平成28年6月25日(土)・26日(日)の2日間、兵庫県淡路市「淡路佐野運動公園多目的広場天然芝グラウンド」にて、節目となる10回目の「第10回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」を開催しました。
関西2府10県、東は岐阜県、西は山口県から昨年と同数の53チームが参加し、27人増の総勢839人の小学生が集まり熱戦を繰り広げました。
また、開会式には、地元、兵庫県ラグビーフットボール協会の田中会長に出席いただき、祝福のご挨拶をいただきました。
大会1日目は梅雨前線の影響で小雨がちらつく天候。午後には海から強い風が吹き込み、大会本部のテントが飛ばされそうになったため、安全対策上、折りたたむという状況でしたが、逆にグラウンド内は、風、適度な気温と湿度で熱中症になる選手もなく、試合が行えました。
大会2日目は1日目と異なり、朝から好天に恵まれ、気温も30度を超えることがなく順調に試合を行うことができました。
初日は軽負傷等が多く、ドクターがグラウンド内を駆け巡りご対応いただきました。2日目も大きな怪我人も出ず順調に進められ、大会本部関係者一同喜んでいます。また、試合結果の通り100点差ゲームもなく、ここ数年各チームの指導者並びに関係者の努力によりチーム力が均衡してきたように見受けます。その一方で、勝利にこだわりすぎたチームも有り、安全対策面で心配になる場面も多々見受けられました。
この大会は、あくまでも小学生プレーヤーの交流を促しミニ・ラグビーに対する正しい理解と、心身の発達に応じた技術の向上を図ることを目的に掲げた大会でありチャンピオンシップではないことをご理解いただきたいと思います。
大会を通して感じられたことは、近年、非常に優秀な女子ラガーが増えてきており、チームの主要ポジションに起用されていることです。デフェンス力、アタック力等にも優れているので、チームの中心となり男女の差を感じさせない選手が多く現れてきました。
また、日頃の練習の成果を実践で表現できていることは、今大会を通しての喜びと将来の楽しみを感じさせてくれました。昨年も感じたのですが、中心になる選手にボールを集めるのではなく、それぞれの選手の特徴を活かしながら多彩な攻撃ができ、さらにバランスの取れたチームが増えたように感じられました。その分、プレーが激しくなる傾向はここ数年続いています。運営側としては、ミスマッチを防ぐように組合せを行っていますが、今後一層選手の安全対策に配慮しながら運営(指導を)していく必要性を感じました。
最後に、雨・強風の中、大会運営に協力いただきました兵庫県協会、兵庫県協会医務委員会、関西協会普及育成委員の皆様にはお世話になり感謝申し上げます。
関西ラグビーフットボール協会 普及育成委員会
フォトギャラリー
撮影者 山口勝一
撮影者 林美菜子
写真:山口勝一、林美菜子