9月25日(日) 同志社大学 vs 関西大学
レフリー:水谷 元紀(関西協会)
アシスタントレフリー:大内 想太(関西協会) / 岡田 桂吾(関西協会) / 松本 安司(関西協会)
同志社大学 | 関西大学 | |||
26 | FULL TIME | 25 | ||
10 | 前半 | 22 | ||
16 | 後半 | 3 | ||
勝点 4-1 詳細(PDF) |
▶同志社大学 6奥平都太郎
同志社大学 | ||||||
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監督 | 宮本 啓希 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 石井 智己 | 3 | 177 | 102 | 同志社香里中→同志社香里 |
2 | HO | 西濱 悠太 | 3 | 177 | 94 | 岡山ジュニアRS→東福岡 |
3 | PR | 李 優河 | 4 | 180 | 114 | 大阪朝鮮中→大阪朝鮮 |
④ | LO | 梁本 旺義 | 4 | 180 | 93 | 東生野中→常翔学園 |
5 | LO | 馬渡 仁之祐 | 4 | 178 | 93 | 東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星 |
6 | FL | 奥平 都太郎 | 2 | 175 | 87 | 名古屋RS→東海大大阪仰星 |
7 | FL | 石井 伶央 | 3 | 177 | 90 | 國學院久我山中→國學院久我山 |
8 | NO.8 | 林 慶音 | 1 | 180 | 98 | 樟葉中→大阪桐蔭 |
9 | SH | 藤田 海元 | 2 | 170 | 75 | 文の里中→東海大大阪仰星 |
10 | SO | 大島 泰真 | 1 | 170 | 73 | 藤森中→京都成章 |
11 | WTB | 山本 希 | 2 | 168 | 78 | 四条畷RS→石見智翠館 |
12 | CTB | 西村 海音 | 4 | 172 | 85 | 神川中→同志社 |
13 | CTB | 市川 亮太 | 3 | 176 | 84 | 蹉跎中→東海大大阪仰星 |
14 | WTB | 岡野 喬吾 | 3 | 181 | 98 | 大正北中→常翔学園 |
15 | FB | 大森 広太郎 | 4 | 181 | 89 | 茗溪学園中→茗溪学園 |
16 | Re. | 大山 卓真 | 3 | 166 | 89 | 兵庫県RS→報徳学園 |
17 | Re. | 杉山 左門 | 4 | 175 | 106 | 同志社香里中→同志社香里 |
18 | Re. | 土井 康暉 | 2 | 181 | 112 | 大阪RS→常翔学園 |
19 | Re. | 木村 圭佑 | 2 | 180 | 95 | 奈良ジュニアRS→大分舞鶴 |
20 | Re. | 小島 雅登 | 4 | 175 | 81 | シャルマン→東福岡 |
21 | Re. | 新和田 錬 | 4 | 171 | 73 | 伊丹RS→尾道 |
22 | Re. | 嘉納 一千 | 3 | 176 | 84 | 大池中→大阪桐蔭 |
23 | Re. | 大槻 健人 | 4 | 173 | 84 | 同志社香里中→同志社香里 |
関西大学 | ||||||
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監督 | 森 拓郎 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 宮内 慶大 | 2 | 175 | 105 | つくしヤングラガーズ→東福岡 |
2 | HO | 垣本 大斗 | 3 | 170 | 90 | 枚岡中→石見智翠館 |
3 | PR | 細矢 一颯 | 3 | 173 | 105 | 蹉跎中→関大北陽 |
4 | LO | 中薗 拓海 | 3 | 180 | 93 | 茨田北中→関大北陽 |
5 | LO | 中村 豪 | 1 | 189 | 113 | 中宮中→常翔学園 |
6 | FL | 奥平 一磨呂 | 1 | 183 | 96 | 名古屋RS→東海大大阪仰星 |
7 | FL | 岩﨑 友哉 | 3 | 171 | 82 | 住吉中→関大北陽 |
⑧ | NO.8 | 池原 自恩 | 4 | 180 | 95 | 関大一 |
9 | SH | 溝渕 元気 | 3 | 169 | 74 | 蹉跎中→大産大附属 |
10 | SO | 池澤 佑尽 | 3 | 178 | 83 | 兵庫県RS→東福岡 |
11 | WTB | 大西 俊一朗 | 4 | 175 | 77 | 玉川中→関大北陽 |
12 | CTB | 藤原 悠 | 4 | 178 | 87 | 伊丹RS→大阪桐蔭 |
13 | CTB | 澤口 飛翔 | 3 | 175 | 81 | 御所中→御所実業 |
14 | WTB | 三宅 伶 | 4 | 173 | 77 | 芦屋RS→関大北陽 |
15 | FB | 立石 和馬 | 2 | 175 | 85 | つくしヤングラガーズ→東福岡 |
16 | Re. | 今井 虎太郎 | 4 | 174 | 100 | 天理中→尾道 |
17 | Re. | 河瀬 拓磨 | 4 | 163 | 87 | 長吉西中→関大北陽 |
18 | Re. | 平尾 啓太 | 1 | 176 | 105 | 英田中→大阪桐蔭 |
19 | Re. | 西山 光太郎 | 2 | 175 | 88 | 住道中→天理 |
20 | Re. | 雨谷 陸椰 | 3 | 180 | 97 | 高槻RS→常翔学園 |
21 | Re. | 湫 叶太 | 3 | 167 | 70 | 東海大仰星中→東海大大阪仰星 |
22 | Re. | 佐藤 泰我 | 4 | 169 | 78 | 瑞光中→石見智翠館 |
23 | Re. | 遠藤 亮真 | 1 | 174 | 85 | 春日リトルラガーズ→東福岡 |
マッチレポート
【静岡で初めてのリーグ戦、同志社大学が大接戦を制す】
静岡県では初開催となるムロオ関西ラグビーAリーグ。前節の開幕戦は共に黒星スタートとなった同志社大と関西大学、今後のリーグ戦上位進出のためにはどちらも負けられないチーム同士の対戦となった。2019ワールドカップが開催されたエコパスタジアムに足を運んだオールドファンと新しいファン層とが入り混じる観客も、両チームの戦いぶりが楽しみな様子である。前日までの台風も去り強い日差しではあるが、試合前には時折秋らしい風も吹き、ラグビーシーズンの始まりに相応しいコンディションとなった。
前半のキックオフは同志社大から。観客の歓声とともに放たれたボールは関西大へ。しかし、すぐに同志社大がボールを奪い、前半4分、ハーフウェイライン付近のラインアウトから左へ展開。敵陣ゴール前10m左中間のラックからボールをつなぎ、最後は左WTB山本希が左中間にトライ。SH藤田海元のGは失敗するも、同志社大が5点を先制する。すると、関西大もすかさず反撃に出る。7分、敵陣ゴール前5m左中間のラックからSH溝渕元気がすり抜け左中間にトライ。FB立石和馬のGは失敗に終わり5-5となる。
その後、互いに決定的な場面は無く試合は膠着状態となるものの、関西大の動きが良く再び試合が動き始める。関西大が、同志社大のペナルティで得たラインアウトから相手陣深くに蹴り込みボールを保持。19分、敵陣ゴール前5m左中間のラックから、隙を見てSH藤田のラック裏を狙ったグラバーキックに反応したFB立石が左中間のゴール内に飛び込みトライ。FB立石のGも成功し5-12とする。しかし、同志社大もすぐさま相手陣内のスクラムからボールを繋ぎ前進。24分、最後は左WTB山本が快足を活かして左隅にトライ。SH藤田のGは失敗し10-12。
前半から、両チームとも取られたら取り返すという見応えのある試合に、観客も大いに沸く。
すると、関西大はまたもチャンスを迎え、同志社大のペナルティから相手陣内に入り、35分、敵陣ゴール前10mのラックから左CTB藤原悠のオフロードパスを受けたSO池澤佑尽がゴールポスト右にトライ。FB立石のGも成功し10-19とリードを広げる。攻め続ける関西大は、41分、同志社大のペナルティで得たPGをFB立石が成功させ10-22と突き放し前半を終了した。
前半は、関西大が準備してきたと思われる、前に出る激しいディフェンスが機能し、動き出し良く攻める気持ちが表れた印象が残った。一方の同志社大はフォワードを中心に体を当てて前進を図るものの、なかなかゲインラインを突破できず、自分たちの強みやフォーカスしてきたことを出せずにいるようであった。両チームとも、前半の反省点を後半どのように修正してくるのか楽しみである。
後半に入り、最初のチャンスは同志社大に訪れる。同志社大は、ボールを粘り強くつなぎ自陣近くから大きくゲイン。後半2分、敵陣ゴール前5m左中間のラックから、後半から入れ替わり出場した直後のSH新和田錬が左中間にトライ。同じく後半から出場したSO嘉納一千がGを成功させ、17-22と追い上げる。果たして、後半から出場した上級生ハーフ団が経験を生かしたプレーでチームを勢いづけさせることになるのか。
しかし、試合は再び膠着状態となり、どちらのチームに勝利が転ぶか分からないと思ったその時、今度は関西大にチャンスが訪れる。21分、相手のオフサイドで得た敵陣ゴール前中央付近のPGをFB立石が成功させ、17-25と再び同志社大を突き放す。
このままでは終われない同志社大は、早い球出しからボールを縦につなげて大きくゲイン。関西大のペナルティを誘い、24分、敵陣ゴール前10mゴール正面で得たPGをSO嘉納が成功させ20-25。さらに29分、敵陣ゴール前5mゴールポスト左付近で得たPGを再びSO嘉納が成功させ、23-25と追い上げる。
試合は、最後にスコアした方に勝利が見えそうな時間帯となり、両チームとも必死にボールを追う。そして36分、敵陣に攻め込んだ同志社大が敵陣ゴール前10m左中間付近で得たPGをSO嘉納が成功させ26-25と、ついに逆転に成功。残り5分となり、勝負をあきらめずに攻めようとする関西大に対し同志社大が大きく立ちはだかり、同志社大にボールを深く蹴り込まれ自陣から攻めるしかない関西大。関西大は、ようやく敵陣に入るものの、パスの精度が下がり大きくゲインできない。同志社大も1点を守るべく規律のとれた必死のディフェンスで持ちこたえ、試合はノーサイドの笛が鳴った。
前半は、前節から先発バックス陣の多くを入れ替えて、調子の良い選手を起用して試合に臨んだ関西大が、終始優位に試合を進めていた。しかし、後半は、ハーフ団を入れ替えた同志社大が試合巧者ぶりを発揮し始め、セットプレーやブレイクダウンの優位性から得たペナルティで、コツコツとPGを確実に成功させスコアを重ねていった結果、最後は逆転勝利した。両チームとも反省材料は多いと思われるが、リーグ戦は第2節と始まったばかり。息の詰まるような大接戦を演じ、静岡のファンを沸かせてくれた両チームが、試合を重ねるごとに成熟していく様が今から楽しみである。
ムロオ・プレイヤー・オブ・ザ・マッチは攻守ともにキーマンとして活躍した同志社大学左FL奥平都太郎(2年)が受賞した。
(文責:(一社)静岡県ラグビーフットボール協会 小林聖子)
記者会見ダイジェスト
関西大学
森 拓郎監督
このような素晴らしい環境でラグビーの試合をすることができ、嬉しく思いました。静岡県協会をはじめ関係者の皆様に感謝します。
ゲームの方ですが、前半は準備してきたことができましたが、後半は同志社さんの戦い方が少し変わったと思うのですが、そこに対応できず失点を重ねてしまったことが敗因と感じています。悔しい結果に終わり残念ですが、学生達はすごくがんばってくれたので、次につながるよう、しっかり準備してチャレンジしていきたいと思います。
池原自恩キャプテン
このような素晴らしいスタジアムでの試合開催に協力してくださった協会、関係者の皆様に感謝します。
今日の試合は、前半は自分達が用意してきた形が出せて良かったのですが、後半に入ると同志社さんのタックルに対応しきれず、ペナルティやフォワードのスクラムなどで後手に回ってしまい自陣に入り込まれたことが敗因だと思います。1点差で負けたことは絶対に忘れず、次に切り替えていきたいです。
今井虎太郎選手
素晴らしい環境でラグビーの試合を開催していただき感謝します。
自分自身は後半から出場させていただきましたが、キャプテンからも話があったとおり、前半は準備してきたことが出せ、勝って折り返すことができましたが、後半はセットプレーが崩れ、オフサイド等のペナルティが増え、同志社さんに得点を積み上げられて逆転を許してしましました。僕らの課題は、最後に勝ち切ることであることを実感しました。同志社さんとは2年前にも同じように逆転負けした試合がありましたが、そこの部分で成長しなければならないと感じました。今日の試合は下級生が多かったのですが、もっと自分達上回生が引っ張ることができたら良かったのかなと思います。若いチームなので、次につながる良い経験をさせてもらったと思います。
――バックス陣は、本職と異なるポジションの選手や今シーズン初登場の選手などの起用が目立ったと感じたが、どのような視点で選手を起用したのか?
森監督
前節とは9番10番以外の先発メンバーが5人変わっています。脳震盪を起こした選手や前節で体を痛めた選手が出場できないことや、現時点で調子の良い選手を選んだことによります。今シーズン初出場となる澤口選手は、昨シーズンまではセンターではありませんでしたが、本人もやってくれるし、練習でラインが機能していたため、今日は13番をやってもらいました。他の選手も調子が上がってきたということです。
――後半ノートライとなった要因は、どのように考えているか?また、試合終盤は何度か得点の好機があったが、チーム内で焦りとかはあったのか?
池原キャプテン
後半は、パスミスであったり、アタックしながらもペナルティを犯してしまったりと、自分達のミスでトライを取りきれない部分が出てしまいました。今後も、この部分を厳しく直していかなければならないと思います。
接戦になることは試合前からわかっていましたので、接戦になったときを想定した練習も準備してきました。学生スタッフの分析に基づくラインアウトからのターンオーバーなどの練習は、今日の試合につながり良かったと思うのですが、チャンスをものにすることができなかったというところが悪かった点だと思います。
――前半のフィールド外からの視点と、後半に出場してからの視点は?
今井選手
チームとしてペナルティを少なくしようと意識していた中で、前半は、クリーンな試合運びができ、セットプレーも安定していたと思いました。同志社さんが、フォワードを使って体を当ててきたことに対して、関西大のフォワードも受けずに前に出たディフェンスができ、得点に結びつけることができたということが、前半の印象でした。
後半は、セットプレーが乱れ始め、自陣に入られることが多くなり得点されるようになりました。同志社さんもフォワードを動かしてきて、ディフェンスのところで受けてしまい、ペナルティが増えてショットで失点を重ねるようになってしまいました。後半途中から試合に入るときは、スクラムやラインアウトのセットプレーを修正して安定させること、また、ブレイクダウンのところでのペナルティが多かったので、立ってプレーすることをチームとして意識させようという思いで入りました。
――今回、初めて静岡県内の会場で関西大学Aリーグが開催されたことの感想は?
森監督
素晴らしいグラウンドでした。宿泊場所に関しても、静岡県協会に気を使っていただきましたので、学生自身もあまりストレスは感じず試合に集中できたと思います。本校は、あまり大学選手権に出場することができておらず、コロナ禍もあり遠征の経験が殆どありません。チームとして遠征の経験が無かったので、今後につながる良い経験ができたと思います。
同志社大学
宮本啓希監督
本日は、どうもありがとうございました。まずは、学生達に遠征という貴重な場を設けていただき、ありがたい気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
ゲームの内容については、御覧いただいたとおり息が詰まるようなゲームだったと思います。一番の収穫は、選手自身が自分達で考えてゲーム展開を最後まで持っていったというところです。そして1点の重みを、今日のゲームで勉強させていただいたので、次につながる大切なゲームになったと思います。また、関西大学さんによる自分達の素晴らしい形を徹底する姿は、自分達も次に向けて伸ばしていかなければならないと、たいへん勉強になりました。
梁本旺義キャプテン
本日は、どうもありがとうございました。
今日の試合は、勝利することができたということが一番良かったところです。ゲーム内容については、自分達のミスやペナルティで苦しい展開にしてしまい反省する部分が多いのですが、まずは勝利することができたということが一番の成長と感じています。次節も勝てるよう、しっかり準備していきたいと思います。
奥平都太郎選手
本日は、どうもありがとうございました。
先週の試合から今週の試合まで原点に帰って準備して、自分達ができることをやろうということで試合に入りました。前半は苦しい場面が続いたのですが、後半は、グランド内での選手同士のコミュニケーションの質がどんどん上がり、最後は勝つことができて嬉しく思います。来週からもリーグ戦は続くので、どんどんレベルアップして勝っていきたいと思います。
――監督初勝利の感想は?また、勝利までの道のりとしてはいかがか?
宮本監督
人生の中で一生忘れないと思います。このようなシーソーゲームで勝利することができたので、一生忘れないと思います。
勝利まで遠いか近いかということで言えば、遠かったです。ただ、ゴールはまだ先ですので、一歩一歩進んでいかなければならないと思います。これまで、横に居る梁本キャプテンは僕にも色々なことを言われ、怒られながらここまで来ました。そのような苦労が、1点差の勝利という形で報われたということが嬉しいです。
――後半、ハーフ団を入れ替えて、入った選手がトライしてゴールを決めたあたりから試合の流れが変わった印象がある。選手入替の決断は?
宮本監督
結果的には、勝利に向けたターニングポイントになったと思います。前半の反省から、後半の頭からハーフ団の2人を入れました。前半は、ボールを前に持っていきたいという私たちのゲーム運びができませんでした。前半が終了したところで、ボールのポジションを取らなければならないという判断で決断しました。
――関西大は、前半と後半で同志社大の戦い方が変わって対応できなかったと述べていたが?
梁本キャプテン
前半のハーフ団は1年生と2年生で、皆さん、前半はテンポがあまりよくなかったと感じているようですが、9番10番がプレーしやすいようにリードできなかったことは4回生である自分の責任です。前半と後半のハーフ団とでは経験の差が出たのかなという印象を持っています。
――ペナルティを得た際、フォワードとしては前に行きたいところでショットを選択したのは?
梁本キャプテン
まだまだフォワードが弱く、自分達がフォワードで前に行く選択をできない状況でしたのでショットを選択しました。今後は、勝利に向けてフォワードで前に行く選択ができるよう鍛え直します。
――エコパスタジアムでプレーした印象は?
奥平選手
春のシーズンに慶応さんと試合をしたとき以来となりますが、今回、このような大きいスタジアムでプレーできる機会をいただき、楽しみにして試合に臨みました。自分でも納得できるプレーが出せましたので嬉しく思います。
――関西大の6番の弟さんと対決しての印象は?
奥平選手
子どもの頃から同じチームでプレーして、今回初めて、試合相手という形でプレーをしました。子どもの頃から仲が良くて、試合中に目を合わしてしまうと情が入ってしまうため、目を合わさないよう敵としてみて頑張りました。
――今日の試合は、奥平選手は兄弟とも同じ6番。今まで一緒に試合に出たことは?
奥平選手
高校まで、弟はロックで自分はフランカーでした。同じチームに居ましたが、一緒に試合に出たことはありませんでした。
――試合の終盤、ショットを選択して得点を刻んでいったのはチームとしての判断か?
宮本監督
選手がピッチで判断しました。
――6月にもエコパスタジアムでプレーしていただいた。本日、静岡で公式戦の試合をしたことの感想は?
宮本監督
最初に申し上げたとおり、ワールドカップが開催されたスタジアムで学生が試合をすることができました。このようなスタジアムでプレーする機会はなかなかありませんので、素晴らしい経験をさせていただいたと思います。昨日利用した宿泊施設は、私がサントリーの現役選手だったときに利用した場所でもあり、懐かしい気持ちになり、宿泊施設を用意してくれた関係者の方に感謝します。
今日は、反省の多いゲームでしたが、このようなシーソーゲームを勝ち切れたことが大きかったと思います。次につなげていきたいと思います。
(文責:(一社)静岡県ラグビーフットボール協会 瀬尾 知繁)