2018ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第2節天理大学 対 同志社大学
2018年10月14日(日) 14:00キックオフ グラウンド:天理親里ラグビー場 入場者数:2919人 天候:晴れ/無風 | ||||
レフリー:佐々木裕司(日本協会A2) アシスタントレフリー:八木聖也(関西協会) / 田村智章(関西協会) / 松岡実(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:天理大学 4由良祥一 |
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天理大学 | 同志社大学 | |||
59 | FULL TIME | 0 | ||
19 | 前半 | 0 | ||
40 | 後半 | 0 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
3連覇を目指す天理大学と昨年6位からの復活を誓う同志社大学が早くも激突する屈指の好カードとなったムロオ関西大学Aリーグ第2節は、天理親里ラグビー場に3,000人近い入場者を集め、14時に同志社大学のキックオフで開始された。
序盤はお互いディフェンスがよく前に出て一進一退の攻防であったが、10分過ぎに同志社が最初のチャンスを迎え、2番平川隼也がゴールラインまであと数cmに迫まるなど5分近く攻めこんだが、天理ディフェンスを破ることができない。すると天理は、スクラムコラプシングの反則やNo.8 8番ファウルアマキシの突破などから同志社陣深くに攻め込み、22分同志社ゴール前の密集サイドを突いたHO2番島根一磨が左中間にトライ、SO10番松永拓郎のゴールも決まり7-0と先制する。
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前半30分、PKから得た左5mラインアウトからモールを組み、右ロック5番アシベリモアラがトライ。(G成功14-0) 35分にもNo.8マキシがラックサイドを突いてトライ(G不成功19-0)して、前半を終える。
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後半も最初からペースを掴んだのは天理。開始11同志社陣22mL付近のラックからSH9番藤原忍、左ロック4番由良祥一が縦に突進し、最後はNo.8マキシがトライ。(G成功26-0)7分、右ラックから左へ展開、12番、13番をデコイにしてFB15番立見聡明が中央にトライする。(G成功33-0)続いて12分、ふたたび同志社陣に入った天理は、右22mL付近ラインアウトのこぼれ球を右ロックモアラが右隅にトライ。(G成功40-0)
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後半15分過ぎるころから同志社は疲れからかディフェンスでの粘りが無くなってきた。17分HL中央付近のラックから左WTB11番中野豪が50mを走り切り中央にトライ。(G成功47-0)
同志社は前半から12番永富晨太郎、13番キャプテン山口修平を中心に突破を試みるがなかなか天理のディフェンスは崩れず、最後はミスとなりペースを掴むことができない。終盤に入っても天理の猛攻は終わらず、31分、天理はゴール前ラインアウトのモールを押し込んで左ロックモアラがこの日3つ目のトライをあげる。(G不成功52-0) 40分ロスタイムにも途中出場のHO16番内山友貴がラインを突破しアウトサイドCTB13番シオサイアフィフィタがトライ、SO松永のゴールも決まり59-0としてノーサイドとなる。
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天理はディフェンスでの集中力が最後まで切れなかったことで、オフェンス能力の高い同志社を完封するという結果を出したことは、必ず大学選手権へつながるであろう。一方、同志社は、ゲーム序盤から天理の留学生に再三突破されてもよく粘っていたディフェンスも、後半からはダメージが出て来て突破される場面が多くなった。関西屈指の能力を持つオフェンスでも疲れからかミスが目立ってしまい、結果的に大敗を喫する事となってしまった。次節では、ディフェンスを修正して、同志社本来のオフェンスを取り戻して、勝利に結び付けてほしい。
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MOMには、試合を通じて最後までワークレートが高いことが評価された、天理大学左LO4番由良祥一が選出された。
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(文責:関西ラグビーフットボール協会広報委員会)
試合後キャプテンインタビュー
フォトギャラリー
■撮影者:KRPU 坂田勇三
■撮影者:KRPU 渡辺隆夫
■撮影者:KRPU 若林衛