12月11日(日) 同志社大学 vs 福岡工業大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

入場者数:2793人 天候:晴れ時々くもり/無風
レフリー:米倉陽平(関西協会)
アシスタントレフリー:阪本浩助(関西協会) / 寺西亮(関西協会) / 嵯峨慶二(関西協会)
同志社大学 福岡工業大学
62 FULL TIME 17
35 前半 0
27 後半 17
詳細(日本協会公式)

会見レポート

福岡工業大学
宮浦 成敏 監督
本日は大学選手権3回戦このような立派なスタジアムで、九州を代表してチャレンジ精神で乗り込んできました。
我々には何も失う物がない立場で、本当にチャレンジしようと戦ってきました。同志社大学のどこからでも攻めてくるアタッキングラグビーに我々はディフェンスをしっかりやって最後の20分に持ち込んでいこうと戦ってきました。
今季一番のアタックが出来たと思います。ただ最後の所でつながらず、ペナルティをして相手に主導権を渡してしまい、リズムに乗れませんでした。最後まで取り切ることが出来れば、最後の20分にかける思いがあったのですが、ディフェンスの1対1の所でほころびがあり、徐々にダメージが効いてきて、思うようなアタックが出来ませんでした。最初のペナルティからのモールで2トライを取られたことが痛かったです。ミスなくボールを継続して我慢していれば、もう少し展開が良くなったと思います。しかしながら学生たちはディフェンスからアタックへ持ち込んでいくという所で、もう少し我慢してディフェンスのレベルを上げれば、良いアタックが出来たと思います。我々のもうひとつの強みのスクラムで、もっとアグレッシブに戦えば、面白い展開に持ち込めたと思います。

今村 彰吾 共同キャプテン
このチームになって、全国ベスト8を目指してきました。九州があまり注目されていないので、自分達の代で歴史を変えたいという意識で試合に臨みました。結果は同志社大学にかなりやられた形になりました。敵陣ゴール前で、スコアすることが出来たので、自分達の力が通じることがわかったので、来年も継続して練習し、関東、関西を倒せる力を身に付けてもらいたいと思います。

福山 浩太郎 共同キャプテン
1年間ベスト8という目標を掲げて、この日の為にやってきましたが、今日のプランはディフェンスからテンポを作っていこうと決めていましたが、ディフェンスで受けてしまった事と、アタックでマイボールポゼッションを高めていたら、もう少し良いゲームに持ち込めたかと思います。

Q前半の鍋島 秀源選手のシンビンに対して、レフリーからどのような説明がありましたか?
今村共同キャプテン
同志社大学のアタックがかなり有利な状況で、ボールをはたいてしまったのでペナルティ、イエローカードの判定になりました。

Qスクラムでハラヒコ トコラヒ選手が3番に入りましたが、どの様な経緯でしょうか?
今村共同キャプテン
トコラヒは去年からナンバーエイトをする前は、3番をしていたので、鍋島が抜けても自分達のスクラムを組む続けようと話をしました。

Q鍋島選手がいない中で、モールで押し込まれた状況は、かなりしんどかったですか?
今村共同キャプテン
同志社大学はモールに強みがあると分かっている中で、フォワードが1枚いない状況はかなり苦しくて、それを止めきれなかった事が、結果につながっていると思います。

Qベンチに5番のジャージが掲げられていた理由を教えて下さい。
福山共同キャプテン
同級生の清水航平が2年前に交通事故で亡くなったので、共に戦っているという意味でベンチにジャージを掲げています。

Q1年間やってきたことで、手ごたえを感じたことは?
今村共同キャプテン
関西、関東に遠征して、スクラムでペナルティを取れたり、モールをしっかり押し込めたりしたので、そこは全国に通じると思ってやってきました。

Qもう一歩足らなかった事は何ですか?
宮浦監督
ブレイクダウンでの球出しのスピードがスローで、同志社大学の球出しの速さにディフェンスのリサイクルに時間がかかってしまい、1対1でほころびが出てしましました。我々は良いセットピースを積み重ねて、良い球出しで、ファーストフェイズからしっかりとゲインラインを取って、早い展開のラグビーに持ち込むようにしていかないと、関東、関西に勝てないと思います。ブレイクダウンでの個々のあたりの弱さがもろに出ました。フィジカルの強化を積み上げていかないとなかなか継続が出来ないし、ポゼッションが取れない、アタック時間を長くすれば、今日は勝てた試合です。ターンオーバーからのアタックはありましたが、取り切るアタックはありませんでした。ブレイクダウンの今日が必要だと感じました。

Q12番の時任 凛空選手はどのような評価をしていますか?
宮浦監督
味方と敵の位置関係を把握するビジョンが非常に広く、キックのオプションが秀でていて、ラグビーセンスがあると思います。

Q数的優位の場面を作り出すことがあまりなかったですが、パス回しは通用する部分があったと思いますがどのように感じましたか?
今村共同キャプテン
フォワードが強みのチームですが、バックスリーは足が速いプレイヤーを置いていたので、同志社大学がディフェンスの時にブレイクダウンでうちに寄りやすいと分析していたので、スペースが外に出来るので、そこを攻めようと決めていたので、パスがつながり、決めきれませんでしたが良いチャンスメイクを増やすことが出来たと思います。

福山共同キャプテン
スペースにアタックしようとした部分で、バックスが良い展開を外でゲイン出来たのですが、ブレイクダウンで近くの選手の寄りが遅くて、球出しが遅くなったことがもったいなかった印象です。


同志社大学
宮本 啓希 監督
関西Aリーグで難しい状況で勝ち上がることが出来まして、いただいたチャンスに思う存分にパフォーマンスするように学生に伝えて試合に送り出しました。ゲームの内容としては、今日のテーマとして、学生達が今日までやってきたことを徹底してやれるかという事をキーテーマとしてゲームに臨みました。ゲームとしては前半の入りと後半の入りは少し雑になる部分が多かったと思いますので、次の大きな修正点にしたいと思います。気持ちの入った試合で次につながる試合になったと思います。

梁本 旺義 キャプテン
まず今日の試合に勝てた事が何よりも一番嬉しい事でテーマが徹底という所では、まだまだ修正していかないといけないところがありました。次の帝京戦に向けて自分達が取り組まないといけない所だと感じました。

Qディフェンス重視に感じたのですが、どのようなゲームプランだったのでしょうか?
宮本監督
自分達がやってきている一人目がタックルに入り、二人目がプレッシャーをかけるディフェンスをしっかりやる事で、前に出続けたいので、プランというよりは、自分達がやってきた事を遂行する出来るかを見ていました。

Q前半立ち上がり、強いタックルで相手のノックオンを誘いましたが、どのような気持ちでしたか?
大森 広太郎 選手
前半10分のバタバタした中で、自分達の練習でやってきた事にフォーカスして、ディフェンスではペナルティをしない等、細かなところに注意を図り、プレーしました。

Q後半、ラインアウトが安定しない中でアタックしての1トライ目のシーンについて、自己評価は?
大森選手
ルーズボールが出た時に、自分が拾って、チャンスメイクしようと狙っていました。

Qシンビン後、ラインアウトでの2トライ等、前半のプレーを振り返ってください。
長島 幸汰 選手
トライに関しては、フォワード全員で取ったものだと思います。練習でしてきた事がしっかりと出来たと思います。
自分自身に関しては、ラインアウトのミスで、トライまでもっていかれそうなシーンがあったり、ノットストレートであったり、個人のミスがいくつかあったので、反省して修正したいと思います。

Q次戦は帝京大学ですが、去年の準々決勝で大敗し、何を学び、何を修正してやってきたのでしょうか?
梁本キャプテン
去年の帝京戦は試合前から、負けるだろうという雰囲気だったので、そのままスコアに現れました。
今年は、あの負けからスタートしているので、足りなかったファイティングスピリットを春から取り組んできました。
今の同志社には、ファイティングスピリットがありますので、帝京戦は去年の先輩の分もリベンジしたいと思います。

Q今日の試合において、スタンドオフとして、何かテーマをもって臨みましたか?
大島 泰真 選手
何か特別なテーマをもってやったわけではありません。いつも通りやってきたことを出せればと思っていました。
最初雑になるところもあったのですが、修正が出来たのは、良かったと思います。

Q今日の試合を終えて、チームとして、個人としての課題は?
大島選手
チームとして、入りの所でのミスを必ず修正していきたいと思います。個人としては、最後のゴールキックを外したことを反省し、最後まで集中したいと思います。

Qこの時期になってスタンドオフとして、チームとの連携はいかがだったでしょうか?
大島選手
夏の段階では正直フィットしていませんでしたが、試合を重ねる毎にフィットしてきました。

Q次の帝京大学戦の意気込みをお願いします。
大島選手
勝ちます。

Q今日の試合は序盤から、スクラム、ラインアウトで主導権を握れたと思いますが、どの様に感じましたか?
梁本キャプテン
ラグビーはフォワード勝負で主導権を握れば、ゲームで優位に進められると全員が意識していました。

Q後半、スクラムで負けてしまう場面がありましたが、どの様に感じましたか?
梁本キャプテン
メンバーが代わって、スクラムが負けてしまう所は、自分達の弱さなので、メンバーが代わってもスクラム、ラインアウトで優位性が取れるように、次の帝京戦に向けて取り組んでやっていきます。

Q前半4トライ目に展開して取ったプレーはどのように評価されますか?
宮本監督
あのトライはみんなが同じ絵を見れている表れだと思います。今年やってきたことをしっかりと体現してくれたと思います。常に自分達より強い相手に対して、どの様に勝っていくのかという中でやってきたラグビーなので、常にオプションを持ち続けるという所がしっかりと形に出せ良いトライだと思います。

(文責:大阪府協会 矢倉 孝二)


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