2017ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第5節
関西大学 VS. 立命館大学
2017年11月4日(土) 14:20キックオフ グラウンド:神戸ユニバー 入場者数:1288人 天候:晴れ/弱風 | ||||
レフリー:小出兼司(関西協会) アシスタントレフリー:四辻順一朗(関西協会) / 椿原歩(関西協会) / 大森寿史(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:立命館大学 3藤野佑磨 |
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関西学院大学 | 摂南大学 | |||
12 | FULL TIME | 34 | ||
12 | 前半 | 21 | ||
0 | 後半 | 13 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
2017年度ムロオ関西大学Aリーグ第5節・第1試合。前年最下位ながらここまで前年上位4校に対して2勝2敗と堂々の五分で折り返す関西大学と、こちらも前年上位4校との組み合わせであったが、3連敗から前節待望の1勝を挙げ波に乗りたい立命館大学の一戦。どちらも大学選手権出場に向けては落とせないゲームとなる。
風はあるものの晴れという良好のコンディション、風下の関大のキックオフでスタートした。
いきなりチャンスを得たのは関大。キックオフ後(ノーホイッスル)1分、関大のキックオフボールを立命大が関大陣22M付近まで蹴り返す。そのボールを関大が再び立命大陣に向かって蹴り返すが、これを立命大選手がチャージ、ワンタッチとなったキックボールを立命陣22M付近に残っていた①PR藤井拓海が(ラッキーにもキックパスのような形で)キャッチ、③PR杉本達郎から⑦FL神野心とボールを繋ぎ20Mほど走り切って左隅に先制トライ、いきなりスコアが動く。(5-0)
次は、立命大。6分、立命大は風上を活かしつつ、相手の早いデイフェンスに対して有効な裏へのキック、また、BKも体を当ててボールキープし敵陣で試合を運ぶ。⑪WTB平尾祥一も体幹の強さで体を当てながら10Mほど密集を前進、そこから出たボールを⑩SO藤高将が左大外で待っていた⑭WTB片岡涼亮に見事にコントロールされたキックパスを繋ぎ、左中間にトライし逆転に成功する。(SO藤高がゴールも決め5-7)
この後、両チームの攻防が続くが、風上とフィジカルの差でエリア的には立命大有利な展開の中、17分、立命大はゴール前5Mラインアウトを押し込み、密集から抜け出した②HO山口達也がゴールポスト左横に飛び込む。(ゴールも決まり5-14)
25分には、立命大が自慢のスクラムを押し込み(⑧NO.8中村亮介が)スクラムトライし、差を広げる。(ゴールも決まり5-21)
だが、関大も33分にキャプテンPR藤井がゴールポスト左にトライし、追い上げる。(ゴールは⑩SO北田圭史が決め、12-21)
このまま、9点差をもって前半を終える。
後半は、関大風上、立命大風下と陣地を入れ替えてリスタート。
序盤2分、関大はゴール前5Mのスクラムとの絶好の得点機会を得るが、立命大が守り切る。7分には立命大がゴール前5Mのスクラムを押し込むも、得点できないといった展開が続いたが、20分に立命大はFW、BKともフィジカルの強さでゴール前に迫り、最後はWTB片岡が左隅に飛び込みトライ、2トライ2ゴール差とする。(12-26)
32分には、関大オフサイドの反則から得た、ゴールポスト中央30MのPK をSO藤高が決め17点差(12-29)まで広げ、さらに、38分には開始早々に交代で入った㉒CTB磯田凌平がトライし、(12-34)で試合を終えた。
MOMには、強力スクラムで勝利貢献したスクラムの核③PR藤野佑麿が選ばれた。
監督・キャプテンコメント
立命館大学 中林正一監督
今日は、お互いに「大学選手権に向けて何としても勝たないといけない。」という試合でした。関大さんは、この試合に向け絶対に良い準備をされてきている(分析されているな‥)という場面はありました。こちらも、相手の前に出るデイフェンスに対して体をしっかり当てて行こうということなど準備してきた。(最初にトライを取られたが、)取り返したところからゲームの作り方が良くなったので、そこから流れに乗れたかなと思います。
今日も、まだまだ課題は一杯あります。チームの状態としては崖っぷちですので、まずは、次の試合に向けてしっかり準備し、残り2試合を何としても勝つことを考えて準備したいと思います。
山田一輝主将
関西大学さんは、デイフェンスでアグレッシブに前に出てきてプレッシャーを掛けるというスタイルです。このデイフェンスに対して、自分たちからいかに仕掛けていけるかということにフォーカスして1週間取り組んできました。前半から自分たちからどんどん前に出て仕掛けることができた。自分たちの準備してきたペースで試合を進めることができたかな‥というのが感想です。今日勝利したことによって大学選手権出場の望みが繋がったので、あと残り(2戦)一戦一戦しっかり勝って選手権に行けるよう頑張っていきたいと思います。