2025年6月28(土)・29日(日)の2日間、各府県協会より推薦された選手による交流大会を実施。小学生の健全育成並びにラグビーの普及・発展に寄与することを目的とし、あわせて小学生プレーヤーの交流を促しミニ・ラグビーに対する正しい理解と心身の発達に応じた技術の向上を図る目的として開催いたしました。
今大会も子どもたちの安全を最優先し、また、今年は関西協会が100年を迎える記念大会として”ラグビーの聖地”東大阪市花園ラグビー場にて、第1日目36チーム、2日目24チームの全60チームで開催。参加選手は、関西協会管内の2府12県から1日目592人、2日目419人の総勢1,011人(昨年は995人)となり、たくさんの小学生プレーヤーが”花園”に集まり熱戦をくり広げ交流ができました。
今大会も、参加チームの女子選手による女子交流戦を同時開催。28日(土)は参加35名で4チームでの7人制、30日(日)は参加26名で2チームでの10人制と、集まってくれた選手ができるだけ出場し、楽しめるように対応しました。当日のその場で、チーム分けやポジションが発表されアップに入るといった流れの中で、コミュニケーションなどしっかり取っていくことが出来るのかと思っていたのですが、さすがにラグビーを愛する女子選手同士!すぐに打ち解け合い和気あいあいと、でもしっかりと試合に挑めるよう、チームごとにサインを決めたり声掛けをしたりと、自発的に取り組んでいました。試合が始まると、最初の方こそ少し硬さを感じましたが、徐々に色々な攻撃にチャレンジしたり、積極的にディフェンスにいくなど、先ほどチーム分けをしたばかりとは思えない一体感を魅せてくれました。ルールもしっかり遵守し、選手もとても良い表情で試合を楽しんでいることが伝わってきました。会場にいるチームメイトの男子選手、指導者・観戦者からの声援もたくさんいただき、試合は更に盛り上がりました。
わずかな交流時間でしたが、「また一緒にラグビーしようね!」「今日は一緒にできて楽しかった!」と嬉しそうに笑顔でお互いを褒めていました。今後もたくさん交流できる場を設けて、お互いをリスペクトしながら女子選手の仲間を増やし成長していければと思いました。

2日目の試合終了後には、100周年記念「東西学生対抗戦」が行われ、子どもたちは大学生のプレーを目の当たりにし、1日を通してラグビーを「する」「観る」「楽しむ」体験ができました。
予想外に梅雨が早く終わり、1日目・2日目とも晴天には恵まれたものの、真夏日の中での試合でした。このようなコンデションの中、大きな事故もなく盛大に開催でき、参加選手は、日頃の練習の成果を発揮し、好プレイの連続で白熱した試合を繰り広げてくれました。安全を第一に考え、小学生選手たちに活躍の場を提供して行くことが、普及育成の役割だとあらためて認識いたしました。
指導者の皆さまにおかれましては、ミニ・ラグビーに対する正しい理解と、心身の発達に応じた技術の向上と規則を守ることを大切にしていただき、本大会は選手たちの交流を大切にし、チャンピオンシップではない事をご理解いただき、今後とも普及育成にお力を貸していただくようお願いいたします。

最後に、大会運営に協力いただきました(公財)日本ラグビー協会、(一社)大阪府ラグビー協会、大阪府ラグビー協会医務委員会、関西ラグビー協会U12普及育成委員会の皆様、試合球をご提供いただきました(株)ゴールドウイン「カンタベリー」様には、大変お世話になり感謝を申し上げるとともに、引続きのご支援をよろしくお願いいたします。
関西ラグビーフットボール協会 U12普及育成委員会
大会の結果・詳細はこちら
フォトギャラリー
撮影:KRPU 新屋敷こずえ
撮影:KRPU 寺岡佑起