでのラインアウトからモールを押し込み、HO2佐藤が右中間にトライ。SO10亀山のゴールも成功し、14-7。
29分、NECが自陣ゴール前、真正面の位置でオフサイドを犯し、神戸製鋼がPGを選択。容易な場所だったがWTB11山下のキックが外れ、この後ゲームがもつれる。
35分、NECはまたもモールで攻め込むと、NO.8の19リアヴェアが持ち出してトライ。SO10亀山のゴールも成功し、14-14と追いつく。
前半終了間際で神戸製鋼が攻め込むが、僅かにグラウンディングならず、ここで前半終了。

後半も、勢いは若干弱まったが降り止まぬ雨の中、主導権は前半のうちに同点に追いついたNEC。47分、NECが神鋼陣ゴール前ラックからトライを奪取したかと思われたが、TMOでオブストラクションとなり、不認定。
めげずに攻めるNECは50分、モールを押し込み、最後はFL6レバーがトライ。SO10亀山のゴールも成功し、14-21と逆転する。
53分、神戸製鋼が反撃。NECのゴール前で左右へ大きく振り、ギャップを突いたCTB13アーウォンがトライ。ゴール不成功で19-21。
57分、神戸製鋼が敵陣ゴール前でのラインアウトをクリーンキャッチし、NO.88マクカランが右隅にトライ。WTB11山下が難しい位置からのゴールを決め26-21と再逆転。

64分には、神戸製鋼が敵陣ゴール前でのスクラムから持ち出し、ゴールへラッシュ。そのままLO5ナエアタがトライ。(G成功33-21)
71分、74分にもゴール前でのモールからスコアを重ね47-21。
終了間際にNECがFB15横山のトライを返すも47-26でタイムアップ。
ゲームコントロールの難しい雨中戦を制した神戸製鋼は、昨年逃したカップ戦ベスト4を決め、NECのアップセットという目論見は、水に帰した。
MOMは神戸製鋼の新加入のNO.8ブロディ・マクカラン。

(文責:南博 編集:廣島治)

会見レポート

NEC
浅野良太 ヘッドコーチ(HC)
雨の中でもたくさん応援に来てくださって感謝している。
勝ち点5を取って近鉄の結果を待つという状況を作りたかった。私がヘッドコーチ就任・新チームになって111日が経った。トップ4という目標を持ち、選手が成長し続けていることは素晴らしく、誇りに思う。
カップ戦最終節で王者神戸製鋼コベルコスティーラーズと戦えたことも最高のシナリオだった。

亀井亮依 キャプテン
トップ4に上がる条件として、勝ち点5を取ることを目標に戦った。今年はゲーム内でのバトル、ディフェンスで勝負していこうとしている。今日の試合は前半、そして逆転するまでは自分たちのやりたいラグビーを体現することができた。しかし、再逆転されてからはミスやペナルティ、そして相手のセットプレーからのアタックで崩れてしまった。課題として崩れた時の修正をどうするか、どうコミュニケーションを取るかだと感じた。カップ戦を通してまだまだ課題はあるが、自分たちのラグビーが通用すると実感した。

Q.リードされた時に修正できるポイントはあったか?また修正点は?
亀井キャプテン
1つはブレイクダウン。自分たちは敵陣に入れば必ず取り切れると感じた。
相手が自陣深くに入ってきた時には厳しいという状況も分かっていたが、ミスを繰り返してしまった。熱くなることは良いことだが、その中でも冷静さが必要だった。

Q.カップ戦5試合を通して成長したことは?
浅野HC
トップ4を本気で目指すチームになれたこと。突き進む道が間違っていないということを確信できた。80分間出し続けることができるか、相手がどこであっても出し続けることができるか、そこは経験も含めてこれから成長していける部分だと思う。

亀井キャプテン
新チームがスタートしてからNECはこれでいくという軸を持てて戦えたことは良かった。課題はスキルの部分でもあるが、トップ4を目標に、ハングリーに一人一人が意識を持って戦っていきたい。


神戸製鋼
デーブ・ディロン ヘッドコーチ(HC)
とてもタフな試合だった。後半NECがリードしている時間帯はとても厳しい状況だった。この2週間悪天候が続く中での練習だったが、そんな状況でもここまで点数をとれたことは素晴らしかった。ハーフタイムも選手の良さが出ていた。自分以外のコーチ陣も良いアイデアを出してくれて、選手もそれを体現してくれたからこそ勝利できたと感じる。

アンドリュー・エリス キャプテン
今シーズン戦ってきた中で一番手強いチームだった。この試合は準々決勝だというアプローチで戦っていこうと言っていた。これからも課題はまだまだあるが、チャレンジできることをとても楽しみにしている。こういった天気の中で試合をするのは難しい。しかし、自分たちのアタックの枚数を変えずに1対1の神戸製鋼のラグビーができたことに、誇りを持ちます。

Q.7点差が開いた後、ギアが上がったように感じたが、自分たちの中で何かを変えたのか、また変えなかったのか?
エリスキャプテン
ラグビーの中にマジックはない。自分たちは自分たちの仕事をしようと話した。とてもシンプルな内容だが、もう一度自分たちの中で解釈しないといけない。それが出来ることでマジックが起きる。

Q.今年のサントリーをどう見ているか?またキーポイントは?
ディロンHC
自分たちは成長を続けていくことだけ。サントリーは常に高い質のラグビーをしてくる。それに対して自分たちがやってきたことを高い精度で戦う。

Q.サントリー戦に向けて成長できることは?
エリスキャプテン
連戦が続いていたが、今日の試合が終わってから各自が家族と過ごしたり、良いクオリティで過ごして、良い状態で戻って来るかが大切。今シーズン始まってからどういう目標を持って戦ってきたか、もう一度立ち返って考える必要がある。フィジカルやスキルを磨いてくる、ラグビーに対することに関しては他のチームも同じ。80分間、自分たちはこのために戦い抜くんだという意識を持ち直す、会社やチームの歴史など、より深く考えてラグビーをしていきたい。

(文責:宮崎愛佳)

フォトギャラリー

■撮影者:住本洋之