10月1日(日) 近畿大学 vs 天理大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

入場者数:1641人 天候:くもり/微風
レフリー:四辻 順一朗(関西協会)
アシスタントレフリー:北村 浩士(日本協会) / 南藤 辰馬(関西協会) / 河村 隆史(関西協会)
近畿大学 天理大学
24 FULL TIME 61
3 前半 35
21 後半 26
勝点
0-5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶天理大学 2寺西翔生

メンバー表

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近畿大学
監督神本 健司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR蔡 唯志3175100東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
HO平沼 泰成417097北陵中→中部大春日丘
3PR稲場 巧3175110生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO楠 大輝2184102石切中→日本航空石川
5LO中田 悠生2182102加賀屋中→大阪桐蔭
6FL篠原 謙太朗417595帆柱ヤングラガーズ→東海大福岡
7FL岩本 圭伸317892東生野中→常翔学園
8NO.8古寺 直希3171100喜連中→石見智翠館
9SH福山 太陽417380大池中→滋賀学園
10SO半田 裕己417289四条畷中→天理
11WTB岸 未来118085岩出RS→近大和歌山
12CTB嶋 竜輝317689石切中→日本航空石川
13CTB藤岡 竜也3184100金岡北中→浪速
14WTB植田 和磨317688明石ジュニアRS→報徳学園
15FB西端 玄汰317582玄海ジュニアRS→東福岡
16Re.村尾 幹太317098鞘ヶ谷RS→東福岡
17Re.弓部 智希2173105城南中→石見智翠館
18Re.島本 京2180121福岡舞鶴誠和中→東福岡
19Re.能勢 涼太郎2197105猪名川中→川西北陵
20Re.面家 由翔117890東大阪KINDAIクラブ→近大附属
21Re.渡邊 晴斗117074東大阪KINDAIクラブ→報徳学園
22Re.西 柊太郎117275三宅ヤングラガーズ→東福岡
23Re.志和池 昂豊317892富島中→宮崎・日向
天理大学
監督小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮田 悠暉4175103広島大学附属東雲中→広島工業
2HO寺西 翔生317095東生野中→常翔学園
3PR松野 楓舞3167100北条南→松山聖陵
4LO岡崎 慶喜218092市立第四中→石見智翠館
5LO渡邉 完徒318298前橋RS→明和県央
6FL鄭 兆毅4186107正徳中→竹圍
7FL川越 功喜117880東生野中→天理
8NO.8パトリック・ヴァカタ3189115トンガカレッジアテレ→日本航空石川
SH北條 拓郎417275南信州JrRS→天理
10SO筒口 允之317081長崎RS→長崎南山
11WTB藤原 竜之丞316872ノーサイドRS→日本航空石川
12CTB上ノ坊 駿介218386三田RCJ→石見智翠館
13CTB上野 颯汰318087関RS→関商工
14WTB弘田 士道116874伏見CJ→京都工学院
15FBフィリモネ・サイア118190トゥポウカレッジ→青森山田
16Re.説 拓海4176102西神戸RS→報徳学園
17Re.森 仁之輔2178104草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
18Re.奈良 真弥4180106天王南中→秋田工業
19Re.堀北 和久417695アパッチJr→天理
20Re.木下 颯218095吹田RS→石見智翠館
21Re.高岸 尚正416873城東中→常翔学園
22Re.マナセ・ハビリ4175101トゥポウカレッジ→高知中央
23Re.中村 仁117077明石JRS→松山聖陵

マッチレポート

2023ムロオ関西大学Aリーグ第3節鶴見緑地球技場の第2試合は、1勝1敗勝点4の近畿大学と 2連勝勝点9と順調なスタートをきった天理大学の戦い。小雨が混じる曇天の中、やや風下の近大SO10番半田裕己のキックでスタートした。

序盤からゲームは動く。4分、近大のペナルティから近大陣内右30mのラインアウト(以下、LO)、FWで左にボールを動かしていきCTB12番上ノ坊駿介が左中間でポイントを作ると、素早い玉出しからSH9番キャプテン北條拓郎がラックサイドを難なく突破、左中間にトライ、SO10番筒口允之のゴールも決まり、天理が7点を先制した。
続く9分は、近大G前のラックの上を飛び越えてNo.8 8番パトリック・ヴァカタが右中間にトライ(10番筒口G成功、0−14)。15分にも、近大右G L5mのLOモールを押し込みPR3番松野楓舞がトライ(G成功、0−21)。


ほとんど天理陣内に入り込めなかった近大の反撃は24分、天理のペナルティからようやく天理陣内22m Lの中に入り、中央のスクラムで天理からコラプシングの反則を奪う。ここではPKを選択して、10番半田が難なく成功、3−21とした。

しかし前半は天理の一方的な展開が続く。28分、またもや9番北條がラックサイドを抜け出し中央に回り込んでトライ(G成功、3−28)。終盤34分には、近大左中間22mL付近のラックから大きく右へ展開、10番筒口の飛ばしパスを受けたWTB14番弘田士道が右隅に飛び込んだ。筒口の難しいGKも決まり、3−35と大きく差を広げて前半を終了した。

天理10番筒口のキックで後半が開始した。後半は近大から。
5分、天理のペナルティから天理陣内左LOを選択する。そこからのモールは崩されたが、FWでラックサイドを突いて行き、最後はFL7番岩本圭伸が左中間をこじ開けた。10番半田のゴールも決まり10−35とする。


しかし次は天理だった。10分、先ほどの近大と同じように右G前のLOからモールプッシュ、ラック、最後はHO2番寺西翔生が右中間に飛び込んだ(G成功、10−42)。
ややゲームが停滞して中盤に差し掛かったが、22分に天理が追加点をあげる。10分と同じ右G前5mのLOで今度はサインプレー。LOの後方にいたLO5番渡邉完徒が内に入ってきてボールを受け、タッチライン際の2番寺西に素早くパス、寺西がそのまま右隅に2本目のトライ(G成功、10−49)。
27分には、天理自陣から3番松野と5番渡邉で中央を大きくゲインし、入替で入った直後のSH21番高岸尚正へ。高岸がそのまま走りきり中央にトライ。同じく入替で入ったSO23番中村仁がGKを決めて10−56と大量のリードとなった。
近大は終盤に入った33分に反撃、敵陣G前のラックからSH21番渡邊晴斗からのパスを受けたPR18番島本京が左ポスト付近にトライ(10番半田G成功、17ー56)。


その後、36分、天理はまたもやモールからPR18番奈良真弥が左にトライ(G不成功、17−61)、近大も終了間際に18番島本が 2本目のトライ(G成功、24−61)を奪い意地を見せたが、そのまま試合終了。24−61で天理が大勝という結果となった。

近大にとっては、前半序盤に3トライを奪われて常に主導権を奪われたことが、この点差の大きな原因となってしまった。スクラム等、場面によっては互角に戦える力があっただけに、残念な結果となってしまった。次節しっかりと修正して、いつもの勢いのある近大を見せてくれることを期待する。
一方、天理は、序盤から接点で激しく体を当てて前に出て、キャプテン北條から素早い展開をして、常に主導権を握ってゲームを運んでいた。特に前半は思い通りだったのではないかと思う。次節以降も今日の戦いを進めてくれることを期待する。
POMは、後半中盤にゲームをほぼ決める形となった2本連続のトライを取ったHO2番寺西翔生が選ばれた。

会見レポート

近畿大学
神本健司 監督
まず、このような大差のゲームになったことを来ていていただいた(観客の)皆さまにお詫び申し上げます。天理大学さんのセットピース、フィジカルの強いアタックをまず止めて、自分たちのペースで運んでいくというプランニングでしたが、入りも含めてデイフェンスのエラーで簡単にトライを(特にSHのキャプテンに前半2本)獲られたところがかなり大きかった。また、天理大学さんはセットプレーも素晴らしく(こちらも十分用意してきたのだがそれ以上に)、自分たちがやるべきことができなかったことがこのような結果になったと思っています。後半に入って1本獲り返したが、固いデイフェンスが崩せず、またトライを獲られてしまった。ただ、入れ替えで入った選手含め、24点を獲れたということは学生を褒めてやりたいと思います。次の京都産業大学との試合まで少し空くので、しっかり準備して切り替えてやっていきたいと思います。

平沼泰成 キャプテン
チームとしてデイフェンスで優位に立とうと考えていたが、天理大学さんのテンポのあるフィジカルの強いアタックに対して受けてしまい、前半でトライを許してしまってそこから崩れていってしまいました。最初、スクラムは上手く組めていたが(自信もあったのでそこは譲れなかったが)、80分間継続してできず、準備が足らなかったというのが反省です。SH北條選手をキーマンとしてフォーカスしていたのですが、その選手にスピードあるプレーでトライを獲られてしまった(攻撃の起点を押さえられなかった)。そのあたりが敗因かなと思っています。

天理大学
小松節夫 監督
前節、前半は良かったのですが、途中から相手のペースになってしまい、それを取り戻せずにゲームが終わってしまった。その反省から、今日は自分たちのラグビーをしようということで、前半、うちのペースでゲームをすることができて良かったなと思います。終盤、メンバーが変わってからリズムが狂ってしまってそのまま終わってしまった印象がありますが、ゲームの入りとか終わりのところで、もう一度自分たちでゲームのコントロールができるよう、次のゲームでは修正していきたいと思います。

北條拓郎 キャプテン
今日は、前半と後半の途中までは自分たちのペースでいいゲームができたのですが、リザーブが入ったタイミングで流れが崩れてしまって、規律の部分でも乱れてしまい、そこが次のゲームに向けての修正点です。

・自分たちのペースに持ち込むために、どういったことを意識したのか?
北條 キャプテン
マイボールの時間を長くするために、中盤での規律を守って反則をなくす、アタックでは我慢強くミスをせず、まずは体を当てにいくというイメージをして、自分たちのペースに持っていけるように意識してゲームを進めました。

・スクラムの反則が得点に直結する場面があったが?
小松 監督
前半終盤のPGですが、あれは、近大さんの組みたい距離とうちの組みたい距離、そしてレフェリーさんとのコミュニケーションがうまく取れてなくて‥。ただ、前半の中身を見ればスクラムはうちに分があったという感じもするので、その中でペナルティを取られるというのは、無駄な3点かなという気がしました。


フォトギャラリー

■KRPU 渡辺隆夫

■KRPU 古田浩
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