トップリーグ2018-2019順位決定トーナメント2回戦リコー VS パナソニック
2018年12月8日(土) 11:45キックオフ グラウンド:東大阪市花園ラグビー場 |
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レフリー: アシスタントレフリー: |
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リコー | パナソニック | |||
26 | FULL TIME | 35 | ||
12 | 前半 | 14 | ||
14 | 後半 | 21 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
トップリーグ総合順位の5位から8位を決める戦い、両チームとも1回戦を敗北しており難しいモチベーションの試合となった。今シーズン、リーグ戦でパナソニックは唯一敗北を喫しているリコーとの戦いであり、どのような試合運びを見せるかに注目が集まる。RWC2019に向けて生まれ変わった花園ラグビー場、快晴ではあるがこの冬一番の寒さと強風の吹きすさぶ中、パナソニックのキックオフでゲーム開始。
開始早々5分にハーフウェイ付近からリコー15番ブライス・ヘガティのキックがパナソニックの選手に当たり一瞬ミスかと思われたが、こぼれ球を11番ロトヘアアマナキ大洋が拾い先制トライ。しかし11分、パナソニックがモールからトライを返し、すかさず同点に追いつく。その後、お互い相手ゴール前まで攻め込むも単純なミスでチャンスを潰す場面が続く。32分にパナソニックが、35分にリコーがトライするなど一進一退の攻防の中、前半は12-14のパナソニック2点のアドバンテージで折り返した。
後半最初の得点は7分、パナソニックのバックスがボールを繋ぎトライを挙げ12-21、このままパナソニックが点差を広げるかと思われたが、リコーもキックチャージからトライを奪い19-21と直ぐに点差を縮め、試合の趨勢は不明となったる。リコーは21分、10番ロビー・ロビンソンが華麗なステップでトライを挙げ26-21と逆転に成功するが、24分にパナソニックがトライ、コンバージョンも決まり26-28と再逆転。勢いづいたパナソニックはその後も得点を重ね、26-35でパナソニックが勝利した。
会見レポート
リコー
神鳥監督
新しくなった花園で試合が出来た事に感謝している。
先週負けたことでモチベーションの維持が難しかったが、我々としては過去最高の5位と言うところをモチベーションに今回のゲームに臨んだにもかかわらず、結果負けてしまったことは非常に残念だ。パナソニック相手にリードを奪う場面もありチームとして成長していると感じている。次は勝って来年に繋げるようなゲームをしたいと思っている。
濱野主将
前半はストラクャーが守れて自分達のラグビーが出来た。アタックはボールをキープすれば得点に繋げられた場面も有った。ディフェンスでも相手にプレッシャーを掛け得点する事も出来たが、細かいミスから相手にチャンスを与えてしまった。それをパナソニックは活かしきった。その点が自分達には足りなかった。残り1試合気持ちを切り替え、良い準備をして臨みたい。
Q.前半を終え接戦だったがハーフタイムにどのような話をしたのか?
神鳥監督
アタックは非常に良く出来ていたので、シェイプの部分を早くセットさせ、スペースにボールを運ぶことを意識させた。ディフェンスは前半通りにラインスピードを上げチョップタックルに入ることで相手にプレッシャーを掛けられたので後半も続けるように指示した。
Q.セットプレイで苦しい場面が多かったが、それが敗因か?
濱野主将
そこはシーズンを通して非常にアドバンテージを感じ、強みを持っていたが、今日は劣勢に立つ場面が多かった。そこから崩された場面が有ったので振り返ればそこが要因だったと思う。
パナソニック
ディーンズ監督
またこの花園に戻って来られて嬉しく思う。非常にきれいな芝で感謝している。先週残念ながら負けて悔しい思いをしたが、本日試合出来たことに感謝しており、選手達も良く頑張ってくれた。今日の試合はパフォーマンスの高い試合だった。今シーズンのトップリーグのスタンダードが示された試合だった。勝因はセットプレイが良かったところだ。田中(史)がパナソニックで150キャップの試合を勝利で飾れて嬉しく思う。
布巻主将
まずは勝てた事に安堵している。今日の試合は先週負けた後の試合で非常にモチベーションが難しかった。その中でチーム全員が良い準備をしたことが勝利に繋がった。残り1試合も勝って終わりたい。
Q.リーグ戦ではリコーに敗れているが、今日の試合はセットプレイが勝敗を分けたと思うがそこは意識していたか?
ディーンズ監督
セットプレイから積極的に前に出ていかなければ行けないと思っていた。その中、スクラムでプレッシャーを掛けトライに繋がった場面もあった。負けた試合ではスクラムでプレッシャーを掛けられているので、そこは我々としてはフォーカスしていた。
(文責:大阪府協会 中村弘人)